CSR情報

事業・サービスを通じた生物多様性保全

緑化事業を通じた生物多様性保全

住友林業緑化株式会社は、住宅や公園、まちづくりから自然環境の再生まで、あらゆる場面の緑化を総合的に提案しています。植栽計画に際しては保全レベルを4つのエリア(保護エリア、保全エリア、里山エリア、街区エリア)に区分し、生態系への影響を考慮して「地域性種苗」「自生植物」「栽培品種」を使い分けるようにしています。
例えば、自然公園などの保全エリアでは地域性種苗のみを用います。街区エリアでの住宅の庭づくりにおいては空間の彩りにも配慮し、自生植物に加えて栽培品種や地域の生態系に影響のない移入植物(明治以降移入)の一部も植栽しています。これらの考え方は、生物多様性に配慮した緑化植物「ハーモニックプランツ®(調和種)」として積極的に提案しています。また、地域の生態系への悪影響が明らかな種※1を使用しない方針を立て、同社の技術統括部署において、その使用の有無をチェックしています。

  • ※1 外来生物法に規定されている特定外来生物および生態系被害防止外来種

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「ハーモニックプランツ®」の考え方
ハーモニックプランツ®の考え方
植栽エリアについての考え方
植栽エリアについての考え方

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「ハーモニックプランツ®」の普及・定着に向けて

住友林業緑化株式会社は、住友林業の戸建注文住宅や分譲住宅に、生物多様性に配慮した植栽を採用しており、分譲住宅では2015年度に完工した710棟の外構植栽工事すべてで「ハーモニックプランツ®」による植栽を行いました。また、同年度にオープンした住友林業の住宅展示場全22カ所でも「ハーモニックプランツ®」による植栽工事を実施するなど、お客様への植栽提案に活用するとともに、社員の意識啓発を図っています。
さらに、2014年10月に住友林業とともに発売開始した総合的な庭提案「住友林業の庭」を主体に住まいと庭の一体設計を提案しており、植栽については「ハーモニックプランツ®」をもとに、生物多様性に配慮した計画の案内につとめています。
なお、「ハーモニックプランツ®」のうち、自生種の植栽本数についてはCSR中期計画で目標を設定しており、2015年度は住友林業の戸建注文住宅や分譲住宅に36,050本第三者保証マーク植栽しました。

「住友林業の庭」

「住友林業の庭」

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社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)の取得支援

住友林業緑化株式会社は、住友林業、株式会社インターリスク総研、株式会社地域環境計画とともに、「エコアセットTM・コンソーシアム」を通じて生物多様性に配慮した都市再生、既存緑地改修、里山再生などのコンサルティング事業に取り組んでいます。「エコアセットTM・コンソーシアム」が緑地保全計画のコンサルタントを行っている「トヨタの森」「三井住友海上駿河台ビル」「ソニーEMCS幸田」の3案件では、2011年度、社会・環境貢献緑化評価システム(SEGES)において、日本で初めて最高位の「Superlative Stage」認定を取得しました。SEGESとは、緑を守り育てる活動を通じて社会や環境に貢献している企業の緑地を対象に、特に優れた取組みを評価・認定する「緑の認定制度」です。
さらに、2015年度には、「エコアセットTM・コンソーシアム」が緑地活用のコンサルティングを行っている「出光興産株式会社愛知製油所」がSEGESの「Superlative Stage」認定を取得しました。今後も、コンサルティング事業を通じて生物多様性の保全に貢献していきます。

生物多様性に関するコンサルティング事業

住友林業緑化株式会社は、「エコアセットTM・コンソーシアム」を通じ、森林の環境共生技術などを活用した住友林業グループらしい特色ある生物多様性コンサルティングにより、地域や企業の自然環境共生に貢献していきます。

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愛知県の伊良湖休暇村公園整備事業

住友林業緑化株式会社は、「エコアセットTM・コンソーシアム」に参画している企業と共同で、2013年9月より愛知県田原市の伊良湖休暇村公園で海浜性植物をテーマに生物多様性に配慮した改修工事を行っています。近郊の海浜はアオウミガメの産卵地となっているほか、サシバやハチクマといったタカの渡り拠点となるなど、生態系ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。
本事業は、日本初の海浜性植物観察園「いらごさららパーク」を整備するもので、2014年10月には全5ヘクタールのうち、メイン施設となる観光エリア約2.5ヘクタールがオープンしました。2015年度には、展望台に通じる「自然石積の橋」および、池の中島に希少種を集めた「希少種保全ゾーン」が完成しました。
事業の推進にあたっては、土壌の「天地返し」によって地中に眠っている埋土種子を復活させ、元来そこにあった海浜植生の復元を試みるなど、さまざまな植生回復手法を採用しており、2017年度には全体の整備が完了する予定です。

自然石積の橋

自然石積の橋

希少種保存ゾーン

希少種保存ゾーン

「生物多様性読本」を制作

住友林業緑化株式会社は、2015年度、生物多様性についてわかりやすく解説した「生物多様性読本」を制作しました。2010年に生物多様性条約COP10で採択された「愛知目標」の達成年であり、かつ東京オリンピック・パラリンピック開催年でもある「2020年」に向け、生物多様性の主流化を図るためのさまざまな情報や活動のヒントを紹介しています。

「生物多様性読本」

    「生物多様性読本」

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