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ハイライト2:木質バイオマス発電が拓く未来

再生可能でクリーンなエネルギーの開発・普及は、世界全体で取り組むべき社会問題です。
住友林業グループは、再生可能な資源である「木」を軸とした事業でのノウハウを活かし、木質バイオマス発電事業に参画。木の利用用途拡大とその資産価値を高めながら、社会課題解決に貢献していきます。

再生可能エネルギーをめぐる社会動向

将来的な化石燃料の枯渇や価格の高騰への懸念、世界的な課題であるCO2排出削減などの観点から、世界各国が再生可能エネルギーの導入を進めています。一方、日本国内における再生可能エネルギーの導入状況は、全体の約11%(2013年度実績)と、主要先進国に比べて低水準となっています。

こうした状況を背景に、政府は2015年に「長期エネルギー需給見通し(エネルギー・ミックス)」を発表。再生可能エネルギーの比率を2030年までに22%~24%程度に高めることを見込んでおり、今後同分野のさらなる市場拡大が期待されています。その中でも、他の再生可能エネルギーに比べて安定的に電力を供給できる木質バイオマス発電は、ベース電源として注目されています。

長期エネルギー需給見通し
長期エネルギー需給見通し
(出所:経済産業省資源エネルギー庁資料)

当社グループの強みを活かした木質バイオマス発電事業への取り組み

当社グループの強みは、既存の林業・木材建材事業の集荷・流通網を活かして、バイオマス発電事業に不可欠な燃料用原木やチップ等の燃料を安定供給できることです。

例えば、2011年に運転開始した川崎バイオマス発電所では、関東一円から集められる住宅の建築廃材や廃パレットなどから生産されるリサイクルチップを主な燃料としています。また、2016年に営業運転を開始した紋別バイオマス発電所では、地域の林産業関係者や自治体の協力も得て、オホーツク地域から集荷される林地の未利用木材を主な燃料として利用しています。

紋別バイオマス発電所におけるバイオマス燃料の供給フロー 紋別バイオマス発電所におけるバイオマス燃料の供給フロー

200MW体制構築に向けて~紋別バイオマス発電所が営業開始

住友林業グループでは、2019年までに木質バイオマス発電事業を主軸とした再生可能エネルギー事業を200MW規模に拡大することを目指しています。その目標達成の柱の一つが、紋別バイオマス発電所です。同発電所は、当社出資比率51%の当社グループの連結会社で、当社が出資するバイオマス発電所としては最大規模となる50MWの大型バイオマス発電施設となっています。

また、同発電所はオホーツク地域の林地未利用木材を主燃料とした発電所で、当社グループで初めての山間地型発電所です。この森林資源の豊かなオホーツクの地に当社は社有林を保有しており、その社有林も含めた地元の森林資源を活用し、その収益を森林や地域に還元していきます。当社では、このような地域との共存共栄ができる循環型の発電事業を目指しています。

紋別バイオマス発電所
紋別バイオマス発電所
紋別バイオマス発電所

さらなるバイオマス発電事業の加速を目指して

当社では、現在稼働中の川崎バイオマス発電所(33MW)、紋別バイオマス発電所(50MW)、苫小牧バイオマス発電所(5.9MW)に加え、2018年4月に八戸バイオマス発電所(12.4MW)の運転開始を目指しています。これらの発電所の発電規模を合計すると、すでに100MW規模の木質バイオマス発電事業に出資参画していることになります。

さらに、将来に向けた投資も進めています。2016年5月には、再生可能エネルギー発電所の開発・運営を行う株式会社レノバに出資すると同時に、業務提携契約を締結しました。同社は、自社の発電所開発実績のほか、累計1,000件以上の環境コンサルティングの実績を持ち、再生可能エネルギー事業開発に関する広範な知見とネットワークを有しています。これらの取り組みにより、今後も木質バイオマス発電をはじめとし、様々な再生可能エネルギー事業を積極的に推進してまいります。

さらなるバイオマス発電事業の加速を目指して

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