CSR情報

公正で責任ある木材調達
よりエコロジーな住まいづくり

世界の森林は、違法伐採や過度な焼畑農業、農地転換などによって減少を続けており、
地球規模の社会的課題となっています。
同時に、再生可能な資源である「木」を軸に事業活動を行う住友林業グループにとって、
森林の減少・劣化は経営の持続可能性に関わる重大な問題です。
責任ある木造住宅・建築物の生産者として、また木材建材商社として、
仕入先とともに信頼できるサプライチェーン構築を推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

住友林業グループは、2007年に「木材調達方針」を制定し、2015年7月には建築資材、製品原材料や商品の調達も含む「住友林業グループ調達方針」に改訂しました。本調達方針に基づき、責任ある木材調達活動を実施しています。方針の実践にあたっては、CSR 推進室長を委員長とし、商社部門、住宅部門で木材を調達している各調達部門の管理責任者で構成する「木材調達委員会」を設置して、木材の調達基準や違法伐採のリスク評価などグループ全体の木材調達に関する重要な事項を審議しています。
2015年度は3回の木材調達委員会を開催し、輸入材の仕入先77社について合法性を審査し、労働安全衛生および人権への配慮などCSR の取り組み内容確認をしました。
「住友林業グループ調達方針」では、木材および木材製品の調達について、調達先と協力し以下の実践に努めることを規定しています。

木材調達委員会

住友林業グループ調達方針(サマリー)
1.合法で信頼性の高いサプライチェーンに基づく調達
2.公正な機会と競争に基づく調達
3.持続可能な木材および木材製品の調達

● 持続可能な森林経営が行われている森林からの調達を進めます。
● 調達する木材および木材製品のトレーサビリティの信頼性向上に努めます。
● 伐採国・地域における法令等の遵守に加えて、生物多様性や保護価値の高い森林の保全、
  森林と共存する地域の文化、伝統、経済を尊重します。

情報へのアクセス:木材を調達している各調達部門は、仕入先について合法的に伐採された木材・または木材製品のみを供給できることを確認しています。仕入先の名称や所在地に加え、調達する商品の名称、数量、含まれる樹種、およびその伐採地、認証・許認可等の有無や主な販売先など、地域ごとの駐在員が仕入先と密にコミュニケーションをとり、入手すべき情報の確認を行っています。

リスク評価:次に国や地域、樹種や木材の種類ごとに「木材調達委員会」で定められた調達基準に照らして、違法伐採に関するリスク評価を行います。

人権、労働および生物多様性保全、
地域社会への配慮

調達する商品については、仕入先へのアンケート調査や現地ヒアリングなどで以下の事項を確認しています。

● 供給品(の原材料)調達地域に労働者および地域住民の権利侵害が存在しないか。またその場合、配慮した伐採が行われていることを確認しているか。

木材調達デューディリジェンスの仕組み

● 供給品(の原材料)調達地域に保護価値の高い森林が含まれていないかどうか。またその場合、配慮した伐採が行われていることを確認しているか。

リスク低減のための対応:低リスクと評価されたもの以外については、追加的な情報(確証)の確認・取得、当社スタッフによるさらに詳細の現地調査や森林認証材の調達など、リスク低減のための対策を実施します。

各調達部門では、これらの活動の進捗状況を「木材調達委員会」に報告し、サプライチェーンにおける継続的改善を促しています。

マレーシアで木材調達の現地調査を実施

リスク評価に際しては、新聞報道や環境保護団体の指摘などにも注意を払っており、必要と判断した場合、詳細の現地調査も行ってきました。2015年度は、マレーシアのサラワク州における木材生産について2度目の調査を行いました。
サラワク州政府が運用しているのは、丸太のタグ情報と中継地における検品検査を活用した木材トレーサビリティーシステムです。サプライヤーの合板工場に当社スタッフが赴き、原料丸太から合板製品を製造する工程で違法伐採材混入のリスクと、原料丸太のタグ情報や工場受入れ時の書類を確認。実際にタグに記されたコンセッション(伐採地)も訪問した結果、当社取引先が調達する木材については伐採コンセッションまで遡ることが可能で、トレーサビリティを確認することができました。
さらに植林に使用する苗木の生産現場も視察し、持続可能な植林に由来する木材生産に現地の業界が真剣に取り組んでいることを確認しました。

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