CSR情報

国内における社会貢献活動事例

富士山「まなびの森」プロジェクト

1996年、関東南部を襲った台風17号により、富士山麓に広がる国有林が大きな被害を受けました。住友林業は設立50周年の記念事業のひとつとして、約90ヘクタールを「まなびの森」と名づけ、もとの豊かな森の姿を取り戻すために1998年より自然林復元活動をスタートさせました。
自然林復元のためのボランティア活動や環境教育を実施したほか、NPOなどの団体の活動の場として開放するなど、1998年~2015年度末までの「まなびの森」への累計訪問者数は23,650名にのぼり、2015年度は、社内外の延べ1,222名が「まなびの森」を訪れました。

ボランティア活動(植林~下草刈り~間伐など)

1998年のプロジェクト開始以来、社内外の多くのボランティアの力によって進められてきた復元活動も、植栽が完了し、育林段階に入っています。今後も下草刈りや枝打ち、間伐などの育林活動を継続していきます。
2015年度のボランティア活動回数は10回で、延べ315名が参加しました。

社内ボランティア

社内ボランティア

森林再生ボランティアの推移

森林再生ボランティアの推移

環境学習支援プロジェクト

2006年度からはNPO法人ホールアース研究所と連携し、地元小中学校の児童・生徒を対象とする「環境学習支援プロジェクト」を継続しています。活動内容は樹木や野生生物の観察や五感を使ったゲームなどで、これらの自然を見つめ直す機会を通じて自然の大切さを知ってもらい、新しい自然との共存関係を考えてもらうことを目的としています。2015年度は8校733名の児童を招待しました。

環境学習支援プロジェクト

環境学習支援プロジェクト

環境教育プログラムの推移

環境教育プログラムの推移

植生モニタリング・鳥獣生息調査

専門家による植生のモニタリング、鳥獣生息などの調査も2000年度より継続しており、地域の生物多様性について把握する貴重なデータとなっています。
森を育てるには悠久の月日が必要で、「まなびの森」も100年の計画です。100年先の未来も継続して行っていけるよう、森づくりや環境活動を通じて、一人でも多くの人に自然の大切さを知っていただく活動を継続していきます。

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群馬「まなびの森」での森林整備活動

住友林業と群馬県は、2012年7月に「県有林整備パートナー事業実施協定」を締結し、県と協働で赤城山山麓の森林整備を進めています。
群馬県は前橋市管内にある赤城の森を保有し、企業・団体と協力して、県有林の整備と保全を進めています。住友林業は2015年度の森林整備活動として「群馬まなびの森」を9月と10月に実施しました。ヒノキの苗木の植樹や地元森林組合の協力のもと間伐などを行い、オーナーのみなさまのご家族や、住友林業社員、協力工事店社員とそのご家族など、2回の活動で約240名の方々にご参加いただきました。森林の整備、保全は継続的な手入れが不可欠であり、2016年度も2回の活動を計画しています。

群馬まなびの森

群馬まなびの森

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名木・貴重木を後世に引き継ぐ技術の開発

住友林業は、各地の名木・貴重木を後世に引き継ぐため、樹木の性質をそのまま受け継ぐことができるクローン増殖技術の開発に力を注いでいます。
これまで伝統的に培われてきた挿し木・接ぎ木などの従来のクローン増殖技術に加え、最新の増殖技術である組織培養を活用し、桜を中心に日本各地の名木・貴重木の増殖に取り組むとともに、独立行政法人森林総合研究所、大学共同利用機関法人国立遺伝学研究所および公益財団法人遺伝学普及会と共同で、桜のDNAデータベースを構築し、高度な個体識別を進めています。個体の識別、種の多様性、生い立ちなどを確実に把握することで、貴重な樹木を次世代へつないでいきます。

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「御室桜研究プロジェクト」仁和寺に里帰りした御室桜クローン苗第1号が開花

京都の世界文化遺産・総本山仁和寺、住友林業および千葉大学は、京都府文化財保護課の指導のもと、2007年1月に「御室桜研究プロジェクト」をスタートしました。仁和寺境内にしか生育していない御室桜の生態は、通常の桜に比べて遅咲きであることや人の背丈ほどにしか成長しないことなど謎が多く、後世へ引き継いでいくためには、その科学的知見に基づく管理技術を開発することが必要です。
2012年2月には、住友林業筑波研究所が組織培養法で増殖に成功した御室桜のクローン苗の第1号を仁和寺に里帰りさせ、その桜が2014年4月に初めて御室桜本来の特徴である八重で開花しました。このたびの組織培養苗の開花は、樹齢360年を超える“名勝 御室桜”の保護に加え、京都の景観維持や文化の継承に大きく寄与するものであり、社会的意義があるプロジェクトとして引き続き調査・研究を進めていきます。

組織培養で増殖し仁和寺に植栽した第1号の御室桜

組織培養で増殖し仁和寺に植栽した第1号の御室桜

「京の杜プロジェクト~桜がつなぐ架け橋~」への協賛

住友林業は、京都の世界文化遺産・総本山醍醐寺と共同で「京の杜プロジェクト~桜がつなぐ架け橋~」を実施しています。
2014年3月、京都市の醍醐小学校で1年間育てた太閤しだれ桜のクローン苗である「太閤千代しだれ」を東日本大震災の被災地・岩手県宮古市の崎山小学校に寄贈する植樹祭が実施されました。このプロジェクトは、京都の寺社で大量に発生する落ち葉の有効活用をめざし、醍醐小学校の児童たちに落ち葉拾い、堆肥づくり、堆肥を利用した桜の育成を担ってもらい、成長した桜を被災地の小学校へ届けるもので、2012年11月から活動しています。
住友林業は、落葉拾いへの社員参加、「太閤千代しだれ」の苗木2鉢の寄贈、社員による環境学習教室、ラジオによるプロジェクト告知活動などを通じて、醍醐小学校の児童たちが桜を育てるプロセスを支援してきました。2016年3月には、醍醐小学校の児童代表4名が醍醐寺の僧侶と宮古市を訪れ、宮古小学校の児童と一緒に防災教育、被災者の法要に参加するとともに、桜の植樹式を行いました。
今後は寄贈した桜の成長の支援を通して、京都市と宮古市の小学生たちの交流も支援していく予定です。

植樹式

植樹式

北野天満宮本殿前「御神木の梅」組織培養による苗木増殖に成功

住友林業は、京都の北野天満宮本殿前に御神木として祀られている梅の保護・保存を目的に、後継稚樹の増殖に関する研究開発を進めています。2015年2月、バイオテクノロジーの手法である組織培養法によって、この貴重な梅を後世に引き継ぐ苗木の増殖に成功しました。梅の古木からの増殖成功および苗生産などの実用化を想定した研究開発としては、世界初の例となります。
このたび組織培養で増殖した「御神木の梅」は樹齢300年以上と推定されており、保護・保存に加え、京都の景観維持や文化の継承に大きく寄与するものであると考えています。今後もDNA鑑定による品種調査を進めるとともに、本宮にある他の梅についても組織培養技術での保護・保存を進める予定です。

  • ※ 学術資料検索サイト「Web of science/Google Scholar/J DreamIII」調べ

組織培養で増殖した「エバヤマザクラ」が里帰り

住友林業が広島大学附属高等学校の研究チームへ技術サポートを行った、広島市指定天然記念物「エバヤマザクラ」の組織培養による増殖が、2012年10月に成功しました。その後、増殖に成功した苗は、住友林業が同校から引き継ぎ、筑波研究所で育苗を行っていましたが、150cm程度に成長したことから、2016年2月広島に里帰りさせるとともに、同校において記念植樹を実施しました。
記念植樹は、同校に2本、広島市中区江波地区の公園に6本が植樹されました。
また、2016年3月には、東日本大震災の被災地であり、同校と同じSSH指定校である福島県立磐城高等学校と会津学鳳高等学校の2校にも寄贈し、植樹式を実施しました。

  • ※ 広島大学附属高等学校は、スーパーサイエンスハイスクールに2003年に初めて指定され、2012年度から第3期目の指定を受けている。スーパーサイエンスハイスクールとは、文部科学省により、将来の国際的な科学技術系人材を育成することを目的とし、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う高校を指定、支援する制度で、2002年より実施されている

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オーナー交流会 ふれあいの森 植林ツアーを開催

2015年5月に住友林業発祥の地である愛媛県新居浜社有林において、住友林業のオーナー交流会「ふれあいの森 植林ツアー」を開催しました。このツアーは植林を通して当社グループの持続可能な山林経営を身近に感じていただくこと、また体験交流を通して、オーナーとの良好な関係を構築することを目的としています。
今回は18組48名の方に参加いただき 0.3haに約900本のヒノキ苗の植林を体験いただきました。

植樹式

植林の様子

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