CSR情報

海外におけるコミュニティ開発・地域貢献活動事例

事業を展開する地域社会への貢献

住友林業グループでは、事業を通じて地域の持続可能な発展に貢献することを目指し、海外での事業の開始や拡大の際には、「環境に配慮する」ことと同時に、「地域経済の活性化や雇用の促進を図り、地域社会と共生する」ことを方針に掲げています。

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インドネシアでの地域社会貢献活動

「KTI教育財団」を通じた子供たちへの支援

インドネシアのクタイ・ティンバー・インドネシア(KTI)では、2000年、創立30周年事業として教育を通じたインドネシア国民の生活の向上、社会活動の実施を目的に「KTI教育財団」を設立。主に工場が所在する東ジャワ州プロボリンゴ市周辺の貧困家庭の子供たちへ小学校・中学校での学習道具や制服の支援をしています。2016年度は、学生30名への学習道具支援、障がいのある児童への支援金を提供しました。

KTI教育財団が机などを寄付した子供たち

KTI教育財団が机などを
寄付した子供たち

「プロジェクトEARTH」の取り組みを通したコミュニティ開発

住友林業は、国内の戸建て住宅における主要構造材の伐採・運搬・加工・住宅建設工程で排出される二酸化炭素を、インドネシアの荒廃地や耕作不適地に植林することで、オフセットする取り組み「プロジェクトEARTH」を実施しています。

2009年からプロジェクトでは、植林の際に必要となる道路の整備など地域のインフラ拡充につながる活動も行っており、地域住民の生活向上の一助となっています。また、定期的に地元小学校や幼稚園に学習道具の寄付なども行っています。

今後は補植・育林・火災対策等の植林地管理と苗木配布の拠点となる苗畑の整備を行い、参画した地域住民による植林を引き続き支援していきます。

スピットウラン村の幼稚園

植林を開始した
スピットウラン村の幼稚園

スピットウラン村の7年生のバルサ

スピットウラン村の7年生のバルサ

苗木の無償配布による地域貢献とインフラ整備支援

パーティクルボードの製造・販売を行うリンバ・パーティクル・インドネシア(RPI)では、地域の住民に苗木を無償配布し、苗木が育ち成木となったあとは原材料として購入することで、地域経済および地域の緑化に貢献しています。また、モスクの修繕支援や道路舗装などにも、継続的に取り組んでいます。

地元ケンダル県への苗木の寄付

地元ケンダル県への苗木の寄付

海外植林における伝統文化の尊重

インドネシアの植林事業では、2012年に世界銀行のグループ機関であるIFC(International Finance Corporation:国際金融公社)とアドバイザリー契約を締結し、近年重要視され始めている「保護価値の高い森林(High Conservation Value Forests: HCVF)」の考え方に沿って、IFCと共同で事業地内の調査を実施し、希少な動植物や生態系の保全だけでなく、地域コミュニティの伝統的、文化的アイデンティティにとって重要な森林の保全に努めています。

村落ミーティングの様子

村落ミーティングの様子

持続的な泥炭地利用の技術開発と修復への貢献

インドネシア・西カリマンタン州で行っている大規模植林事業では、泥炭地における劣化林での持続的な植林技術の開発に努めてきました。大量の炭素を蓄積する泥炭地は、乾燥すると地中に埋蔵された泥炭が分解し二酸化炭素の排出をもたらすだけでなく、大規模な森林火災の原因ともなります。そこで、土地が乾燥しないよう年間を通じて水路の水位を一定に保つことのできる技術開発を、膨大なデータの蓄積を基に行ってきました。成果は、関係省庁や大学などで発表し、一部は新しい政策にも導入されてきました。また、技術概要を積極的に公開することで、低環境影響負荷の技術の普及に努めています。さらに、開発してきた技術は大規模な火災跡地の修復にも応用できると期待されています。

綿密なデータに基づいて設計された植林事業地

綿密なデータに基づいて設計された植林事業地

泥炭地水位のモニタリングの様子

泥炭地水位のモニタリングの様子

インフラ整備の支援と事業地近隣での小学校建設

インドネシアで大規模な植林事業を展開するマヤンカラ・タナマン・インダストリ(MTI)では、地域社会の持続的な発展を重要な経営課題と位置付け、教育、医療・衛生、インフラ整備、農業などの生計向上などの分野において、地域住民のニーズに応じた活動を実施しています。

2015年度から事業地近くに位置する村の小学校の校舎建設を行い、ボランティアで子供たちを教える教師へ支援を開始しました。また、地域の生活基盤や自然環境にダメージを与える森林火災を防ぐために、火災リスクを知らせる掲示板の設置や消火訓練を住民とともに実施しています。

事業地内の小学生への文房具の支援

事業地内の小学生への文房具の支援

集落に設置した火災リスクの掲示板

集落に設置した火災リスクの掲示板

インドネシアにおける「グリーンフォレストリーエキスポ」への出展

2016年5月、インドネシアに拠点を置く住友林業のグループ会社7社が共同で「インドグリーンフォレストリーエキスポ」に出展し、当展示会の展示内容のわかりやすさを評価するコンテストにおいて民間産業部門3位に選ばれました。

展示会では、インドネシアでの植林による社会貢献、製造事業、ゼロエミッションなど、環境と社会に貢献する、「伐って、使って、また植える」サステナブルな林産業を展開していることを、写真パネル、商品サンプルを用いて来場者に紹介しました。

また、来場者に、アカシアや果樹の苗木を配布するとともに、バルサで作成した積み木を用意し、地元の子供たちやインドネシア環境林業省などの政府関係者をはじめとする来場者の方々に直接木に触れていただく機会を提供。住友林業グループと森や木の大切さに興味を持っていただく貴重な場となりました。

  • ※ クタイ・ティンバー・インドネシア、リンバ・パーティクル・インドネシア、インドネシア住友林業、ワナ・スブル・レスタリ、マヤンカラ・タナマン・インダストリ、アスト・インドネシア、シナール・リンバ・パシフィックの7社
多くの来場者でにぎわうブース

多くの来場者でにぎわうブース

バルサの積み木の展示コーナーで遊ぶ子供たち

バルサの積み木の展示コーナーで遊ぶ子供たち

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パプアニューギニアでの社会インフラ整備

パプアニューギニアのオープン・ベイ・ティンバー(OBT)は、1984年より植林事業を展開し、カボク地区、モコルコル地区、アリエナンデ地区、メベロ地区の各地域の経済発展に大きく貢献してきました。2007年4月に住友林業のグループ会社となり、植林木資源の健全な拡充と有効活用を進めています。

パプアニューギニアは政府による社会インフラ整備が十分ではないため、OBTで社員や地域住民が利用できるように病院やスーパーマーケットを運営しています。近隣の村々では、OBTの看護師による巡回を定期的に実施し、乳児検診や 病人へのアドバイスを行っています。

2016年度は、近隣集落の教会施設を整備するために資材を供給したり、地域住民を対象にしたエイズ防止の啓発を実施しました。また、大型病院への患者移送用に社有車の四輪駆動車を診療所優先車として配置しました。

診療所用に配置した患者移送用の四輪駆動車

診療所用に配置した患者移送用の四輪駆動車

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オーストラリアにおける小児病院などへの支援

オーストラリアとアメリカにおいて戸建および集合住宅の建築・分譲販売を行っているヘンリーグループでは、宅地開発業者や部材業者などの協力を得て建設した1棟の分譲住宅をオークションで販売し、その収益を小児病院などに寄付する「GOOD FRIDAY CHARITY AUCTION」を実施しています。

この活動には、土地の提供から設計、積算、部材製造・調達、工事管理、建築など、取引先も合わせ数百名が参加。1993年の開始以来、37棟の住宅のオークションによる寄付総額は13百万豪ドル超にのぼり、難病に苦しむ子供たちの医療費などに使用されています。

23年目となった2016年のオークションは、オーストラリアのビクトリア州で3月に開催。メルボルン北部のミックルハムに建築した2階建て住宅が663千豪ドルで落札されました。

戸建住宅のオークション

戸建住宅のオークション

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地元のレスキュー活動に対する協力

ニュージーランドのタスマン・パイン・フォレスト(TPF)では、レスキューヘリを運営するNelson Marlborough Rescue Helicopter Trustのスポンサーとなっており、2017年度に5万ニュージーランドドルの寄付を実施予定です。

同社は、年間約400回、地域内で発生した自然災害やレジャー中の事故等に対し、緊急ヘリを出動させています。

ヘリコプターにはTasman Pineのロゴが掲載される予定です。

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アメリカでの地域住民との協働による次世代支援活動

アメリカでキャビネット製造と販売を行うキャニオン・クリーク・キャビネット・カンパニー(CC)では、地元玩具メーカーに製品製造の際に発生する木材の端材を提供し、木製玩具やパズルを児童保護施設や児童病院に寄贈するなど、地域への貢献を継続して実施しています。

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ミャンマーでの寺子屋建築

住友林業は、ミャンマーで“寺子屋”を建築する「ミャンマー寺子屋応援チーム」の発起人を務めています。2014年に開始したこの活動は、趣旨に賛同いただいた企業や個人の寄付により2016年11月には3校目の寺子屋が完成しました。建て替え前は、簡単な校舎しかなく、特に雨季の大雨の日には授業ができないような環境でした。完成後は、賛同企業からの参加者とともに、現地にて開校セレモニーを毎年実施しており、子供たちとの交流の機会を持っています。

今後も「ミャンマー寺子屋応援チーム」として毎年1校建築することを目標に継続して支援していきます。

寺子屋竣工セレモニーの様子

建て替え前の授業風景

寺子屋の外観

建て替えた寺子屋の外観

「ミャンマー寺子屋応援チーム」による寺子屋建築の実績
寺子屋名 完成時期 建築地域 児童数 賛同者
ウィチュエー トゥピィ
寺子屋小・中学校
2014年10月末 ヤンゴン市ミンガラドーン区 約260名 18社4個人
ピィンニャー ティンギー
尼寺子屋小学校
2015年11月末 ヤンゴン市ミンガラドーン区 約120名 18社4個人
ミィッター・ヤウンチー
尼寺子屋小学校
2016年11月 ヤンゴン市南ダゴン区 約180名 19社5個人

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ネパール・マナスル森林再生プロジェクトに支援、植林・植栽分野で技術協力

住友林業は、アルピニストの野口健氏が代表を務めるNPO法人ピーク・エイドがネパールで実施する「マナスル森林再生プロジェクト」において、植林・植栽に関する技術支援・協力を行っています。

マナスルはヒマラヤ山脈の一角を成す 8,000 メートル級の峰で、かつてはうっそうとした原生林が広がる緑豊かな土地でしたが、昨今の村の人口増加や、生活のための無秩序な伐採等により森林が荒廃しています。また、森林荒廃による土砂崩れが発生し住民の生活を脅かすようになってきています。

そこで住友林業は、野口氏が立ち上げた森林再生のプロジェクトに対し、育苗や育林に詳しい技術者の現地派遣などを通じて技術側面からアドバイスを行っていくことにしました。2016年度は、3年をめどとした2年目の活動で、現地における苗木生産や植林候補地、植林方法に関するアドバイスを行いました。

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