

立地概念図
※静嘉堂文庫(休館中・2022年4月以降再開予定・約370m)
国分寺崖線隣接の邸宅地に誕生。
立地概念図
※静嘉堂文庫(休館中・2022年4月以降再開予定・約370m)
現地周辺航空写真(2021年11月撮影)
現地周辺航空写真(2021年11月撮影)
武蔵野の自然を今に残す潤い豊かな場所。「国分寺崖線」沿いには、豊かな自然を求め、都内でも名だたる住宅エリアが形成されています。
概念図
概念図
世田谷区は、みどり豊かな住宅都市として、かけがえのないみどりを大切にしてきました。みどりは、そこに住む人々に潤いと安らぎを与えてくれるばかりでなく、環境や安全のために欠かせない存在でもあります。また、多くの生きものにとって重要な生息空間でもあります。区内には、大きな自然の営みと、歴史の流れを肌で感じることができる場所があります。それは国分寺がいせんと呼ばれる「崖の連なり」です。多摩川が10万年以上の歳月をかけて、武蔵野台地を削り取ってできたこの段丘と、その周辺に残る樹林や湧水などの自然環境は、まとまった緑が多く残る、みどりの連続性が高い地域として、世田谷区の「みどりの生命線」と言われる貴重なものになっています。
樹林や湧水等の豊かな自然環境が残る「国分寺崖線」を世田谷区では「せたがやのみどりの生命線」と位置づけ、かけがえのないこの自然を守るために国分寺崖線を守る4つの条例を定め、建築などにも風景づくりを念頭に置いた義務を設けるなど保全整備の取り組みを進めています。暮らしをとりまく周辺の自然環境は大切に守られ、今後も潤い豊かな住環境が維持されていきます。
●「世田谷区国分寺崖線保全整備条例」
崖線とその周辺の良好な景観形成と住環境の整備を図るために、建築に関する制限などを定める。
●「斜面地における建築物の制限に関する条例」
崖線をはじめ斜面地に建築される集合住宅について、周辺の良好な住環境との調和を図るために、建築に関する制限などを定める。
●「風景づくり条例」
地域の風景に考慮し、世田谷らしい風景を作っていくため、一定規模以上の建設行為について届け出義務などを定める。崖線とその周辺を重点的な地域「水と緑の風景軸」として重点的な地域に指定し、届け出範囲、行為を強化する。
●「みどりの基本条例」
保存樹木制度や特別保護区などの制度と共に、建築行為等に伴う緑化率等を強化する。