その担い手たちの横顔 Designers File

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前田 哲利 建築士

お客さまらしい家をつくる。

お客さまはどんなご家族でどんな暮らし方やくつろぎ方を好まれるのだろう?お好きなものや、大切にされているものは何だろう?いろいろなお話をお伺いし、お客さまのご要望やまだ言葉にならない想いやイメージを共有しながら、設計案を練り上げ、ご一緒に住まいをつくりあげていきます。やがてそこでご家族の思いどおりの暮らしが実現し、いつか新しい住まいを訪れたご両親やお友達が「あなたたちらしくていい家だ」と思ってくださることを目指して。

Work style

  • ご家族が大切にしているものを知る
  • 空間全体をデザインする
  • 素材感を活かす

Design

最近の設計実例から

大阪府 Sさま邸

Sさまは仲のよいご家族です。お隣はご両親のお住まいで、庭には大きな桜の木があります。その眺めを楽しめるように窓を配置しながら、ご家族が楽しく集い、お子さまが元気に駆け回ることができる家をプランニングしました。

ご家族が大切にしているものを知る

住まいの主役はご家族です。私の役割は、ご家族のライフスタイルや好みを知り、理想とする空間を、設計図として表現することです。“ここで団らんの時を過ごしていただけたら”、“ここで本を読んだり、くつろいでいただけたら”…その場面を思い浮かべながら、設計を進めます。

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リビングに続けて高さを一段上げた畳スペースを設けました。床の高さが変わることで空間に変化が生まれます。高くなったところはイス代わりにもなります。リビングと畳スペースを一体として広く使っていただきたいと思いました。

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2階にはファミリーコーナーを設けました。造り付けのカウンターで、勉強したり読書をすることができます。天井までの書棚も現場で製作しました。この空間も、ご家族そろって楽しく過ごしていただける場所です。

空間全体をデザインする

空間はただ“箱”として存在するわけではありません。他の空間とのつながりや光の表情、窓から見えるもの、さらにインテリアを構成する素材の色や感触も含め、全体として人の感性に働きかけてくるものです。総合的にデザインすることが大切だと思っています。

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2階の主寝室は、緩やかな勾配天井で空間に変化をつくりました。コーナーに寄せて設けた窓は、お隣の庭の桜を楽しむためのものです。カウンターを設け、小物を置いて楽しんでいただけるようにしています。腰壁には爽やかなブルーのクロスを張り、床は濃い茶色で仕上げました。プライベートな時間をゆったりと過ごしていただけます。

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玄関からリビングへ、光に誘われて進む廊下をつくりました。この先にどんな空間が広がるのか、訪れた人の期待が膨らみます。階段の桁を黒く塗装し、空間のアクセントにしました。

素材を活かす

木は樹種によってさまざまな表情を持ち、色合いも異なります。人工の物にはない深みを備えており、住まいの素材としてぜひ活用したいと思っています。床や建具、家具などで樹種を一つにそろえるスタイルもありますが、いろいろな種類の木を組み合わせれば、多彩な表情を楽しむことができます。

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1階の床はチェリーです。ご夫婦がぜひ使いたいと選ばれました。一段高くした床面にはオークを使い、ダイニングテーブルの天板はミズナラです。あえて樹種を変えて素材の表情が楽しめる空間にしました。

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キッチン前のカウンターにはオーク材を使いました。柱は建物の構造上必要な物ですが、空間のアクセントとして美しく見える場所を検討しました。

Photo gallery

  • case1
  • case2
  • case3
  • case4
  • case5
前田 哲利 設計士

設計を終えて 私はいつも、自分なりに工夫したヒアリングシートを使ってお客さまの暮らしぶりについてお伺いするようにしています。そしてお客さまに似合う住まいを設計することを心がけています。Sさまご一家はとても明るく仲のよいご家族で、毎回楽しく打ち合わせをさせていただきました。畳スペースが続く1階のリビングは、ご家族の広い遊び場にしていただければと思って設計したものです。実際、お引き渡し後もソファを置かずに広々と使っていると伺ってうれしく思いました。これからもSさまご一家らしい毎日を楽しんでいただけたら幸いです。

前田 哲利 設計士 Norikazu Maeda

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