20坪台から50坪台まで。
8邸の “わが家の物語”を集めた、最新実例集。
20坪台から50坪台まで。
好きなものを集めて、飾って、心がおどる家の実例をご紹介
CONCEPT
ご夫婦が思い描いていたのは、流行に左右されず、
時を経るほどに愛着が増していく住まいでした。
ご夫婦ともに幼少期を戸建てで過ごした経験から、
購入するなら迷わずマンションではなく一戸建てを選択。
新築らしさよりも経年による風合いを
楽しめる家にこだわりました。
半屋外のような土間にはお気に入りの家具や緑を置き、
中庭から差す光の移ろいを感じられる、
心地よく穏やかな住まいとなりました。
POINT01
設計担当の提案で、
南側道路に面した敷地には大きな窓を設けず、
中庭と土間を配して柔らかな光を取り込むプランに。
土間は外と内をつなぐ中間スペースとして
手持ちの家具を置き、
植物の世話やくつろぎの場に活用できます。
小上がりの畳スペースではごろりと横になったり、
窓辺の緑を眺めたりと、
夫婦が思い描いた穏やかな暮らしを実現しました。
POINT02
土間やLDKは、奥さまがこれまで集めてきた
お気に入りの家具や植物が置かれ、
外と内をつなぐ心地よい空間です。
床材には、ダイニングテーブルに合わせて白みがかった
オークの無垢材を選定。
ホワイトオイル仕上げにすることで、
オーク特有の経年による黄変を抑え、
長く美しい表情を保てるよう工夫されています。
厚みにもこだわり、土間との段差で木口が見える納まりとし、
素材感を際立たせています。
1日の時間の経過とともに、
光が差す場所が変わっていくのが楽しいです。
中庭から続くリビングの壁が
内と外をつなげて、開放感はありつつも、
土壁のような質感には包まれるような
落ち着きもあって、
明るさを抑えた空間を楽しんでいます。
要望を伝えると、
その通りに応えてくれるのが一般的ですが、
住友林業の設計担当さんは、
ちょっと違う角度からの提案で
それがよかったです。
畳コーナーもお気に入り。
木の天井を見上げたり、出窓から見える
外のヤマボウシを眺めたりしています。
住まいを形づくる大きな要素である天井・床・壁。
その素材や色の選び方ひとつで、
空間の雰囲気や心地よさは大きく変わります。
毎日の暮らしをより豊かにするために、
細部までこだわった仕上げを取り入れた実例をご紹介します。