ニュースリリース(2010年)

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2010年5月20日

 北海道紋別社有林の広葉樹間伐材から「紋別の森」家具シリーズを開発
間伐材等の有効活用を推進し、国内山林の活性化と環境保全へ

住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区大手町1丁目3番2号)は、北海道紋別の社有林を中心とした森林から伐り出される広葉樹間伐材等を有効活用した家具『「紋別の森」シリーズ』 を開発し、その販売を進めることとなりましたのでお知らせいたします。

社有林の間伐材をはじめ、家具等の材としては使われていなかった周辺山林の未利用材の有効活用を通し、国内山林の活性化、環境保全の一助となる国産材の積極活用の取り組みを推進してまいります。

当社ではかねてから住宅商品における国産材の積極活用を推進しており、住宅主力商品においては、主要構造材に占める国産材の使用比率を70%にまで高めています。構造材に加え、室内インテリア家具においても国産材を積極的に活用すべく、国産材の良さ、木の良さを活かした家具開発を進める「紋別の森」プロジェクトをメンバー企業全11社で立ち上げ、インテリア家具において広葉樹間伐材等を有効活用した「紋別の森」家具シリーズとして開発しています。さらに、このような取り組みに賛同する企業へ広葉樹間伐材等の供給を推進し、政府が掲げる「木材自給率50%」達成にも貢献してまいります。

 
「紋別の森」家具シリーズ開発経緯
 

北海道紋別にある当社社有林の面積は、約15,314haで、山の手線内の面積の約2.4倍の広さを有しています。森林を健全な森として育てるためには、成長の過程で曲がるなどして形状の良くない木々は間伐し、長期にわたり、定期的に手をかけていくことが重要です。曲がりのある間伐材、未利用材等は、従来は木材製品としての加工が難しく、その大半はパルプの原料、または燃料としての薪として利用されるか、あるいは未利用のまま廃棄されることが一般的でした。

当社紋別社有林の広葉樹間伐材には、樹齢80年以上、中には90年を超える年月をかけて育った木々もあり、燃料やパルプ等の原料以外の有効活用を検討するため、メンバー企業各社の得意分野を活かし、平成20年4月、当社が中心となり発足したのが「紋別の森」プロジェクトです。

本プロジェクトでは、当社が間伐材の提供を行い、優れた技術を持つ北見木材(株)が木材の乾燥・加工、家具メーカーである(株)ファイングレーン及び家具デザイナーが家具のデザイン・製造、市場(株)が販売を担うなど、プロジェクトメンバー各企業の得意分野を結集し、木の持つ独特の風合いを活かし、長く愛着を持って使える家具づくりをめざしてきました。そして試行錯誤の結果、子供部屋、リビング・ダイニング用家具として誕生したのが、「紋別の森」家具シリーズです。

   
「紋別の森」家具シリーズ
 

<子ども向け家具>
学習机一式(デスク、デスクワゴン、引き出しユニット)、本棚、ベッド、丸テーブル

<リビング・ダイニング用家具>
ダイニングテーブル、ソファ、センターテーブル、AVボード、シェルフ(飾り棚)

   
「紋別の森」家具シリーズ特長
  子供向け家具、家族の集まるリビング・ダイニング向け家具について、紋別社有林材のミズナラの間伐材を中心に開発しています。
  紋別社有林のミズナラは、北海道の厳しい自然の中で成長しているため、木目が詰まったきめ細かく美しい木肌を持ち、落ち着いた雰囲気を持つ本物の木の風合いを楽しめます。
  一本一本の木々の持つ木目やフシには同じものがなく、オンリーワンの家具となります。
未来を担う子供達、そして家族のために、良いものを大切に継続して使い続けることができるよう、品  質にこだわった家具づくりを実現しました。
  紋別社有林で間伐し、加工、製造まで北海道北部で行うためウッドマイレージが短く、ロシアや北米の輸入材に比べCO2の排出量の削減に貢献しています。
 

紋別社有林からの出材のため、材料のトレーサビリティ*1が明確であり、適性に管理された森林からつくられた家具であると言えます。

   

*1 トレーサビリティ (材料が)どのような経路をたどってきたか、さかのぼって確認できること。

   
「紋別の森」プロジェクト賛同企業
  ・市場(株) ・北見木材(株) ・住友林業(株) ・住友林業フォレストサービス(株) ・(株)シラカワ ・(株)筑波産商  ・プライム デザイン オフィス  ・プラス ワン プロダクト デザイン ・(株)ファイングレーン ・(有)北海道家具運輸  ・(有)紋殊  (11社 50音順)
   
今後の展開
 

現在は紋別社有林のミズナラを中心とした間伐材等を原材料として、子ども部屋、リビング・ダイニングの家具を開発、製作していますが、今後は使用する樹種を増やすとともに、紋別社有林を中心とする周辺のSGEC認証林から出材される間伐材も含めて使用していく予定です。又、賛同企業への間伐材等の供給や製品の供給も推進して参ります。賛同企業へ向けた取り組みの拡大は、国産材の積極活用につながり、適切な間伐は健全な森を育て、新しい動植物の成長を促し、持続可能な自然環境の保全へとつながっていきます。

当社では、2006年9月に、「緑の循環」認証会議(SGEC)による日本独自の森林認証※2を、国土の1000分の1の広さに相当する約4万haの国内所有山林について一括取得しており、北海道、和歌山、四国、九州の各地域の社有林が、周辺環境に配慮し且つ適正に管理されていることへの評価をいただいております。この「紋別の森」シリーズの家具一点一点について、今年中には、SGEC認証林産物流システム※3を整え、SGECマークの取得をめざします。当社のみのオリジナル家具とするのではなく、認証林から出材される間伐材の積極活用は、更なる森林整備、自然環境の保全に通ずるという理念に賛同する企業に向けて、材の供給も進めていく予定です。

※2 SGEC森林認証
・2003年に設立された日本独自の森林認証制度。森林が適正に管理され、持続可能な林業経営と環境保全にも配慮されている森林について第三者機関であるSGEC(「緑の循環」認証会議・Sustainable Green Ecosystem Council)によって認証される制度。

※3 SGEC認証林産物流システム(分別・表示システム)
・加工・流通過程においては、SGEC認証森林からの林産物を分別・表示管理し、“信頼と安心”のSGEC環境ブランドを消費者に提供するが認められる「林産物流システム(分別・表示システム)」による事業体認定システム。


以上

《お問い合わせ先》

住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 大屋・佐藤
TEL:03-3214-2270
FAX:03-3214-2272
 
《お客様からの商品に関するお問い合わせ先》
住友林業株式会社
住宅事業本部 技術部 川村
FAX:03-3214-3711

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