ニュースリリース(2010年)

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2010年7月22日

第4回キッズデザイン賞 2部門で受賞
視認性を高めた「オリジナル階段」・行動観察による「子供たちのお気に入りの床調査」
~ユニバーサルセーフティ部門とフューチャーアクション部門にて~

住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田大手町1丁目3番2号)は、キッズデザイン協議会(内閣府認証NPO 本部:東京都文京区)が主催する「第4回キッズデザイン賞」において、“ユニバーサルセーフティ部門”と、“フューチャーアクション部門”のあわせて2部門で、当社の提案が選出されましたのでお知らせいたします。本賞は昨年に続き2年連続の受賞となります。

本年のキッズデザイン賞は、子育て支援・少子化対策の機運の高まりに合わせ6つの部門が設けられ、商品デザイン、建築・空間デザイン、コミュニケーションデザイン、リサーチ等の分野において、応募総数335点の提案の中から185点が選出されています。今後も当社では、子供の健やかな成長につながる安心・安全、快適な住まいづくりをはじめ、木の魅力を活かし、家族の暮らしに合わせた心地よい住まいを提案して参ります。

<キッズデザイン賞>  
 

「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「創造性と未来を拓くデザイン」、そして「子ども達を産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度です。子ども向けの製品・サービスに限らず、大人向けのものでありながら子ども目線を持った、良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動などを対象としており、受賞作品は「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
(キッズデザイン協議会HPより)

<受賞内容>
【住友林業株式会社オリジナル EM階段】
  ■部門

ユニバーサルセーフティ部門 (大人を含む一般生活者全般を対象)

  ■特長
(1) 階段の輪郭を認識しやすくし、安全性を高めたすっきりとしたデザイン。
一般的に階段の壁側に取り付けられる“側板(がわいた 通称:ササラケタ)を無くし、階段の輪郭を認識しやすくしている。
(2) 段鼻(段板の先端)の色を変えることで、より視認性を高めたアクセントラインタイプも提案。
(3) 直接触れる段板は“足さわり”を重視し、無垢材(集成材)を使用。

 

  ■考え方   階段は、家庭内で事故の起きやすい場所であり、子どもに限らず、大人にとってもその安全性に配慮して設計することが重要とされています。当社の筑波研究所で実施した「視線追尾計測」実験では、ヒトは壁と階段の境界の輪郭で段差部を認識すると検証されました。それを踏まえてオリジナルのEM階段は、子どもから高齢者まで全ての人にとって、階段の輪郭を認識しやすい形状にすることで、踏み外し事故を未然に防ぐことが期待できます。あわせて、階段の先端部分の色を変えてアクセントラインをつけることで、視認性を一層高めることが可能です。また、インテリアの好みや室内の色調と合わせられるよう、オーク、チーク、ウォルナット、チェリー、ラバーウッドと階段の樹種を豊富に取り揃え、床材とのコーディネートも可能にしました。室内が暗くなるとセンサーによって自動で点灯するスターラインステップ(LED光源採用足元灯付階段)もオプションで選択が可能で、夜間における安全にも配慮しています。
 
【行動観察による子供の好む床材に関する調査】
  ■部門

フューチャーアクション部門 (サービス、ワークショップ、CSR、研究などの活動、提案を対象)

  ■調査概要  

・京都大学農学研究科の協力のもと、調査手段としてアンケートが不向きな子供を対象に、行動観察によりお気に入りの床材調査を実施しその手法を検討しました。

    * 調査対象とした  床材木質系床材4種
 
    * 被験者 保育園児24名  3歳児クラス:6名、4歳児クラス:6名、5歳児クラス12名
    * 調査内容 子どもを6名ずつ4組に分け、床の上で自由に遊ばせる。
    * 評価方法 ・保育士聞き取りによる調査中の子どものコメント
・調査中の子どもの観察に基づく保育士の判断
・各床への滞留時間計測
・各床での寝転ぶ時間計測
  <調査対象床材詳細>
  ◎床材
    ▼複合フローリング
   

床材の構成層が2層以上のフローリング。基材(フローリングの芯となる部分)には合板などが用いられ、表面には突板や挽板*1を貼った床材。
*1 突板とは木材を厚さ1㎜程度にスライスしたもの。挽き板とは厚さ数㎜から1cm程度の薄さに鋸で挽いた板のこと。

    ▼単層フローリング
   

床材の構成層が1層(1枚の板から成る)フローリングで、木材本来の質感が楽しめる床材。

    ▼シートフロア
   

基材には合板などが用いられ、表面に様々な柄を印刷したシートを貼ったもの。今回の調査では、他の床材と見た目が最も近い木目柄のものを用いている。

  ◎表面仕上げ
    ▼ウレタン塗装
   

表面に塗膜をつくり、磨耗による劣化などを守る塗装仕上げ。

    ▼オイルフィニッシュ
   

ワックス成分を含め天然素材から作られたものをフロアに塗布するもので、表面に皮膜をつくらず、塗料を床材にしみこませる塗装仕上げ。

  ■考察結果
   

・保育士の聞き取りにより子どもが好むと推測された床と、行動観察により子どもが長く滞留した床や子どもが長く寝転ぶ床を照合し、その傾向が一致することが確認できました。

・「滞留時間」、「寝転ぶ姿勢」の2つのアプローチで分析を行った結果、「子どもが落ち着いて長時間滞留する床」と「子どもが気持ちよさそうに長時間寝転ぶ床」は、どちらも無垢フロアが最もその傾向が強いという結果となりました。

・以上より、調査手法としてアンケートが不向きな子どもについて、行動観察による調査の有効性が認められ、リサーチ分野においての評価につながりました。

   


調査状況


無垢の床で寝転ぶ子どもの様子

   

今回の受賞作は、下記要領にて開催される「キッズクリエイトTOKYO2010」への出展を予定しています。

【キッズクリエイトT0KYO2010】
  日程 2010年8月27日(金)~29日(日)
  場所 幕張メッセ国際展示場  10、11ホール
  主催 日刊工業新聞、NPO国際アーティスト協会

以上
≪本件に関するお問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 大屋・佐藤
TEL:03-3214-2270
TEL:03-3214-2272

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