ニュースリリース
(2018年)

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2018年03月30日

新国立競技場整備事業
スタンド観客席 大屋根に使用する木材製作および取付工事を担当

 住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は、1月22 日に行われた新国⽴競技場整備事業の事業主体である日本スポーツ振興センターの定例ブリ―フィング(第22回)で、国産木材の利⽤による"杜のスタジアム"のコンセプト詳細が公表されたことを受け、以下の通りご報告致します。

住友林業株式会社は新国立競技場整備事業のスタンド観客席を覆う

大屋根に使用する木材の製作・取付工事を担当致します。

 新国⽴競技場整備事業は周辺環境との調和を図り、木の持つ温かな質感で観客を包み込む「杜のスタジアム」をコンセプトに47都道府県から調達した森林認証木材を使用する、世界に誇れるスタジアムとして整備が進められています。

 本整備事業に関わる木材調達から製作・取付工事を担当することは大変名誉な事であり、喜ばしく思っています。

 当社は社有林をはじめ、木材建材商社として培った国内調達ネットワークを活かして全国各地の森林認証材を調達。同整備事業の一翼を担います。

 引き続き、他の競技施設や関連施設へ森林認証材が使⽤されるよう取り組むとともに、本事業にかかる製作・工事の安全性、品質に配慮し進行します。

 当社は1691年(元禄4)の創業から、320余年にわたり山林事業を営み、再生可能な資源である「木」を活かした事業を行ってまいりました。

 日本は国土に占める森林面積が約7割で、OECD加盟国の中でフィンランドに次いで世界第2位を誇りますが、国産材の自給率は約3割に留まっています。戦後に植えられた木は、今まさに伐採期を迎えているものの手入れが行き届かないまま放置され、国内森林の荒廃が進んでいます。これらの木を活用し、伐採後は再植林して山を循環させていくことが重要となっています。

 今後も中大規模木造建築物の普及・促進を実現する技術開発を進めるとともに、住生活の枠を超えた生活総合企業として森林資源の価値を高め地球環境に貢献する事業をグローバルに展開してまいります。

以上

≪お問い合わせ先≫

住友林業株式会社

コーポレート・コミュニケーション部 大西・橋本

TEL:03-3214-2270