未利用木材の活用推進

未利用木材とは、山林における間伐材や、伐採後、曲がりや小径のため未利用のまま残された木材です。FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の導入に伴い、各地で木質バイオマス発電所が稼働しており、木質バイオマスの需要が増加しています。未利用木材を活用することで、再生可能エネルギーを推進するとともに、森林の価値を高める効果も期待できます。住友林業フォレストサービス株式会社では2020年度までの目標を設定し、未利用木材の効率的かつ安定的な集荷システムの構築を目指しています。

林地未利用木材の有効活用に向け、木質ペレット工場を新設

日本の森林は全国的に伐期を迎えており、伐採して活用し再植林するという山林の循環が課題となっています。林地未利用木材をはじめとした木質資源の活用はさらなる森林の利活用を促し、持続可能な社会の実現に繋がります。

住友林業はグループの木材調達ネットワークを活用し、電源開発株式会社と共同で2018年7月に木質ペレット※1の製造・販売会社を設立しました。新会社は国内の林地未利用木材※2等を発電用燃料として活用し、国内最大級の木質ペレット供給体制の検討を行い、2021年の事業化を目指します。森林の適正管理と国産材の安定供給を行い、サステナブルな木質資源を確保します。また、電源開発は木質バイオマス燃料を石炭と混焼利用することで石炭火力発電所の二酸化炭素排出量を削減します。

森林は木材の生産のみならず、水源のかん養、土砂流出の防止、二酸化炭素吸収など様々な公益的機能を有しています。この取り組みで住友林業と電源開発は、林地未利用木材を再生可能エネルギーとして活用し、国内林業振興と地域活性化及び森林の公益的機能の維持・保全を推進していきます。

※1 木質ペレット:木を粉砕・乾燥・圧縮しペレット状に成型したもの

※2 林地未利用木材:山林での間伐材や伐採後に曲がりや小径のため未利用のまま山林内に残された木材

ページの先頭へ戻る

高性能林業機械の導入による効率的な木材生産の推進

紋別バイオマス発電所向け林地未利用木材の効率的な搬出

紋別山林事業所では、2015年に小回りの利く北欧製のハーベスタ、フォワーダを導入し、これまで伐採・搬出が困難であった切捨間伐材(未利用材)を紋別バイオマス発電所向けの燃料材として納入する取り組みを開始しました。

また、狭い林内における走行性能が高い林業機械を選定することにより、オペレータは伐採・搬出作業を全て機械に乗ったまま可能となり、安全性の向上、林業労働災害の撲滅にも役立つ取り組みであると考えています。

北欧製ハーベスタ

北欧製ハーベスタ※1

北欧製フォワーダ

北欧製フォワーダ※2

※1 ハーベスタ:従来チェーンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、測尺玉切り※3の各作業を一貫して行う自走式の高性能林業機械

※2 フォワーダ:玉切りされた木材を荷台に積んで運搬する自走式の高性能林業機械

※3 玉切り:原木を一定の長さにカットすること

ページの先頭へ戻る

企業・IR・CSR情報