基本的な考え方

住友林業は、住宅以外の中大規模建築での木造化・木質化を提案する「木化事業」を推進しており、「MOCCA」として事業ブランド化しています。

住友林業は、300年を超える歳月で森づくりを行っています。そして、世界の様々な木の特性を熟知し、木が生きる住空間を創っています。その膨大で多様な経験・知識・技術を大きく発展させることで、中大規模の木造建築などグローバルに通用する新しい木造化・木質化を提案します。

取組案件金額推移(2013~2017年度実績および2018年度予想)

受注高推移(2013~2017年度実績および2018年度見込み)

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木化事業における製品安全・品質管理に関する基本方針

住友林業は、商業施設や公共施設など住宅以外の分野でも幅広く木造化・木質化を提案する「木化事業」を推進しています。「木化事業」を推進する木化推進部では、建築物の木造化・木質化を通して、利用者への健康配慮、安全、安心および高品質の建築物を提供し、お客様の期待にこたえるため、2015年9月にISO9001を取得しました。この国際規格に基づき、品質方針を下記のとおり制定しています。各施工現場では、この品質方針に沿って具体的な品質目標と展開活動計画を策定し、安全性の維持・品質の向上に取り組んでいます。

 

品質方針

木を愛する組織として、建築物の木造化・木質化を通して、人への健康、安心、安全及び高品質の建築物を一貫して提供することがお客様の幸福を実現する道であり、以下のことに取り組む。

  1. 継続的改善とお客様満足の向上
    規格要求事項への適合及びお客様の要求事項を満たすことはもとより、品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善すると共に、品質パフォーマンスを高めてお客様の満足向上に取り組む。
  2. 法令の順守
    建築物の設計及び施工に関係して、適用される法令及び当社が同意するその他の要求事項を熟知し、順守する。
  3. 方針の取り組み
    この品質方針を具体的に推進するために、品質目標を設定し、定期的に達成度を評価して見直しをする。
  4. 教育・訓練
    この品質方針を木化推進部内で働く全従業員及び当社のために働く要員が理解し、行動できるように教育・訓練を行い、周知する。
  5. 方針の公開
    この品質方針は、住宅・建築事業本部木化推進部のウェブサイトを通して外部に公開する。

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木化事業における製品安全・品質管理体制

住友林業木化推進部では、品質方針のもとで品質管理体制を整備し、厳密な工程管理体制を構築しています。

また、ISO9001で設定された品質マネジメントシステムのPDCAサイクルを回していくために、内部監査を全施工現場で年に2回実施しています

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中学校と地域を繋ぐコミュニティの場 新居浜市立別子中学校寄宿舎

公共が資金調達し施設の設計・建設、運営等を民間事業者に包括的に委託するDBO(design-build-operate)方式で愛媛県新居浜市が実施する「新居浜市立別子中学校寄宿舎整備運営事業」の公募型プロポーザルで選定され、当社が設計・施工を担当し、2018年3月に竣工しました。

本施設は木造軸組工法の2階建で、建物には地域産材のヒノキを活用しています。断熱性・保湿性・調湿性に優れた木造建築で、子どもたちが生活する“住まい”として快適な空間を提案します。

玄関ホールには樹齢約100年、新居浜市別子の当社社有林のヒノキを加工した化粧丸太の柱を設置し、別子の魅力、歴史を感じられる空間としました。玄関ホールに接した1階中央部には食堂、多目的室・談話室を配置し、子ども同士、教職員、家族と子どもたち、地域の方々がコミュニケーションをとりやすい交流の場とします。多目的室・談話室は子どもたちにとってリビングの役割を担う場であり、「家族のように過ごす空間」「家族のような関係性を育む空間」である重要な居室として捉え、くつろぎ、安らぎを感じられる場所として設計しました。

1階共用部の床材は愛媛県産のヒノキの無垢フローリングで、食堂は梁を現しとして木質感あふれる空間とします。時間の経過とともに味わい深い風合いを増す木の魅力を楽しめる室内です。

2階は子どもたちが生活し、学ぶ場である個室とし、1室約10.1m²(約6.2帖)で18室をセキュリティとプライバシーに配慮し設計しています。

別子中学校は2016年4月より「英語」「理数系」科目を強化し、少人数教育の独自カリキュラムを導入。「グローバル・ジュニアハイスクール」と銘打ち、少人数教育による個別の学習支援による特色あるカリキュラムを打ち出し、世界に羽ばたくリーダーの育成を目指しています。市は寄宿舎建築で安心・安全で学習に集中できる環境を整備し、持続可能な地域づくりに繋げることを目指し、自然・歴史・風土を活かす個性的な地域振興を進めています。

当社は別子中学校寄宿舎の設計・施工を通じて中学校と地域が一体となった協働体制を構築し、地域活性化の一翼を担い継続的な発展に寄与することを目指します。

新居浜市立別子中学校寄宿舎外観

新居浜市立別子中学校寄宿舎玄関

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「木ぐるみ FR®」公共施設へ初採用 長崎県庁新庁舎の展望室

住友林業は、長崎県庁舎建設工事に伴う行政棟8階展望室の木質構造躯体工事の施工を担当しました。この建築は、純木質耐火集成材として初めて公共施設へ「木ぐるみ FR®」を採用したもので、大規模建築の中に木質感溢れる空間を創り出しています。

長崎県庁新庁舎は行政棟、議会棟、警察本部庁舎、駐車場棟の4棟からなり、2017年12月に竣工、2018年1月より順次新庁舎での業務が始まっています。行政棟最上部の展望室に、2016年に1時間耐火構造の大臣認定を取得した木ぐるみ FR®を納品しています。

耐火性能を担保する木質構造部材は、モルタルや石膏ボードといった異素材を組み合わせることが多く、木質感に欠けてしまう場合があります。今回使用した木ぐるみ FR®は異素材を用いない純木質耐火部材であることから、耐火性能を担保しつつ木のぬくもりや優しさを感じることができます。また原材料の一部には地元長崎県産のスギを使用し、地場産材の活用に寄与しています。当社の木材建材部が製造・販売を担当した本部材は、現在全国4箇所(岩手県・福島県・石川県・奈良県)に製造拠点を設けており、納品する建築場所に合わせて最適な製造拠点で対応することができます。

「木ぐるみ FR®」が公共施設に採用されたことで、より多くの方々に木の空間の良さを感じていただく機会を得ました。また、本件のような大型施設の一部分を木造化・木質化することは、木の新しい活用事例であると考えており、今後も木の魅力を発信すべく様々な事例に取り組んでいきます。

物件概要

  • 建物名称:長崎県庁舎行政棟
  • 設計:日建・松林・池田特定建設関連業務委託共同企業体
  • 監理:日建・松林・アトリエ・プランニング特定建設関連業務委託共同企業体
  • 施工:鹿島・上滝・堀内特定建設工事共同企業体
  • 建築構造:RC造一部木造 8階建
  • 延床面積:46,718.23m²(うち当社施工部分256m²)

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企業・IR・CSR情報