化学物質の管理

国内工場の化学物質管理

住友林業グループでは、国内は「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(PRTR法)に従って、対象となる住友林業クレスト株式会社の3工場(鹿島工場・新居浜工場・伊万里工場)それぞれについて、有害化学物質を管理しています。

国内工場の化学物質管理表(2017年度)

対象会社 対象部署 物質番号 化学物質の
名称
取扱量
(kg/年)
排出量
(kg/年)第三者保証マーク
移動量
(kg/年)第三者保証マーク
製品への
転換
大気※VOC規制対象 水域 土壌 埋立処分 下水道 当該
事業所外
住友林業クレスト 鹿島工場 186 塩化メチレン(ジクロロメタン) 12,235 8,200 0 0 0 0 4,000 1
448 メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート 1,316 0 0 0 0 0 65 0
小計 13,552 8,200 0 0 0 0 4,065 1
新居浜工場 186 塩化メチレン(ジクロロメタン) 4,810 3,300 0 0 0 0 1,500 0.6
小計 4,810 3,300 0 0 0 0 1,500 0.6
伊万里工場 4 アクリル酸及び水溶性塩 13,378 0 0 0 0 0 0 13,378
7 アクリル酸ノルマル-ブチル 10,711 0 0 0 0 0 30 10,681
84 グリオキサ-ル 3,454 0 0 0 0 0 6.9 3,447
134 酢酸ビニル 2,295,359 2,400 100 0 0 0 39 2,292,812
349 フェノール 80,280 0 0 0 0 0 26 80,254
395 ペルオキソ二硫酸の水溶性塩 3,835 0 0 0 0 0 9.4 3,826
407 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(アルキル基の炭素数が12から15までの及び混合物に限る) 2,477 0 12 0 0 0 7.0 2,458
411 ホルムアルデヒド 179,463 55 0 0 0 0 390 179,014
415 メタクリル酸 1,180 0 0 0 0 0 0 1,180
448 メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート 12,156 0 0 0 0 0 59 12,097
小計 2,602,293 2,455 112 0 0 0 567 2,599,147
合計 2,420,655 13,955 112 0 0 0 6,132 2,599,149

海外工場の化学物質管理

海外の工場においては、各国の化学物質管理規制に従って、下表の通り、接着剤や塗料などに含まれる化学物質を管理しています。

海外工場の化学物質管理表(2017年度)

対象会社 化学物質の名称等 取扱量
(t/年)
排出量(kg/年) 移動量(kg/年)
大気
※VOC規制対象
水域その他 製品への転換
KTI インドネシア MA、UA他接着剤等 21,244 - - 11,413
ASTI インドネシア スチレン、キシレン、溶剤 23 - - 6
RPI インドネシア イソシアネート、ホルムアルデヒド 612 - - 313
NPIL ニュージーランド ホルムアルデヒド 382 - - 382
VECO ベトナム イソシアネート、ホルムアルデヒド他 520 0 2.9 224
CCC アメリカ合衆国 MEK、アルコール類他 82 71 - 11
合計 22,863 71 2.9 12,349

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大気汚染物質の管理

国内工場の大気汚染物質管理

大気については「大気汚染防止法」および地域条例に則り、対象となる住友林業クレスト株式会社の各工場(鹿島工場・静岡工場・新居浜工場)、スミリン農産工業株式会社(現:住友林業緑化株式会社 農産事業部)の新城工場、紋別バイオマス発電株式会社それぞれについて、ダイオキシン、NOx、SOx、ばいじんの大気中への排出濃度検査を定期的に実施しています。

国内工場の大気汚染物質管理表(2017年度)

対象会社 対象部署 測定物質 排出量
(kg/年)
(基準値) 測定濃度 大気への
排出量
(mg-TEQ)
単位  
住友林業クレスト 鹿島工場 ダイオキシン - ng-TEQ/m³ 5 2.3 51
静岡工場 ダイオキシン - ng-TEQ/m³ 5 0.69 2.3
対象会社 対象部署 測定物質 排出量
(kg/年)
(基準値) 測定濃度 乾きガス
流量
(Nm³/h)
単位  
住友林業クレスト 新居浜工場
(木屑ボイラー)
SOx(硫黄酸化物) 3.7第三者保証マーク ppm - 0.5 2,391
NOx(窒素酸化物) 403.9第三者保証マーク ppm 350 85 2,391
ばいじん 578.2 g/Nm³ 0.3 0.16 2,391
新居浜工場
(重油ボイラー)
SOx(硫黄酸化物) 449.4第三者保証マーク ppm - 0.5 652
NOx(窒素酸化物) 74.8第三者保証マーク ppm 180 60 652
ばいじん 6.7 g/Nm³ 0.3 0.01 652
伊万里工場 SOx(硫黄酸化物) 1,829第三者保証マーク - - - -
スミリン農産工業
(現:住友林業緑化株式会社 農産事業部)
新城工場 SOx(硫黄酸化物) 576第三者保証マーク ppm - < 1.2 13,100
NOx(窒素酸化物) 37第三者保証マーク ppm 200 26 13,100
ばいじん 54 g/Nm³ 0.2 < 0.005 13,100
紋別バイオマス発電所 SOx(硫黄酸化物) 182,881第三者保証マーク ppm 373 10.0 189,000
NOx(窒素酸化物) 262,090第三者保証マーク ppm 250 89.2 189,000
ばいじん 3,078 g/Nm³ 0.1 0.0039 189,000
八戸バイオマス発電所 SOx(硫黄酸化物) 1,220第三者保証マーク ppm 32.3 0.34 71,790
NOx(窒素酸化物) 5,482第三者保証マーク ppm 250 30.0 71,790
ばいじん 0.0 g/Nm³ 0.3 0.0 71,790

海外工場の大気汚染物質管理

海外の工場においては、各国および地域の規制に従って、インドネシアとベトナムではNOx、SOx、ばい塵の排出濃度測定を、アメリカ合衆国では、VOCの排出量の測定を実施しています。

海外工場の大気汚染物質管理表(2017年度)

対象会社 測定物質 (基準値) 測定濃度 乾きガス
流量
(Nm³/h)
単位  
KTI インドネシア CO(一酸化炭素) µg/Nm³ 22,600 4,502.0 -
SOx(硫黄酸化物) µg/Nm³ 262 31.0 -
NOx(窒素酸化物) µg/Nm³ 92.5 14.0 -
H2S(硫化水素) µg/Nm³ 42 8.78 -
NH3(アンモニア) µg/Nm³ 1,360 117.0 -
O3(オゾン) µg/Nm³ 200 32.0 -
ばいじん mg/Nm³ 0.26 0.07 -
RPI インドネシア SOx(硫黄酸化物) mg/Nm³ 800 検出限界以下 -
NOx(窒素酸化物) mg/Nm³ 1,000 68 -
ばいじん mg/Nm³ 350 323.4 -
ASTI インドネシア CO(一酸化炭素) µg/Nm³ 15,000 2,289.0 -
SOx(硫黄酸化物) µg/Nm³ 632 8.3 -
NOx(窒素酸化物) µg/Nm³ 316 20.3 -
H2S(硫化水素) µg/Nm³ 0.02 検出限界以下 -
NH3(アンモニア) ppm 2.0 0.069 -
TSP (Debu Total) 総浮遊粒子状物質 µg/Nm³ 230 148  
VECO ベトナム SOx(硫黄酸化物) mg/Nm³ 500 3.94 -
NOx(窒素酸化物) mg/Nm³ 850 47.5 -
ばいじん mg/Nm³ 200 68.81 -
CCC アメリカ合衆国 VOC(揮発性有機化合物) 1bs 200,000 181,152  

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水質汚染物質の管理

国内の水質汚染物質管理

水質については「水質汚濁防止法」に則り、対象となる筑波研究所および住友林業クレスト株式会社全工場(鹿島工場・静岡工場・新居浜工場・伊万里工場)、紋別バイオマス発電所、八戸バイオマス発電所それぞれについて、定期的に排水の水質濃度検査を実施しています。

国内工場の水質物質管理表(2017年度)

対象会社 対象部署 検査項目 (基準値) 測定濃度
単位  
住友林業 筑波研究所 pH - 5~9 7.9
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L < 600 10.0
SS(浮遊物質量) mg/L < 600 6.0
ノルマルヘキサン抽出物含有量/鉱油類 mg/L ≦ 5 < 1
ノルマルヘキサン抽出物含有量/動植物油脂 mg/L ≦ 30 < 1
沃素消費量 mg/L ≦ 220 < 5
フェノール類 mg/L ≦ 5 < 0.025
銅含有量 mg/L ≦ 3 < 0.025
亜鉛含有量 mg/L ≦ 2 0.03
溶解性鉄含有量 mg/L ≦ 10 0.025
溶解性マンガン含有量 mg/L ≦ 10 < 0.02
シアン化合物 mg/L ≦ 1 < 0.1
ベンゼン mg/L ≦ 0.1 < 0.001
ホウ素およびその化合物 mg/L ≦ 10 0.04
フッ素およびその化合物 mg/L ≦ 8 < 0.17
住友林業クレスト 鹿島工場 pH - 5.8~8.6 8.9
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - 1.4
COD(化学的酸素要求量) mg/L 10.0 4.1
SS(浮遊物質量) mg/L 10.0 1.0
静岡工場 pH - 5.8~8.6 7.6
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 160 28.0
COD(化学的酸素要求量) mg/L - -
SS(浮遊物質量) mg/L 200 1.0
新居浜工場 pH - 5.8~8.6 8.0
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - -
COD(化学的酸素要求量) mg/L 160 2.0
SS(浮遊物質量) mg/L 200.0 7.0
伊万里工場 pH - 5.8~8.6 7.9
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - -
COD(化学的酸素要求量) mg/L 70 30.2
SS(浮遊物質量) mg/L 70 5.6
紋別バイオマス発電所 pH - 5~9 7.6
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 5日間に
1,000mg/L
未満
6
SS(浮遊物質量) mg/L 1,000 2
八戸バイオマス発電所 pH - 5.8~8.6 7.6

海外の水質汚染物質管理

海外の工場においては、各国の排水水質規制に従って、水質汚染物質の濃度検査を実施しています。

海外工場の水質物質管理表(2017年度)

対象会社 対象部署 検査項目 (基準値) 測定濃度
単位  
KTI インドネシア pH - 6~9 7.0
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 75.0 4.0
COD(化学的酸素要求量) mg/L 125.0 20.0
TSS(浮遊物質量) mg/L 50.0 2.0
NH3-N(アンモニア濃度) mg/L 4.0 0.08
Fenol(フェノール濃度) mg/L 0.25 0.001
RPI インドネシア pH - 6~9 7.8
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 75 2.9
COD(化学的酸素要求量) mg/L 125 31.9
TSS(浮遊物質量) mg/L 50 13
NH3-N(アンモニア濃度) mg/L 4 0.2
Fenol(フェノール濃度) mg/L 0.25 0.003
ASTI インドネシア pH - 6~9 7.9
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 50.0 10.0
COD(化学的酸素要求量) mg/L 100.0 19.8
溶解性鉄含有量 mg/L 5 0.2741
溶解性マンガン含有量 mg/L 2 0.0362
銅含有量 mg/L 2 0.028
亜鉛含有量 mg/L 5 0.0589
六価クロム化合物 mg/L 0.1 0.0001
クロム化合物 mg/L 0.5 0.0122
カドミウム化合物 mg/L 0.05 0.0064
鉛化合物 mg/L 0.1 < 0.030
硫化水素化合物 mg/L 0.05 0.0072
硝酸塩化合物 mg/L 20 0.1782
亜硝酸塩化合物 mg/L 1 0.0029
VECO ベトナム pH - 5~9 7.36
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 100 24.8
COD(化学的酸素要求量) mg/L 300 70.85
SS(浮遊物質量) mg/L 200 11.0
窒素化合物 mg/L 40 8.74
リン酸塩化合物 mg/L 6 0.84
NPIL ニュージーランド pH - 6~9 適合
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 2,350 適合
COD(化学的酸素要求量) mg/L 6,400 適合
SS(浮遊物質量) mg/L 650 適合

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アスベスト(石綿)含有建材の適正処理

住友林業グループは、石綿の適正な処理ルートを確保しています。住友林業では、「解体工事適正対応ガイド」を策定し、住宅の解体工事における石綿の飛散防止に努めています。

一方、各事業所の建築物においても、法律に基づき適正に処理しています。

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ポリ塩化ビフェニル廃棄物の保管・適正処理

使用済みの高圧コンデンサなどに含まれるポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物については、「PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に則り適切に管理し、処理を進めています。

住友林業クレストでは、2017年度は、工場閉鎖に伴う設備の撤去などにより、2016年度に引き続き44,190kgのPCBを処理しました。2017年度末現在、513台を保管しています。河之北開発では、2017年度に全てのPCB処理を完了しました。筑波研究所においても現在使用中の設備が4台あり、計517台が管理中となっています。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の処理状況※1

対象会社 対象施設 2015年度
処理量(kg)※1
2016年度
処理量(kg)※1
2017年度
処理量(kg)※1
住友林業クレスト 伊万里工場 1,637 1,385 0
(旧)名古屋工場※2 1,720 0 44,190
(旧)九州工場※2 3,695 8,570 0
河之北開発 0 0 350
小計 7,052 9,955 44,540

※1 上記処理量(kg)は、処分届の数量で、保管容器込みの重量を記載しています

※2 (旧)名古屋工場、(旧)九州工場は、2015年6月末に閉鎖しました

ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理状況※1

対象会社 対象施設 2017年度以降
処理予定(台数)
管理状況
住友林業クレスト 伊万里工場 4台 コンデンサー使用中
(旧)名古屋工場※2 513台 安定器保管中
ASTI ASTI工場 1,334kg 電子基盤

※1 上記記載の機器は、現在使用中もしくは保管中の機器であり、処理検討中のものです

※2 (旧)名古屋工場は、2015年6月末に閉鎖しました

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フロン排出量の管理

筑波研究所などの試験設備や関係会社の空調・保冷庫などの冷媒として使用されているフロン類ガスについては、2015年4月に施行された「フロン排出抑制法」に則り、下表のようにフロン排出量を定期検査時のフロン充填量で管理しています。

フロン排出量管理状況

対象会社 対象施設 2017年度
フロン充填量(kg)
換算量
(kgCO2
住友林業 筑波研究所(試験設備等) 5.0 9.05
住友林業クレスト デイフォレスト東山田 2.2 4.60
合計 7.2 13.65

※ フロン排出量は、定期点検時のフロン充填量(kg)で管理している

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植物の力を活用した土壌浄化技術・環境修復事業

現在、日本国内では工場などの跡地の利用において、土壌汚染に伴う環境負荷とその対策コストの負担が課題となっています。例えば、ガソリンスタンドは、埋設から40年以上たった地下タンクの改修が、改正消防法で義務化されたことに伴い、年間で約1,000カ所~2,000カ所が閉鎖される見込みです。

こうした土壌汚染対策・環境修復の需要に応えるべく、住友林業グループは、植物の作用を活用した汚染土壌の浄化(ファイトレメディエーション)に取り組んでいます。その一環として、2012年度、独自に品種登録した日本シバ「バーニングフィールド」による油汚染土壌浄化工法を、JXTGエネルギー株式会社(当時:JX日鉱日石エネルギー株式会社)と共同開発しました。

この工法で使用する日本シバは、根から出る栄養分が油分を低減する微生物の働きを活性化させる作用を持ち、環境負荷を抑え低コストで汚染土壌を浄化することが可能です。これまで、ガソリンスタンドや油槽所跡地の浄化に9件導入され、そのうち3件で浄化が完了しました。

なお、2013年「環境対策に係る模範的取組表彰(大臣表彰)」を受賞するとともに、環境省が2013年度、2014年度に実施した「低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査」において、油分分解微生物の活性化傾向が認められたほか、高濃度の油汚染地で適用することができる可能性があるとの評価を得ました。

今後も、この工法による浄化実績を積み重ね、全国の油汚染問題の解決に貢献していきます。

ガソリンスタンド跡地に施工されたシバ

ガソリンスタンド跡地に施工されたシバ

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企業・IR・CSR情報