住宅・建築事業本部は、従来の新規お取引先を対象とした「グリーン調達調査」に加え、2019年度より年1回、既存の建材・住宅設備のお取引先に対する「サステナビリティ調達調査」を新たに開始しました。この調査は、建材・住宅設備メーカーなどを対象としています。直接お取引先30社(2018年仕入額約86%を占める)に加え、間接お取引先12社(2018年仕入額上位12位)を調査対象とし、各社のガバナンス、人権・労働安全、環境等への取り組み状況の把握と、木材調達の持続可能性に関連する全53項目のアンケート調査を実施しました。
調査にあたっては、対象となるお取引先に向け、2019年10月にサステナビリティ調査説明会を開催しました。当日は約50名に参加いただき、「住友林業グループ倫理規範」、「住友林業グループ調達方針」などの責任ある調達に関する考え方を共有し、相互理解の促進を図りました。
今回の調査の回答率は100%で、お取引先の調査項目への取り組み状況を踏まえ、S、A、B、Cの4ランクで評価を行いました。
調査を通じ、多数のお取引先が当社の責任ある調達の考え方へのご理解をいただいていることが確認できました。一方で、期待される評価に達していないお取引先も見られ、サプライヤー評価会議における改善へ向けた議論を踏まえて、調査対象取引先にもフィードバックしました。今後も、改善につなげていただくために継続的なフォローアップを実施していきます。