HIGHLIGHT 4 まち・暮らしの価値を高める「みどり」の力「安心・安全で環境と社会に配慮した製品・サービスの開発・販売の推進」

近年、活用された「みどり」がもたらす様々な効果・効用への注目が高まっています。自然と共生する豊かな暮らしやコミュニティづくり、人々の健康などが組み合わさることで、「みどり」がある不動産の価値向上につながっています。住友林業グループは、住宅からオフィスビルや街並みなどにおいて、サステナブルな視点で「新たなみどりの価値」を創出する挑戦を続けています。

今、まちづくりに求められている視点

気候変動など環境問題への関心の高まり、また少子高齢化や働き方改革など、私たちを取り巻く社会環境や生活は、様々な面で大きく変化し続けています。それに伴い、まちづくりにおいて「みどり」が創出する価値が注目されてきています。

緑と建物が調和した空間を創り出すことで、建物だけでなく屋外も含めた不動産の価値を向上させていくこと、そして、今後さらに憂慮される気候変動や社会構造の変化などを踏まえ、数年先、数十年先を見据えたまちの姿を描いていくこと。それが今、まちづくりに求められている視点だと考えます。

図:1 快適で健康的な環境創出 2 働き方・暮らし方のイノベーション 3 地域・環境とのサステナブルなつながり

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協働から生まれる環境不動産の総合力

住友林業グループの緑化事業の中核を担う住友林業緑化では、業務資本提携している熊谷組と計画・設計段階から協働しながら、サステナブルな社会の実現に資すると考えられる「みどり」を活用した環境不動産の創出に取り組んでいます。

熊谷組との協業の取り組みにおいて、地域や環境への貢献を具体化するため、「みどり」を活用した環境不動産事業に関して6つの指標による定量目標を設定しています。その一方で、指標や数値にこだわりすぎるのではなく、その空間を利用する人々、そして街や社会全体にもたらす付加価値を重視して設計に取り組んでいます。

協業におけるみどりによる「環境不動産」の6つの指標

図:協業におけるみどりによる「環境不動産」の6つの指標

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自然と和の美しさを感じる高層階の日本庭園

住友林業緑化が設計に携わった環境不動産の一例が、2020年7月、東京都八重洲・八丁堀地区に開業した「ホテル八重の翠(みどり)東京」です。「日本の美しさを重ねる」をコンセプトに、都心のビジネス街にいながら非日常感と日本らしい上質な安らぎをお客様に味わっていただけるよう、最上階に日本庭園を設置。鹿威し(ししおどし)や水盤等をしつらえた水景を中心に、四季の移り変わりを感じられる木々に囲まれ、自然と日本文化の美しさを五感で感じられる空間づくりを目指しました。

この空間の実現にあたっては、樹木を地上と地中の二重の支柱で固定するなど、高層階ならではの風雨や荷重制限を考慮した綿密な設計・施工の工夫に加え、自生種の植栽にこだわるなど、随所に住友林業緑化の経験と技術が活かされています。

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ホテル運営会社様より

「ホテル八重の翠東京」は、その名が示す通り、日本の美しさを幾重にも重ね澄んだ翠のような上質な空間・サービスを提供することをコンセプトにしています。そのため、お客様を最初にお出迎えする最上階のフロント前に日本庭園を配置することに強い思い入れがありました。

都心の景色を背景に望む日本庭園は、それ自体が一枚の絵画のような美しさがあります。ご到着いただいたお客様には、まずこの感動と非日常感を味わっていただいています。

また、縁側もある庭園を楽しんでいただけるよう、積極的にご案内もしています。せせらぎの音や花の香りなどを五感で感じていただき、ひと時の安らぎをご提供できればと考えています。

住友林業緑化社からは、実現に向けた多角的なアドバイスをいただきました。施工上難しい局面もありましたが、無事実現できたことに感謝しています。

写真:ホテル八重の翠東京 総支配人 高橋 倫実 様

ホテル八重の翠東京
総支配人 高橋 倫実 様

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さらなる価値創出と社会への貢献を目指して

オフィス、住宅地、病院、ホテルなどその空間を利用する人たちが「みどり」に求めるものは、様々です。住友林業グループが目指す「みどり」がもたらす価値とは、「仕事の合間にリフレッシュできる場」、「生物多様性を豊かにする場」など、それぞれのニーズに合わせた「目的ある緑の空間づくり」です。今後も、引き続き社会の変化を捉えながら、SDGsをはじめとする様々な社会課題の解決に貢献していきます。

そのために、気温上昇の低減など緑化による効果の定量化を試みるとともに、環境認証取得の提案などを進めることで、「みどり」化が生み出す価値をさらに広く社会に発信していきたいと考えています。

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企業・IR・CSR情報