HIGHLIGHT05 再生可能エネルギー「地域で循環するクリーンな発電」

世界的に再生可能エネルギーの導入が推進される中、木質バイオマス発電は安定的な電力の供給が見込め、地域活性化にも貢献するエネルギー源として注目を集めています。

住友林業グループは、「木」を軸にした事業で培ったノウハウを活かし、各地のステークホルダーと協働しながら、循環型社会の実現につながる木質バイオマス発電事業を展開し、2019年3月までに再生可能エネルギー事業を200MW規模に拡大することを目指しています。

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SDGsターゲット例:7.2

2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。

ゴール達成に向けた住友林業の貢献

  • 再生可能エネルギー事業の拡大
  • 同事業を通じた地域資源循環への貢献
  • 同事業における自治体とのパートナーシップ

200MW体制構築へ加速再生可能エネルギー発電事業の見通し

当社グループの発電事業は、木質資源の調達から燃料用チップ生産、発電まで一貫した体制で運営できることが特徴で、2019年3月までに再生可能エネルギー発電事業を200MW 規模まで拡大する方針を掲げています。(計画ベース)

これまでに都市型バイオマス発電所、山間地型バイオマス発電所などを建設・運営してきました。今後は輸入材を活用したバイオマス発電所にも挑戦していく予定です。さらに、社有林の敷地を利用した風力発電所の建設も視野に入れながら、地域での資源循環の観点を踏まえて、新たな事業可能性を探っていきます。

地域の未利用木材で約27,000世帯分の発電八戸バイオマス発電所が運転開始

2018年4月、当社グループで国内4番目の木質バイオマス発電所となる八戸バイオマス発電所が営業運転を開始しました。発電規模は12.4MW。同発電所では、青森県三八、上北、下北地域の林地の未利用木材を使用する山間地型のバイオマス発電所で、約27,000世帯分に相当する電力を供給しています。

青森県東部は農業地域に広がる里山が多いことが特徴で、民有林が高い割合を占めます。

八戸バイオマス発電所では、木材を幹から枝まで全て現地でチップ化することで、地域の資源を丸ごと活用しながら山林所有者に利益を還元することができるようになりました。

また、補助的に使用するPKS(パームヤシ殻)の輸入で、発電所から近い八戸港を活用するなど、地域経済の活性化にも貢献しています。さらに、発電で生じる灰は、八戸セメント株式会社がセメントの材料として再利用するなど、地域企業の協力の下、里山からの資源循環を目指して地域に貢献していきます。

発電所名 発電規模 営業運転
開始時期
特徴
①紋別バイオマス発電所 50MW 2016年12月 オホーツク地域から主燃料となる林地未利用木材を調達する当社グループ初の山間地型バイオマス発電所。
②苫小牧バイオマス発電所 6.2MW 2017年4月 主に苫小牧周辺地域(胆振、日高、後志)から燃料となる林地未利用木材を調達する山間地型バイオマス発電所。
③八戸バイオマス発電所 12.4MW 2018年4月 主に青森県三八、上北、下北地域から主燃料となる林地未利用木材を調達する山間地型バイオマス発電所。
④鹿島ソーラー発電所 876kw 2013年11月 ソーラーパネルの架台には、主に国産のスギ材を用いたオリジナル木製架台を採用。茨城県鹿嶋市の当社遊休地を活用して運営。
⑤川崎バイオマス発電所 33MW 2011年2月 関東近郊で発生する建築廃材をチップ化して主燃料として利用する都市型バイオマス発電所。排煙脱硫、排煙脱硝装置などの環境設備を備えて、川崎市の厳しい環境基準をクリアしている。
⑥苅田バイオマス発電所 75MW 2021年6月
(予定)
北米産のペレットとインドネシア産のパームヤシ殻を主燃料とし、その他九州北部から調達する林地未利用木材を燃料として利用する予定。
 

資源の有効活用を通じて地域林業活性化に貢献

私たちは、貴重な森林資源を無駄なく使うことを大切にしています。これまで、伐採跡地に残されたまま利用されることのなかった枝葉や短尺材のような「林地の未利用木材」を伐採現場でチップにしてもらい集荷しています。また、製材工場や合板工場などで大量に発生し、従来はほとんど廃棄物として処理されてきた「木の皮(バーク)」を燃料として一定割合使用する取り組みを進めています。

今後は、資源の有効活用を通じて、地域の林産業の活性化に役立っていきたいと思います。

みちのくバイオエナジー株式会社 課長 葉 勝億

みちのくバイオエナジー株式会社 課長
葉 勝億

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