HIGHLIGHT 6 働き方改革の推進「労働時間削減のその先へ 価値提供につながる施策の試行」

現在、日本では働き方改革関連法が施行され、より良い働き方を目指す動きが社会全体で加速しています。

住友林業グループでは、これまでの働き方にとらわれず、現場の声を反映しながら様々な施策を試行するとともに、先進テクノロジーなどを活用し、社員の働きがいと生産性の向上を目指します。

働き方改革によって、さらなる高品質な商品・サービスの提供や新しい価値提供につなげていきます。

働き方改革の「目指す姿」

住友林業グループでは、「多様な人財が能力と個性を活かし、いきいきと働くことができる職場環境づくりの推進」を重要課題に掲げ、働き方改革を推進しています。 そのため、2018年度からは従来目標の「労働時間の削減、休暇の取得促進」からさらに一歩踏み込み、業務の効率化により、付加価値時間(お客様サービスの向上につながる創造的な作業を行う時間)比率を増やすことで、お客様に満足いただくとともに、終業後の時間や休日・休暇などを利用し「生活者としての充実」につなげてほしい、と社員に向けて発信しています。

働き方改革の目指す姿

図:働き方改革のめざす姿

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2018年度の働き方改革プロジェクトについて

2018年度は、生産性の指標を賞与評価に取り入れたほか、テレワークの活用促進、男性育休の取得拡大などに重点的に取り組みました。

これらの取り組みによって、残業時間の削減や男性社員の育児参画などにおいて着実に成果が現れてきています。人びとの生活に関わる企業だからこそ、新たな視点で生活を見直すことで仕事にも還元されるものがあると社員が実感しはじめています。

また、働き方改革をさらに推進するため、住宅・建築事業本部で試験的に施策を実施するパイロット支店を設定しました。規模や地域の異なる東京西支店と広島支店の2支店をパイロット支店とし、業務に関する記録(業務や時間の使い方の見える化)の励行、業務改善や時間短縮に結びつけるペアセールス・ペア設計の実施、営業・設計・生産グループに適用されているフレックスタイム制度の総務グループでの適用等を通じて、業務に関する課題解決策や効果などを洗い出しました。施策実施後のアンケート結果からは、時間に対する意識の高まりや仕事配分を考慮するようになったなど、社員一人ひとりの意識と行動に変化が現れたことが分かりました。

これらの結果を踏まえ、今後は、それぞれの部署の事情に寄り添った働き方改革を視野に入れ、各拠点の実態や状況をできる限り把握しながら、それぞれの部署に合った対策を推進していきます。

写真:東京西支店でのワークショップの様子

東京西支店でのワークショップの様子

写真:広島支店でのワークショップの様子

広島支店でのワークショップの様子

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PICK UP

業務自動化ツール導入による「付加価値時間」の創出

導入のきっかけと効果

住友林業情報システムでは、単純作業の業務効率化を目的に、2014年からPC操作などをソフトウェアのロボットにより自動化する技術、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入しています。同社は住友林業グループのIT活用に伴うバックオフィス業務を受託していますが、広告やイベントが発生する時期には業務量が増えるため、スポット的に人員を増員していました。このような中、RPAの導入により、最初の半年で26の社内業務を自動化し、1ヵ月あたり約180時間の人的作業を削減することに成功しました。

さらに人的作業が削減されたことにより、より創造的な作業を行う「付加価値時間」を生み出すことができたことも大きな成果です。これまで手が付けられなかった新しい業務への挑戦や既存業務のさらなる効率化などが可能になり、これまで以上のプラスの効果が得られました。また、短時間勤務での雇用や在宅勤務などの実現にもつながり、多様な働き方や働きやすさ、社員のモチベーション向上にもつながっています。

住友林業での導入試行と今後の展開

住友林業では、2019年度から複数のモデル支店でRPAの導入を試行しています。実施にあたり、ガバナンスやセキュリティの問題をクリアするためにIT部門と連携を図るとともに、現場へのヒアリングに基づき、どの業務で行うかを検討しました。グループウェアからアクセスできたりメールに完了報告が届いたりするなど、使いやすさも重視しながらいくつかのプログラムの導入を完了させました。

今後は、RPA導入の支店数を増やすとともに、グループ全体への展開を検討しています。そのために、導入効果の高い業務の洗い出しやさらなる使いやすさの検討を進め、ルーティン業務からの解放と社員一人ひとりの能力発揮の最大化を図ります。同時に、RPAの導入検討を通じて業務の整理・改善をしていくことも重要です。RPAによって創出された時間が有効活用されるよう、引き続き働き方改革に取り組んでいきます。

導入担当者より

RPA導入の効果としては、残業時間の削減、業務に対する集中力の向上、そして締め切りなど心理的負担の軽減にもつながったと感じています。

私自身育児休業明けの不安もありましたが、今は受託作業のマネジメントからRPAの企画に担当が変わったことで、在宅作業も可能になりチャレンジできる幅が広がっています。

住友林業情報システム株式会社
市東 千晴

写真提供:RPA 総合プラットフォームメディア「RPA BANK」(株式会社セグメント)

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