旧CSR中期計画の目標と実績

2015年度に策定した「住友林業グループCSR中期計画」では、2020年度までに達成すべき環境・社会両面の課題について、年度ごとに策定する数値目標「CSR予算」に落とし込み、PDCAを回し、具体的施策に取り組んできました。2018年度までの結果は以下のとおりです。

重要課題1 持続可能性と生物多様性に配慮した木材・資材調達の継続

当社が海外より直輸入する木材及び木材製品については、全調達先に対し、定期的に審査を行い、合法性の確認を行っています。国産材原木の輸出量が年々増加傾向にあり、特に中国向け輸出量が増加しました。また、昨今のバイオマス発電所への需要増から、燃料用チップの取扱量が増加しました。

関連するSDGs:12、13、15

現状の課題認識
及び基本戦略
評価指標 16年度
実績
17年度
実績
18年度
実績
18年度
目標
18年度
評価
2020年度
目標数値
環境共生社会 持続可能な木材の取り扱い増加と合法性確認を通じた持続的な森林資源の活用 輸入材における森林認証材販売比率(%) 10.9 12.8 11.0第三者保証マーク 12.0 12.0
国産材原木の輸出量(千m³) 70 120 160第三者保証マーク 183 200
植林木・森林認証材・国産材(日本)の取扱量(千m³)
(海外流通拠点の取扱材)
812 1,163 629 626 783
燃料用チップの取扱量※1(千m³) 812 847 1,132第三者保証マーク 1,316 1,380
森林認証材(SGEC材)取扱量(国内流通拠点の取扱材)
(千m³)
68 78 78第三者保証マーク 68 85
国産材における未利用木材の取扱量(千トン) 191 286 338第三者保証マーク 236 236
新築戸建注文住宅における国産材使用比率(%)
(住宅・建築事業)
マルチバランス構法 70.9 71.0 71.0第三者保証マーク 71.0 75.0
ビッグフレーム構法 50.0 50.0 50.0第三者保証マーク 50.0 55.0
合法性を確認した直輸入材・木材製品の取り扱いのための木材製品仕入先の審査実施率(%)
(木材・木製品調達部門)
100 100 100 100 100
生物多様性の保全と両立する山林経営の確立と自然資本としての価値評価 新規取得等による経営管理山林のSGEC森林管理認証カバー率(%) 100 100 100 100 100
新築戸建住宅における自生種植栽本数(本) 30,614 31,248 30,101第三者保証マーク 36,000 210,000/6年

※1 2018年度目標及び実績より輸入PKS、ペレットを含めた数量

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

重要課題2 事業活動における環境負荷低減の推進

オフィス部門のCO2排出量は年々減少傾向にあります。当初7%削減だった目標が前倒しで達成されたため、2018年4月に16%削減へと目標を上方修正しました。社有車のハイブリッド車への順次切り替えによるガソリン使用量の削減、LEDへの切り替え、およびPCシャットダウン時刻の設定など時間外労働削減による電気使用量の削減により、CO2の削減につながりました。

一方非オフィス部門では、新規設備導入による電気使用量の増加や売上高減少により、一部の海外製造会社で、原単位CO2排出量削減が計画通りには進みませんでした。

ZEH仕様比率については、目標の水準である45%には届かなかったものの、年々比率は向上しています。大手住宅メーカーの中でもトップクラスの断熱性能を有することをアピールするなど積極的に訴求することで、引き続きZEH仕様比率向上に努めます。

関連するSDGs:7、12、13、15

現状の課題認識
及び基本戦略
評価指標 16年度
実績
17年度
実績
18年度
実績
18年度
目標
18年度
評価
2020年度
目標数値




自社グループにおけるCO2排出削減 オフィス部門
(国内外連結会社)
CO2総排出量
2013年度比
増減率(%)
▲7.8
総排出量
33,660
t-CO2
▲10.1
総排出量
31,871
t-CO2
▲14.1
総排出量
30,454
t-CO2
▲11.4
総排出量
31,407
t-CO2
▲16.0以上
住友林業
(国内オフィス)
▲13.9 ▲18.7 ▲25.2 ▲19.4
国内関係会社
(オフィス)
▲0.9 ▲4.6 ▲6.1 ▲1.8
海外関係会社
(オフィス)
▲0.7 +14.0 +14.1 ▲3.0
クタイ・ティンバー・インドネシア
(インドネシア)
生産量原単位
前年度比
増減率(%)
+3.1 ▲10.8 +4.3 +0.8 2015~2020年度平均原単位年1.0以上削減
ヴィナ・エコ・ボード
(ベトナム)
▲5.4 +38.0 ▲10.6 ▲23.9
アスト・インドネシア
(インドネシア)
+16.0 +9.0 +20.6 ▲4.1
ネルソン・パイン・インダストリーズ
(ニュージーランド)
▲0.7 ▲5.8 +0.2 +23.7
リンバ・パーティクル・インドネシア
(インドネシア)
+15.8 ▲9.6 ▲1.2 ▲0.5
自社グループ以外(製品・サービス提供先)におけるCO2排出削減 新築戸建注文住宅におけるグリーンスマート対象棟数率(%)
(受注時グリーンスマート対象棟数/受注棟数)
61.6 69.4 72.1第三者保証マーク 73.0 80.0以上
ZEH仕様対象棟数率(%)
(ZEH仕様対象棟数/受注棟数)※1
32 33 40第三者保証マーク 45 80以上

※1 北海道・沖縄除く

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

新築現場において発生する建築廃材など産業廃棄物は、社内ワーキングを通じ、主に床下地石膏ボードの規格寸法変更による非リサイクル廃棄物の発生量削減や、床養生材のリユース材使用など進めたことにより、廃棄物の発生量削減・リサイクル率向上を図りました。また、広域認定制度対象エリアを拡大したことも産業廃棄物削減に寄与しました。

関連するSDGs:11、12

現状の課題認識
及び基本戦略
評価指標 16年度
実績
17年度
実績
18年度
実績
18年度
目標
18年度
評価
2020年度
目標数値




ゼロエミッションの達成 新築現場におけるリサイクル率(%)※1 92.5 92.5 94.1第三者保証マーク 93.9 98.0
リフォーム工事等におけるリサイクル率(%)※2 76.2 76.2 77.7第三者保証マーク 77.6 80.0
産業廃棄物の発生量の削減 新築現場から発生する産業廃棄物の削減率(%)
(2013年度比)
▲8.8 ▲15.5 ▲31.9 ▲20.6 ▲30
売上原価※3原単位 2014年度比増減率(%) ▲2.6 +5.2 +14.4 +1.9 ▲2以上

※1 住宅・建築事業本部における新築現場を対象

※2 リフォーム事業、生活サービス事業、チップ製造工場、住宅関連資材販売を含む

※3 国内製造工場における社内売上の原価

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

「事業活動における環境負荷低減の推進」取り組みによる経済効果

エネルギー使用量について、ガソリンは4.4%削減、電力は4.0%削減しましたが、ガソリン単価が9.8%上昇したことで費用削減効果は生まれませんでした。

効果の内容 効果
(百万円)
収益 有価売却費 46
費用節減 省エネルギー取り組みに伴うコスト削減額
※ガソリン価格の変動分を含む
▲41
廃棄物削減取り組みに伴うコスト削減額 124
合計 129

重要課題3 多様な人財が能力と個性を活かし、いきいきと働くことができる職場環境づくりの推進

所定外労働時間については、タブレット端末の利用や直行直帰を推奨するなど、業務効率化を図ったこと、PCシャットダウン時刻の設定や社員の評価方法の見直しを行い、社員の意識改革を図ったことで削減効果が表れました。

有給休暇取得日数についても、補助社員の採用や計画年休の設定を行ったことで、取得率は改善しました。

関連するSDGs:3、5、8

現状の課題認識
及び基本戦略
評価指標 16年度
実績
17年度
実績
18年度
実績
18年度
目標
18年度
評価
2020年度
目標数値
公平な雇用・処遇の推進 女性管理職比率(%) 住友林業 2.8 3.2 3.7第三者保証マーク 3.8以上 5.0以上
国内子会社 5.0 4.6 6.0 各社目標
女性従業員比率(%) 住友林業 20.0 20.4 21.0第三者保証マーク 20以上 20以上
国内子会社 25.4 31.6 32.0 各社目標
障がい者雇用率(%)※1 住友林業 2.12 2.14 2.32 2.2以上 2.2以上
国内子会社 1.45 1.75 1.76 各社目標
ワーク・ライフ・バランスの推進 有給休暇取得日数 住友林業(日) 6.9 9 10.1 10以上 10以上
国内子会社(%) 40 43.9 50.5 各社目標 50
所定外労働時間(2013年度平均所定外労働時間からの減少割合)(%削減) 住友林業 ▲7.5 ▲20.7 ▲24.9 ▲25.2 ▲30
労働安全衛生の強化 社有林作業現場での労働災害件数(件)※2 住友林業 3 1 3 0 ゼロ
新築施工現場での労働災害件数(件)※3 住友林業 12 9 7第三者保証マーク 0 ゼロ
その他労働災害件数(件)※3 国内子会社 8 2 10 各社目標 ゼロ

※1 2018年6月現在の数値

※2 住友林業社有林の作業現場において発生した請負業者の労働災害件数

※3 労働者災害補償保険法における休業補償給付対象件数

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

重要課題4 リスク管理・コンプライアンス体制の強化・推進

重点管理リスク45項目について、四半期毎に開催するリスク管理委員会で進捗状況を確認し、リスク管理体制強化に努めました。

現状の課題認識
及び基本戦略
16年度実績 17年度実績 18年度実績 18年度目標 18年度
評価
2020年度
目標数値
リスク管理体制の強化 ⽬標項⽬の実施および毎⽉の執⾏役員会においてリスク顕在化事例を共有 ⽬標項⽬の実施および毎⽉の執⾏役員会においてリスク顕在化事例を共有 右記目標を実施 リスク管理委員会による重点管理リスクの項目で管理 リスク管理委員会による重点管理リスクの項目で管理

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

重要課題5 安心・安全で環境に配慮した製品・サービスの開発・販売の推進

新築戸建注文住宅における設計性能評価実施率、建設性能評価実施率、長期優良住宅認定取得率は、ほぼ100%近い実施率となっており、設計性能評価実施率は2020年度修正後の目標値を前倒しで達成しました。

一方、新築戸建注文住宅における竣工図の早期お渡し完了率は、前年度と比べ4%低下しました。

関連するSDGs:3、11、12

現状の課題認識及び
基本戦略
評価指標 16年度
実績
17年度
実績
18年度
実績
18年度
目標
18年度
評価
2020年度
目標数値
安全・品質の向上 新築戸建注文住宅における設計性能評価実施率(%) 98.8 98.9 99.0 99.0 99.0
新築戸建注文住宅における建設性能評価実施率(%) 97.8 97.9 98.4 99.0 99.0
新築戸建注文住宅における長期優良住宅認定取得率(%) 93.3 93.3 93.8 97.0 97.0
お客様とのコミュニケーションの向上 アフターメンテナンスアドバイザー・住まいの診断士の合格率(%)
(住友林業ホームテック株式会社メンテナンス担当配属者全員)
100 100 100 100 100
新築戸建注文住宅における竣工図の早期お渡し完了率(%) 77.0 83.0 79.0 85.0 90

※ 達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

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