
2011年9月9日
2011年 技能五輪国際大会

2011年技能五輪国際大会に森翔太選手(住友林業ホームエンジニアリング株式会社 兵庫事業部所属)が出場決定。
22歳以下の若い技能労働者の祭典と呼ばれる「技能五輪国際大会」。正式には「国際技能競技大会(World Skills Competition)とよばれ、2年に1度開催されます。2011年10月のロンドン大会では、世界の国、地域の予選を勝ち抜いた857チーム、951人の選手が一堂に会して技能を競います。

住友林業ホームエンジニアリング株式会社に入社した技能職(大工)は住友林業建築技術専門校(全寮制)で1年間訓練を受け、「住友林業の家」づくりの基本を学びます。
住友林業建築技術専門校では、1994年に初めて技能五輪に出場して、これまで4人が全国大会で金賞を受賞。国際大会へは3人目の挑戦となります。
森選手は2011年4月から、ロンドン大会に向けて行われる当校の「規矩術特別コース」の研修を受ける予定でしたが、3月に起きた東日本大震災の被災者向け応急住宅建設に自ら手を挙げ参加。研修は5月からの開始となりました。
しかし研修に入ってからは、ずば抜けた集中力で過去の課題などに取り組み、着実に力を付けてきています。
7月初旬に発表されたロンドン大会の課題(大会では30%が変更された課題が改めて発表されます)にも果敢に取り組み、世界の大工との競い合いを楽しみにしているようです。
8月下旬には大型の電動工具や手工具などをロンドンに送り、9月30日の日本選手団の結団式、表敬訪問などの後、技能五輪国際大会に向けて出発します。