融資実行によって実現する引き渡し。
家づくりに関わっている実感とやりがい。
私は現在、融資関連事務という仕事を担当しています。建築資金のご入金を確認したり住宅ローン(融資)の実行をサポートする仕事です。お客様が当社とご契約後工事の着工、お引き渡しまでの半年~1年続きます。最初は、ご契約時にご入金いただく契約金。その後、工事着工の合意を経て、着工金のご請求に移りますが、お客様によっては着工金を住宅ローンで支払われる方もいらっしゃいます。住宅ローンはお客様がご用意する書類が多いため、窓口である営業担当をサポートし、書類が揃ったら金融機関に報告。問題がなければ、引き渡し前日に金融機関が融資を実行し、住友林業の口座に入金されることで建築資金のお預かりが完了します。このように、確実に建築資金をご入金いただくことが融資関連事務の役割です。業務を完了することで、無事にお客様へ家を引き渡せる準備が整うことにやりがいを感じますし、融資が無事実行されるように、営業担当や生産担当(現場の工事担当)と協力して進めていくところに、家づくりに関わっている実感があります。
初めて経験した融資資金の流れと手続き。
無事に引き渡すために自分がやるべきことは?
営業担当や金融機関と何度もやり取りして進めた融資関連業務が強く印象に残っています。あるお客様の融資に関し、私の中で不明点があったため金融機関に確認したのですが、知識不足を指摘され取り合ってもらえないことがありました。それまで私が取り扱っていた金融機関の融資実行とは流れが異なり、2つの金融機関とのやり取りが発生するため、複雑なものになり、支店全体でも事例が少なかったのです。そのため、金融機関に問い合わせたわけですが、金融機関としても一から私に教えている暇はありません。私は今の自分にできることを考え、過去に同じ金融機関を利用していた事例を調べ、営業担当や事務企画職の先輩に聞き、不明点を解消しながら業務を進めました。結果、手続きと資金の流れを把握し、建築資金をご入金いただく手続きを完了させ、無事にお引渡しの日を迎えることができました。営業担当から御礼の連絡をいただき、力になれたことがとても嬉しかったです。また引っ越した家とお客様の笑顔の写真もいただき、嬉しさと安堵が込み上げるとともに、分からないことを自分なりに納得するまで調べ、仕事に取り組む重要性を学びました。
新しいことにチャレンジして、
業務の幅を広げ、活躍できる場を増やしたい。
私の業務は、社内外とのコミュニケーションが多いのが特徴の一つです。一人で完結する仕事ではありませんので、社内外の関係する方々から安心して任せてもらえる、頼りにされる人財になるのが目標です、そのためにも、作業の正確さに細心の注意を払っています。ミスは付き物だからこそ、一つひとつの作業を丁寧に進め、不明点は解消して知識に変えること。ゴールから逆算して、後工程を考えて計画的に物事を進めることも大切です。そうした地道な取り組みを重ねていくことで成長し、支店の総務グループを支える存在になりたいと思っています。2019年度から職種名も、従来の「一般事務職」から「事務企画職」に変わり、業務フィールドも事務業務に関する企画や調整、運営・管理までと大きく拡大しました。つまり、若手であっても今まで以上に部署を支える存在となる必要があります。その一環として、今年からトレーナーとして新入社員の育成を担当しています。今後は、新しいことにチャレンジしていくことで業務の幅を広げ、経験を積んで知識を蓄え、活躍できる場を増やしていきたいと思っています。
目の前に困難な壁があるとき、本気になります。その際に越えなければならない壁や課題に対して考え抜くことが自身の成長に繋がっていくと思っています。また、住友林業の家づくりの基本はお客様のために本気になることだと、入社以来感じてきました。それは私自身、仕事に臨む姿勢でもあります。