●暮らしのおかたづけ
2015/09/18 公開
家の第一印象を決めるのは玄関。出かける時にきれいな玄関から一日を始め、外から帰った時もスッキリと片づいた玄関が出迎えてくれる。使いやすくてきれいな玄関で運気も気持ちもアップさせましょう。
秋風が吹いて朝晩冷えるようになっても、玄関に汚れのついたビーチサンダル、季節外れのレジャー用品などが置きっぱなしになっていると、それだけでだらしなく見え、家を出入りするたびに気持ちもブルーになりますね。お客さまや家族が毎日出入りし、風水的には「幸運を招きいれる」といわれる玄関。気持ちを切り替えて新しい季節を迎えるためにも、草花や調度品を飾って、彩りを添えておきたい場所でもあります。
ひと夏使ったサンダルは、楽しい思い出といっしょにシューズクローゼットに。日傘や夏の帽子などのシーズン物、スポーツ用品も汗や汚れをとってからしまいます。その時に、この夏いちども使わなかった靴や、小さくて履けなくなった子どもの靴、壊れたまま修理していない靴などを全部シューズクローゼットから出して見直ししてみましょう。
履き心地が悪くてなんとなく遠ざかり奥の方に眠っていた靴は、この機会に思い切って処分。もったいない気もしますが、服と同じで2年以上いちども履いていない靴はこの先も、活躍する機会はなさそうです。シューズクローゼットはこれから活躍する靴を前面に、オフシーズンの靴を奥にして季節ごとに回転させます。汗がしみ込んだ夏のサンダルやミュールは、日に当てて湿気をとり、古いお茶の葉や重曹を中敷きに入れておきます。厚みのないビーチサンダルは家族の分をまとめて、針金ハンガーにかけたり、ウォールポケット(A4サイズ)に差し込んでクローゼットの壁に吊るすと、場所をとりません。
こうした「靴の衣替え」の時は、家にある靴の数、収納できる数を調べ、しまい方を工夫してみましょう。靴の収納は男性用の靴×4足で幅80cm、女性用の靴×4足で75cm、長さ50cmのロングブーツの場合は、靴3足分の高さも必要です。新しく玄関収納を作る時には、家族構成と必要な靴の数を考えてスペースを確保しておきます。
こうして靴やシーズン用品の整理をしても、生活するうちになぜか手狭になるのが、玄関収納。ぎゅうぎゅうに詰めた扉を開けると、子どものスニーカーやボールが飛び出す、なんてこともありますよね。家族が増えると同時に増えていくのが、ベビーカー、スポーツ道具、キャンプ用品、自転車、スーツケース、ガーデニング道具、ペット用品など「家の中には入れられない」「外に出しっぱなしにはできない」といった、境界があいまいな物。玄関にたまりがちな品物は行き場を決め、使った物はもとの収納場所に戻すことを家族で決めておきましょう。
見えるところに物をため込まないもう一つの方法は、玄関から続く土間付きの「エントランスクローク」。欧米の家によくあるガレージ感覚で壁一面の棚や土間を使い、大きな荷物や自転車、サーフボードなども余裕で置ける収納スペースです。急な来客がきた際も、パタンとドアを閉めるだけでスッキリ。家族みんなの靴や持ち物にあわせた収納を確保し、おうちの顔である玄関をきれいに保ちましょう。
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