●わたしらしさを楽しむ家づくり
2018/04/06 公開
春はガーデニングに最適な時期です。きれいな花で彩られた庭は憧れですが、「お手入れが大変そう」と、あきらめている人もいるのでは? 簡単なお手入れだけで長く楽しめる、春のガーデニングのコツを紹介します。
ガーデニングの主役になる花には、3つのタイプがあります。芽が出て花が咲き、実がなると枯れるサイクルが1年で完結する「一年草」、何年も枯れずに同じ株から花を咲かせる「多年草」、多年草の一種で冬に葉や茎だけ枯らし、暖かくなるとまた成長して花を咲かせる「宿根草」です。ガーデニングには何年も花を咲かせてくれる多年草・宿根草が適しているように思えますが、初心者には生育が早くて育てやすい一年草がおすすめです。
●一年草
生育が早く、種を撒いた年のうちに発芽、成長、開花、結実をして枯れます。開花時期には次々と花をつけるのが特徴です。育てやすく、花が咲くと庭を一気に華やかにしてくれます。枯れた後、再び花を咲かせることはないので、枯れた花はこまめに取り除かなければなりません。
●多年草・宿根草
同じ株から何年も枯れずに花を咲かせるのが多年草、冬だけ地上部分が枯れるが球根などの根が残って暖かくなると再び花を咲かせるのが宿根草です。これらの花はシーズンが終わっても植え替える必要はありませんが、一年草と比べると開花期間が短いです。何年も楽しめるのが最大のメリットですが、植えっぱなしでは長持ちしないため、咲き終わったら肥料を与えるなどのお手入れが必要です。
そのほか、種を撒いた次の年に花を咲かせる「二年草」という植物もあります。
華やかで手入れが簡単な一年草、長く楽しめる多年草・宿根草をバランスよく取り入れることで、ほぼ1年中ガーデニングを楽しむことができます。
春に咲く一年草でお手入れが簡単なのは、開花期が長いマリーゴールド(開花期4月~10月)やパンジー(開花期11月~5月)です。多年草ですが寒さに弱く、日本では一年草に分類されることもあるペチュニア(開花期4月~10月)も、簡単なお手入れでラッパ型のかわいい花をたくさん咲かせてくれる人気の花です。
多年草や宿根草ならミント、レモングラスなどのハーブ類がおすすめ。球根で購入するなら、チューリップ(開花期3月~4月)やヒヤシンス(開花期2月~4月)、アネモネ(開花期3月~5月)がよいでしょう。球根を選ぶ際は、ずっしりと重くて大きなものを選ぶのがコツ。より大きな花を咲かせることができます。
色とりどりの花で庭が彩られたら、庭のコーディネートも考えたいもの。ガーデンファニチャーを取り入れることで、くつろぎの空間を演出できます。
例えばガーデン用のチェアやテーブルを設置するだけで、ちょっとしたカフェスペースに。日差しが気になる場合は、パラソル付きのテーブルにしたり、「シェード」や「オーニング」といった取り付け型の日よけを活用したりすると良いでしょう。また、ブリキのポットやじょうろ、木製の車輪などをオブジェとして飾るのも素敵です。
花とグリーンを取り入れた暮らしやガーデンパーティーを楽しめる庭づくり、自分のためのくつろぎの空間などに興味がある方は、住友林業のカタログ「konoka」をぜひご覧になってみてください。