●みんなのいえ かぞくのへや
2018/03/16 公開
子どもが小学校に入学すると、放課後に友達と遊ぶ機会が増えてきます。時には家に連れてくることもあると思いますが、家中が散らかってしまうような遊び方をされるのは困りますね。親も子どもも快適な家遊びができるようにするには、どうすれば良いのでしょうか。家で遊ばせるときのコツと間取りについて考えます。
子どもが友達と家で遊ぶとき、どこで遊ぶことが多いでしょうか? 低学年の小さいうちは子ども部屋ではなく、リビングスペースに集まることが多いようです。親の目が届く場所で遊んでくれるのは安心である反面、頻繁にリビングスペースを占拠されてしまうと、家族は落ち着きません。
そんな時にオススメなのが、リビングにちょっとした「キッズスペース」を設けること。一番簡単なのはラグを敷いて遊び場を限定してしまうことです。リビングに和室があれば、そこを遊び場として開放するのも手。
一方高さのあるロフトは、転落の危険があるので避けたほうがいいでしょう。庭もボールなどの遊具が隣近所のスペースに入ってしまったり、子どもの声が苦情を受けたりと、トラブルになる可能性があります。近所に迷惑をかけないための対策が取れない場合は、控えたほうが良いかもしれません。
子どもがある程度大きくなると、子ども部屋など親の目が届かない場所に友達を呼ぶようになります。2階建て以上の戸建て住宅の場合、多くの家では2階以上の場所に子ども部屋を設けるケースが多いでしょう。それを想定し、家を建てる際に考えたいのが「階段の配置」です。
階段を玄関横に設置した場合、子どもは玄関からリビングを通らずに子ども部屋へ行くことになります。この場合、子どもが親と顔を合わせる機会が減るため「家族のコミュニケーションが減ってしまう」という意見も。反面、友達を連れてきたときにリビングを通る必要がなく、家族のプライベート空間を確保できるメリットもあります。
リビングを通って階段を昇る間取りの場合は、子どもの顔をつねに見られて安心感があります。一方で、友達もリビングを通ることになり、他の家族は落ち着かないというデメリットも。またリビング階段は入口にドアがない場合、冷暖房効率が下がるのも短所です。
どちらが正解ということではないので、家族のライフスタイルを考えて判断しましょう。
最近は共働きで留守がちの家や、友達を呼ぶことを一切禁止している家も珍しくなく、気が付くと「我が家がつねに子どもの遊び場になっている」というケースも。そうなると負担も大きくなり、ストレスを感じることもあるでしょう。快適な家遊びにするためには「●時になったら終わり」「この部屋以外は遊んではダメ」など、明確なルール作りをして、しっかりと子どもたちに伝えることが大切です。場合によっては「家で遊びたい」と言われても、親の立場ではっきり「ダメ」と伝えることも必要になるでしょう。
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