●わたしらしさを楽しむ家づくり
2015/05/12 公開
家族の思い出の写真や子どもが描いた絵、旅先で見つけた貝や、木の実など、思いどおりにフレームに入れて私ごのみのインテリアとして楽しめる「額装」。身近な材料で手作りすると作品も額も「うちだけのアート」ができます。
プリントした写真はいつも手元において見て楽しめる、データとは違ったそんな独特の良さがありますよね。あの夏の子どもの表情や、楽しかった旅の思い出など「大切な一瞬」を部屋に飾ってみると、家族や訪れた人たちがほのぼのするような安らいだ空間になります。そこで、ちょっと凝りたいのが飾り方。市販の写真立てに入れて置いておくパターンから一歩進んで、写真を額やフレームにいれてオリジナルのアート作品っぽくしてみませんか?
額やフレームは中に入れる写真や絵を引きたてるように選びますが、家のインテリアとして飾るなら、壁や柱、家具の色にとけ込むように、素材や色にこだわって選ぶとうまくなじみます。木目を生かした家の、グリーンがあふれる空間ならばウッディな色調がおすすめ。
額そのものから個性を出したい! という人は手作りしてみては?
木材やコーナー留めの金具を買いそろえ、組み立てるだけで完成ですが、さらにもうひと手間かけてオリジナルな額に仕上げるなら、木材部分に塗料や水彩ペンキを塗ってみましょう。エイジングリキッドや水性塗料を塗ることでヴィンテージなテイストに仕上がりますし、ブルーやグリーンを塗り重ねて爽やかなペパーミント色を楽しんだり、白いペンキを塗ってヤスリをかけることで、さらに独特な風合いが出せます。
「手作り額」の世界は奥が深く、「フランス額装(アンカードルモン)」と呼ばれる手法は、額のなかに奥行きを作ったり、立体的な物も額装する工芸品です。何層にも分けて奥行きを作り、小さなモチーフを組み立てて精巧に作られた作品は、フレンチのレストランなどにもよく飾られています。額のなかに小さな世界を作りあげるフランス額装、ぜひそのスタイルを家のなかに取り入れて楽しんでみたいものです。精巧に作らなくても、家族旅行の写真やファーストシューズ、包装紙やリボンなど身近な品を組み合わせて、フランス額装に挑戦してみませんか?自分らしさが伝わるような作品にするため、こだわりたいのは「飾っておきたい物」「飾る場所」「どんな風に見せるか?」。飾る部屋を決め、その部屋のテイストに合わせて写真や品物、バック紙や布などの材料の色などを決めていきます。たとえば、額の色や品物もすべてグレーや白で統一し写真もモノトーンプリントにしてみると、大人っぽいフレンチシックの部屋にもマッチします。
家族の思い出をディスプレイして楽しめる家、住む人のセンスを生かせる空間。「konoka」ではフレンチシック以外にも、木の素材感を生かしたナチュラルノルディックの部屋や、こだわったヴィンテージ家具が合うレトロモダンの家など、「わたしらしい」暮らしのイメージがふくらむスタイルのご紹介をしています。ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。