●暮らしのおかたづけ
2017/06/02 公開
シーズンオフの衣類は、衣替えの前にしっかりお手入れしてから収納すれば、しみや黄ばみ、虫食いなどのダメージを防ぐことができます。衣替えのタイミングに悩んでいる方に、おうちでできる冬物衣類のケア方法をお伝えします。
衣替えをする際、シーズンオフの衣類は必ず洗濯をしてからしまうようにしましょう。一見、汚れていないように思えても、よく見ると皮脂汚れやしみなどが付着していることがあります。ただし、洗濯と衣替えをすべて1日で済ませるのは大仕事。収納日とは別に「冬物お手入れデー」をスケジューリングしておくと無理がないでしょう。
コートなど自宅では洗濯が難しいもの、自力では落とせない汚れのある衣類はクリーニングに出します。ただ、種類にもよりますが、ダウンやスーツなどは自宅で洗える仕様のものも増えているので、洗えそうならまずは洗濯表示をチェック。ニットも家庭洗濯や手洗い表示があれば自宅で洗うことができます。洗濯を忘れがちなマフラーやストール、手袋などもニットと同様にきれいにしておきたいですね。
時間が経ってしまったシミは、洗剤の原液をつけて古歯ブラシなどでやさしくたたいて汚れをうつし、その後、漂白剤に浸け置きしてから洗濯をします。ただ漂白剤は色柄物などに使えなかったり浸け置きの時間が決まっていたりするので、洗剤の注意書きをよく読んでから洗いましょう。
衣装ケースに冬物衣類をしまう場合は、スウェットやデニムなど素材の丈夫なものを下に、カシミヤなどデリケートな素材のものを上にするのが基本です。
しわや型崩れを防ぐには丁寧にたたむことが第一。長袖は左右均等になるようにし、長袖シャツはボタンをとめてたたむと襟元の形がきれいに保てます。パンツはケースのサイズに合わせて、裾の方から2つ折りもしくは3つ折りにしていきましょう。
ケースいっぱいに詰めこむとしわがつきやすくなるので、余裕をもってしまうのがコツ。コートやジャケットは、針金ハンガーなどではなく厚みのあるハンガーにかけておくと型崩れしません。
また、衣装ケースを使用せず、普段使いのタンスに冬物も一緒に収納している場合は、冬物を風呂敷に包んでから収納するのも手。洋服が散らばらず、ホコリからもガードできて便利です。
ブーツはブラシや専用クリーナーなどでお手入れをした後、陰干しをして湿気を取り除いてから保管しましょう。ブーツキーパーを使用すると型崩れを防げます。バッグも詰め物を入れて形を整えた方がいいですが、新聞紙などをそのままバッグの中に入れるとインクが写ることもあります。新聞紙は必ず半紙などで包みましょう。
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