●暮らしのおかたづけ
2016/11/18 公開
用事がたてこみがちな師走までに大掃除を済ませたら、慌ただしい年末年始のスケジュールもぐんとスムーズになるはず。前倒しで進めておくにはどうしたらいいのでしょうか? 週末などを活用し、11月からコツコツ進める大掃除プランをご提案します。
家中をピカピカにして、清々しい気持ちで新年を迎えたい。もちろんそのつもりでいるけれど、クリスマスにお正月の準備、年賀状も書かないと……師走と呼ばれる通り、てんてこまいに忙しいのが12月です。年末にまとめて大掃除をしようと思っても、中途半端にギブアップしてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、11月からコツコツ始める「前倒し大掃除」のご提案です。ここで注意したいのが掃除をしていく場所の順番です。一般に大掃除は「汚れがたまりやすい」「掃除が大変で時間がかかりやすい」の順にとりかかるのがセオリー。つまり、バスルームやトイレ、キッチンといった水まわりから始めるべき、とされています。
しかし、「前倒し大掃除」は玄関、廊下から始めて、そのあとにバスルームやトイレに取りかかり、最後にキッチン、リビングを掃除するという流れが鉄則です。なぜかというと、「滞在時間が長いスペースほど、年末まで汚れがちになってしまう」からです。そこで、比較的汚れやホコリがたまりにくい場所からスタート。キッチンやリビングを最後にキレイにしたら、気持ちよく年末の準備に取りかかれるはず。「前倒し大掃除」は滞在時間を軸に考えるのがベストなのです。
では、さっそく「前倒し大掃除」のスタートです。玄関や廊下などは掃き掃除、拭き掃除というシンプルなステップで終わりますが、やっかいなのがバスルームやトイレ。「1日がかりで進めるか……」とため息をつきそうになりますが、ここでは「掃除のスライス(小分け)」が有効になります。
たとえば、バスルームなら「ドアのパッキンのカビ取り」「蛇口や水栓まわりの水アカ落とし」「浴槽の黒すみライン落とし」といったように、細かく刻んで考えてみるのです。トータルだと数時間かかるかもしれませんが、作業ひとつをとってみたら10分以内で終わるものがほとんどです。11月の最終週は「バスルーム」、12月第1週は「トイレ」といった流れで進めていけば、ストレスなく進めていけるでしょう。もちろん、週末を使って「一気に掃除」もありです。家族と自分の予定をにらみながら、ベストなプランを考えてみましょう。
バスルームやトイレ、キッチンの水まわりなど、目に見える汚れ、ホコリを落としてキレイになった……安心する前に、今一度細かいところをチェックしてみましょう。ステップごとに振り返りながら掃除できる。これも時間に余裕のある「前倒し大掃除」ならではです。
何といっても、普段の掃除では飛ばしがちなところもクリーンにできるのが大掃除のメリットです。
バスルームならシャワーヘッド、トイレなら便器のフチ裏、水受けタンク、キッチンならレンジフードや電子レンジの中、冷蔵庫の下、冷蔵庫の野菜室、リビングならカーテンボックス、スイッチまわりなどを忘れずにリストアップしておきたいもの。
細かいところまで前倒しで大掃除がフィニッシュしたら、最後はゴミ出しです。年末はゴミの日が繰り延べになるなど、収集もイレギュラーになりがち。最終のゴミ収集日に慌てることのないように、大掃除で出たゴミの処理も日程に組み込んでおきましょう。
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