テレビ裏や、テレワークのデスク周りなどゴチャゴチャしやすい電源コードやケーブルの配線。
乱雑に置かれたコードの周りにはホコリが溜まりやすく、インテリアの邪魔にもなってしまいます。とはいえ、無理に折り曲げて隠そうとしても断線や発火・発熱事故につながる危険性が...。
そこで、配線をスッキリまとめるコツと、電源コードの安全な束ね方についてご紹介します。
家電が集中するキッチンやリビング、充電器等が集中するテレワークのデスク周りには電源コードが溢れてしまいがち。コンセント・電源タップ周辺も、そこから電子機器までの間に伸びるコードもゴチャゴチャした印象になってしまいますよね...。
どうすれば電源コードの配線やコンセント周りをスッキリできるのでしょうか。6つの方法をご紹介します。
長さも種類が違う電源コードやケーブルをまとめて隠したいなら、"ボックスにざっくり入れる"のがおすすめ。
手持ちのカゴやボックス、市販されている「ケーブルボックス」に電源タップとケーブル類をひとまとめに入れてみましょう。ボックスの大きさは、すべて入れても余裕がある程度のゆとりがあるものを選びます。蓋やカバーをしてしまえば、ゴチャついた配線もスッキリ!
ただし、手持ちのカゴやボックスを使用する場合は熱がこもらないよう注意が必要です。完全に密閉するのではなく、穴を開けるなど熱を逃がせる隙間を作っておきましょう。市販のケーブルボックスは難燃性の素材を使用し、熱がこもりにくい工夫がされています。
部屋の壁際に伸びる電源コードは、ポスターフレームやファブリックパネルで隠しましょう。電源ケーブルの前にサッと立てかけるだけで、あっという間に目隠し完了! 固定しないので、お掃除のときもすぐに動かせて便利です。
どうやっても目についてしまう電源タップは、いっそインテリアのアイテムにしてみましょう。
電源タップは白や黒のプラスチック製のものが一般的ですが、最近は木目調やカラフルなものなど、インテリア性に富んだ製品が販売されています。部屋のテイストに合わせて、こだわって選んでみるのも楽しいですね。
電源コードがたくさんある場合は、ひとまとめに束ねてスッキリさせましょう。
コードを束ねるアイテムは、チューブ型の収納カバーやスパイラルチューブ、面ファスナー、結束バンドなど様々。ホームセンタ―や家電量販店、また100円ショップなどで販売されていますので、色々と試してベストなものを見つけてください。
コンセントや電源タップにたくさん刺さったプラグ。どれも似たような色と形なので、どの機器のものかわからなくなってしまうことも。「うっかり違うコードを抜いてしまった!」とならないためにも、目印をつけておきましょう。
市販されているネームタグのほか、マスキングテープや食パン包装などで使われる「クロージャー」を名札代わりに活用するのもおすすめです。
コードが長すぎると、スッキリ束ねようと思ってもうまくいかない...。長いコードは、ゆるく折り曲げて輪ゴムやテープでまとめるか、コードリール(ケーブルタートル)と言われる巻取り型のコード収納を活用しましょう。
ただしケーブルをきつく折り曲げてしまうと、断線の恐れがあるので注意が必要です。コードを巻く際はゆるくまとめるようにしてください。
スッキリ収納しようと電源コードを無理に折り曲げてしまうと、断線や発火・発熱事故につながる危険性があります。安全な電源コードの束ね方と、コンセントまわりの収納の注意点をチェックして、危険防止に努めましょう。
配線をスッキリさせたいからとたくさんの電源コードを狭い箱や隙間に押し込めたり、写真のように何重にも短く折り曲げたりするのは危険です。
家電製品の電源コードは、発熱や電流漏出を防止するために保護材で覆われています。複数のコードを狭い空間で密着させると保護材が溶け出して、火災につながる可能性も。
また、冷蔵庫や電子レンジ、ドライヤーなどの大きな電流が流れるコードをほかのコードとまとめて束ねるのも熱がこもりやすく危険です。まとめて収納するのは通信機器など消費電力が少ないケーブルだけにし、コードを巻く際はゆるくまとめるようにしてください。
コードを無理に折り曲げると、保護材がやぶれて銅線がむき出しになってしまいます。漏電やショートが原因で火災につながるため、無理な角度での収納はNGです。万が一、保護材が破れた場合はすぐに使用を中止してください。
部屋にコンセントが少ない、電気製品を一箇所にまとめたい場合、つい一つのコンセントに複数の機器を接続する「タコ足配線」をしてしまいがちです。しかし、このタコ足配線にも注意が必要です。
仮に電源タップを使って差し込み口を増やしたとしても、同時に使える電気の「容量」には限りがあります。電源タップの「容量」は説明書や本体には必ず記載されているので、接続する機器のワット数やアンペア数を確認し、容量を越えないようにしてください。
消費電力の大きい電気ケトルや電子レンジ等はたこ足配線にせず、コンセントに直接差し込んだほうが良いでしょう。
ゴチャゴチャとした配線や電源ケーブルは、見た目が良くないだけではなく、熱がこもって火災につながる恐れもあります。それぞれの取り扱いをしっかりと確認して安全に注意し、スッキリとした部屋を目指しましょう!
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