- 館内の見どころ
- 屋外の見どころ
住友林業の始まり
1691年住友家が別子銅山(現:愛媛県新居浜市)を開坑。銅の製錬に欠かせない薪炭用の木材や、坑道の坑木、さらにはここで暮らし、採掘・製錬に従事していた人々の住む家の建築用木材などを調達する「銅山備林」経営が、住友林業グループの原点です。その原点についてご紹介いたします。
別子山の再生
19世紀後半、別子銅山では長期間に及ぶ過度な伐採と煙害によって、周辺の森林が荒廃の危機を迎えていました。当時の別子支配人、伊庭貞剛は失われた森を再生させる「大造林計画」を樹立。保続林業という理念を掲げ、多い時には年間200万本を超える大規模な植林を実施した結果、山々は豊かな緑を取り戻すことができました。その軌跡についてご紹介いたします。
現在・未来の住友林業
住友林業グループは地球環境、人々の暮らしや社会、市場や経済活動に価値を提供することで、将来世代を含むあらゆる人々やすべての生き物に、地球が快適な住まいとして受け継がれていくことを目指します。これまでも強みとしてきた「森」と「木」の価値を活かし、深め、新たな未来の力へと変えていきます。そんな、住友林業グループの現在と未来をご紹介いたします。
林業を学ぶ
住友林業グループの森林経営は、300年の歴史を経てきた中で、時代と共に進化を続けています。また、林業の施業方法も時代と共に変化しています。その最新の林業施業を体験型コンテンツでご紹介いたします。
木を知る
木は、多種多様な可能性を秘めています。その可能性は、地球環境、都市環境、住環境、一人ひとりの心と体の健康に至るまで、今を生きる私たちが抱える課題に対する重要な答えになるものとして期待されています。住友林業グループでは、筑波研究所を中心に木の効用について研究を行っています。その一端をご体験ください。
モニュメント広場
1882年(明治15年)に植林のための苗畑が設立された場所です。中央のモニュメントは浮金石で造形しており、「自然の恵みへの感謝」、「樹と森の生命への敬意」、「永遠の治山治水の誓い」を表現しています。
ビオトープ
人工的に作られた、水辺空間です。野鳥やトンボ、蝶などが集まる場所となっており、さまざまな生き物を観察することができます。
木のアーチ広場
木のアーチは構造体に大断面ヒノキ集成材を用い、上部には郷土種による屋上緑化を施してあります。木に囲まれた落ち着いた空間で、一休みしてみてはいかがでしょうか。
木のモニタリングゾーン
1931年に植林され、調査・実験のために管理されているヒノキの人工林です。樹木の成長を長期にわたってモニタリングすることにより、持続可能な森林経営の実践に活用しています。
森林浴コース
1周1km、所要時間15分の長さで設けられた遊歩道は、シラカバ林や清流など山紫水明な景色の中で散策が楽しめます。また、森林における散歩には、心と身体の健康維持・増進、病気の予防に効果が期待できるとされています。