出社
午前中はBSGメンバーやStructural社の経営陣と業務の進捗報告を行ったり、必要な資料作成などを行ったりします。
西脇 健太2015年入社
自分にしかできない、特別でエキサイティングな生き方をしたい。物心ついた頃からそんなことを想うようになっていました。興味を持ったことにはとことんのめり込みます。大学時代はバックパッカーとして世界中を放浪し、言語や文化の壁を越えて人と交流する面白さに惹かれ、海外を舞台に仕事をしたいと商社を中心に就職活動を始めました。さまざまな商社を見ていく中で判断軸となったのは、やはり「特別な経験ができるか、エキサイティングな生き方ができるかどうか」。総合商社のようにいろいろな商材を手広く展開するよりも、一つの商材に特化して世界中に売り込んでいくほうが、性に合っていると思いました。そんなときに出会ったのが住友林業です。創業から330年以上もの歴史をかけて木に特化しながら住宅からバイオマス発電まで、幅広く事業を展開している点など、他の会社にはない唯一無二な姿勢に魅力を感じ、入社を決意しました。最初は商社営業を志望していましたが、管理企画も海外を舞台にしながら住友林業の事業拡大に貢献できると知り、管理企画として入社しました。
私は米国にて、FITP事業※を統括・推進する住友林業の100%子会社Builder Solutions Group(以下、BSG)に所属しています。BSGのミッションは、米国の住宅事業におけるサプライチェーンを最適化し、当社グループの利益を最大化することです。長期ビジョン「Mission TREEING 2030」において、2030年までに年間の米国住宅供給戸数23,000戸の目標を掲げていますが、目標達成には23,000戸分の住宅を建てるための安定した資材の確保や施工体制の整備など、供給基盤を固めなければなりません。そのために現地の建材製造会社や施工会社を買収し、各社の経営に入り込みながら事業拡大や各社間のシナジー創出を図っています。私はBSG傘下にあるパネル・トラスの製造・流通会社Structuralグループにおける、事業拡大や新規事業進出のサポートを担当しています。経営メンバーの一人となり、現地経営陣と毎日顔を合わせながら事業拡大や組織体制の構築について議論しています。新たなエリアに工場を展開するためには何が必要か、それを実現するための方法や組織体制はどうするのか、会社の経営に入り込んで、一緒に意思決定をしていくのですが、一つの会社の経営を担い会社を大きくしていく過程に非常に大きなやりがいを感じています。その際に意識していることは、彼らの事業拡大のための信頼できるパートナーであることです。当社は親会社として、経営の主導権を握り、Structural社をコントロールすることも可能です。しかし、そのような関係は、いつか破綻してしまいます。米国での事業拡大のためには、Structural社をはじめ現地企業の協力が必要不可欠です。だからこそ、彼らの意見を尊重しながら、同じ目標に向かって共に走りつづけるためのパートナーとなれるような関係構築を心がけています。
※FITP(Fully Integrated Turn key Provider)事業…米国住宅業界の職人不足や人件費上昇によるコストアップ、工期長期化などの課題への対策として、壁パネル・床・屋根トラス設計から、製造、配送、施工までを一貫して提供する事業です。米国住宅業界が抱える将来的な労働者不足問題の解決に努め、「Mission TREEING 2030」目標の年間販売戸数23,000戸達成に向けた安定的な資材供給と施工体制の確立、品質の向上を目指します。
私の携わったことがStructural社の事業拡大につながり、さらなるビジネスチャンスにつながります。この影響を今、身をもって体感しています。Structural社は、メリーランド州の本拠地から製造エリアを南に拡大しており、現在三つの州で工場を稼働させています。中でも2024年5月に稼働開始したノースカロライナ州工場は、当社グループとして米国で初の自社工場立ち上げの挑戦であり、すべてがゼロから始まりました。新たなエリアへの進出や事業拡大のためには、弁護士や会計士を含め、さまざまな関係者との信頼関係を構築することが必要不可欠であり、BSGのチームメンバーやStructural社、当社グループの他の企業とも協力しながら、一つひとつ慎重に確認し物事を進めました。地道な作業ではありましたが、この地道な作業を積み重ねることで、ここまで事業を拡大することができたと思います。今後、さらに事業規模を大きくすることができれば、材料として使う木材や建材をより多く購入できるため、グループとしてコストダウンにつながる可能性があります。また、同じエリアに進出するグループ会社とのシナジー効果を生み出すことでさらに収益を拡大することもできる。こうしてStructural社が大きくなれば、FITP事業も拡大し、米国住宅供給戸数23,000戸という目標に近づくことができます。この目標を達成すれば、アメリカ住友林業がもたらす米国住宅市場へのインパクトをさらに高めることができ、インパクトが高まるほど、当社の理念や目標に共感してくれる会社が増える。そういった会社と協業することにより、グローバル規模で脱炭素社会を実現しやすくなります。自分の仕事はその原動力になっているんだと信じて、これからも前進していきたいです。
住友林業が米国をはじめ世界中で木材や木造住宅、木造建築の価値を広げている会社であることを、もっと多くの人に認知してもらいたいです。住宅供給実績戸数としては全米8位、全豪3位(2023年12月期時点)の実績を残していますが、日系企業の方々に話すと驚かれることが多くあります。海外進出していたのかと。米国ではなおさらです。海外でこれだけ成長している会社だと知ってもらえれば、一緒にビジネスをしようと賛同してくれる会社も増えるはずです。そう信じて、アメリカ住友林業の事業をさらに拡大していくことで、経済・社会・環境へ今以上に大きなインパクトを与えられる会社へと成長させたいです。そしてゆくゆくは、自分起点でBSGの新たな事業戦略を打ち立てたいです。まだ構想段階ですが、既存の住宅事業や不動産事業と全く別の事業分野を組み合わせて、新しいソリューションを生み出せないか検討しています。ありがたいことに当社は、経営理念や掲げる目標に合った行動であれば、どんなアクションも歓迎してくれる組織です。自分の考えたアイデアで事業をもっと大きく成長させ、日本、そして世界の人々に住友林業の可能性をもっと感じてもらいたいです。
午前中はBSGメンバーやStructural社の経営陣と業務の進捗報告を行ったり、必要な資料作成などを行ったりします。
月曜から木曜は弁当、金曜はチームメンバーとランチします。
午後は基本的に打ち合わせで埋まることが多いです。Structural社のメンバーだけでなく、会計士や弁護士、他のグループ会社のメンバーなど多様なステークホルダーとコミュニケーションをとっています。
退社後は家族と食事をし、育児の時間に充てています。
林 宏樹2012年入社
松田 未由2020年入社
内田 明日花2019年入社
青木 理名2023年入社
西脇 健太2015年入社
市村 直也2007年入社
佐原 健太2017年入社
松岡 頌子2021年入社
猶原 丈雄2007年入社
伊豆 善崇2017年入社
井原 将吾2020年入社
川田 真里亜2020年入社
角 遼太郎2020年入社
鈴木 洸明2017年入社
白井 さおり2016年入社