出社前のランニング
毎朝30分ほど自宅の近くをランニングしています。頭がスッキリし、最高の状態で一日をスタートできます。
市村 直也2007年入社
大学で産業社会学について学ぶうちに、社会問題を解決するための戦略立案に興味を持ち、コンサルティングの仕事に就きたいと思うようになりました。就職活動を進める中、友人から「コンサルタントになりたいならこの企業も受けてみれば?」と勧められたのが住友林業でした。正直、当時は木の会社というイメージしかなかったのですが、会社説明会で事業内容を知り、木を通じてこれほどにも多様な課題解決をしているのかと驚きました。特に賃貸住宅・事業用建築の営業は、土地のオーナー様に対して、有効な土地活用の方法提案から建物の施工、運用まで伴走できる。資産を使うだけではなく、どのように生かすのか、その建物を使う人々に何を提供するのかといった視点でオーナー様と一緒に考えられる点に非常に魅力を感じました。また、活用方法として木造の耐久性の高い建物を建てるということは、何十年もその土地に残り続ける空間を生み出すということでもあります。オーナー様の資産活用で終わらせず、人々に新たな日常や出会いを提供できる仕事だと感じ、選考を受けようと決めました。無事に内定が決まると、安堵すると同時に自分の未来が広がった気がしました。
現在、東京支社の営業グループの1チームの責任者を務めています。営業活動に注力しつつ、メンバーのサポートやチーム全体の管理を行うのが主な役割です。営業活動の具体的な内容としては、金融機関を訪問してオーナー様の情報を得るところから始まります。信頼関係がなくては情報を知ることはできないため、日頃から金融機関と密なコミュニケーションをとっておくことが重要です。その後、知り得た情報をもとにオーナー様を訪問し、土地の形状や周辺状況の情報をもとに最適な活用方法を提案していきます。ご要望や課題はオーナー様によって異なりますが、多くの方に共通するのがどのように活用するかは決まっていないという点。そこでまずは徹底的にヒアリングを行い、土地を所有した経緯から今後どのような人生設計を立てているのかまで整理していきます。ときにはオーナー様だけでなく、ご家族にお話をお聞きすることも。出てきたご意見を踏まえて設計担当と打ち合わせを重ね、オーナー様にご納得いただける提案ができたときは大きな達成感を感じます。特に嬉しいのは、一度担当させていただいたオーナー様から「別の土地の活用方法も悩んでいて…」と相談していただく瞬間です。また任せたいと思っていただけるほど信頼を得られたのだと思うと、その想いに応えようと気が引き締まります。
これまで数多くの案件を手がけてきましたが、特に印象的だったのはテナントの入った集合住宅を建てたときのことです。オーナー様と打ち合わせを何度も重ねて見えてきたのは「その街の良さが味わえるような場所にしたい」という想い。そこで、街とその建物を愛する人が集まる空間を目指して、1階をテナント、2階以上を居住階にした賃貸物件を建てることになりました。テナントを募集する際、建物のコンセプトに沿っているかどうかという軸で探したところ、その地域で人気を集める個人営業のパン屋さんが移転してくださることになりました。無事に竣工し、木造ならではのぬくもりある空間にパンが並ぶと、多くの近隣住民の方が訪れてくださるようになりました。オーナー様の資産を活用し、さまざまな方にとっての住まいと、地域の憩いの場をご提供できたことに感動したのを覚えています。土地の有効活用とは、建物をつくることだけでなく、建物を通じて多くの方々の人生に彩りを与えることなのだと気づかされました。今でも時々そのパン屋さんの口コミを調べるのですが、「パンもおいしいけど、建物も素敵」「こんな住宅に住んでみたい」と書かれているのを見ると、思わず頬が緩みそうになります。
入社から20年近く経った今、これまでと変わらずオーナー様に寄り添い続けるのはもちろん、自分が培ってきたものを次の世代に継承していくことも私の使命だと考えています。金融機関との関係を構築する方法、設計担当と二人三脚で進めるための流れ、これまで何度もご依頼いただいたオーナー様との関係性など、私たちの仕事はさまざまなスキルや関係性を求められます。しかし、こうしたスキルは一朝一夕に身につくものではなく、明確に体系化されているわけでもありません。社内外を問わず相手に真摯に向き合い、地道に経験を積んでいくことで少しずつ培われていくものです。現在責任者を務めているチームでは、お付き合いのある金融機関との関係構築方法を伝えたり、支店内で勉強会を開いたりなど、ノウハウを受け継いでもらえるような取り組みを行っていますが、いかに小さな積み重ねが大切かということもセットで伝えるように心がけています。スキル面だけでなくマインド面でも住友林業の営業らしさを伝え、次の世代、さらに次の世代へと受け続く文化を生み出すために。今後も全力で取り組んでいきたいです。
毎朝30分ほど自宅の近くをランニングしています。頭がスッキリし、最高の状態で一日をスタートできます。
税理士さんと一緒に、今日の商談内容についてすり合わせをします。
土地を持つオーナー様の情報を聞きます。信頼して話していただけるよう、日頃の関係構築が大切です。
土地の活用方法について、オーナー様と打ち合わせを行います。設計担当にも同席してもらい、建物の具体的な仕様についても話し合います。
食事に行くこともありますし、早く帰り家族との時間も大切にしています。
林 宏樹2012年入社
松田 未由2020年入社
内田 明日花2019年入社
青木 理名2023年入社
西脇 健太2015年入社
市村 直也2007年入社
佐原 健太2017年入社
松岡 頌子2021年入社
猶原 丈雄2007年入社
伊豆 善崇2017年入社
井原 将吾2020年入社
川田 真里亜2020年入社
角 遼太郎2020年入社
鈴木 洸明2017年入社
白井 さおり2016年入社