出社 現場巡回
基礎工事を行っている現場に出向き、品質・安全検査を行います。
佐原 健太2017年入社
高校時代、東日本大震災がきっかけで、衣食住の「住」に携わりたいと思うようになりました。報道番組を見て、衣食に関する支援物資はある程度行きわたるようになっていくものの、 学校の体育館や仮設住宅で過ごしている方が大勢おり、住居の復旧に非常に時間がかかることを知りました。その様子から住居に携わる仕事がしたいと思うようになり、大学は建築学科に進学しました。ハウスメーカーの施工管理をしたいという明確な目標ができたのは、大学時代のアルバイト経験が影響しています。友人に紹介された塗装業の親方の下で働く中で、名前を呼び合える仲間と共に手を動かしながら、ものづくりをするのが性に合っていると感じたのです。住友林業に入社を決めたのは、ブランド力が高い点もありましたが、それ以上に出会った社員一人ひとりが人に寄り添う姿勢を大切にしており、「仲間」を大切にする私の気持ちと一致し、一緒に働きたいと思ったためです。
戸建注文住宅の生産担当として、現場管理に加え、工事中のお客様の窓口も行います。現場管理とは、住宅の基礎から躯体、電気や水道の設備、内外装まですべての施工の品質、安全、工程、原価を管理する仕事です。設計担当と何度も話し合い、図面に込められた意図をすり合わせた上で工事に着手します。その上で、進捗に合わせてお客様を工事現場に案内し、気になる点はないか、理想とする住まいのイメージは叶えられているかなどを打ち合わせ、完成まで導きます。今まで約200棟の家づくりを担当しましたが、同じ住宅は一つもないということを改めて思います。お客様によって住宅に求める機能も価値も違いますし、設計の自由度が高いからこそ、お客様によって異なる納まりをつくることができます。その分、施工管理に求められる技術も高いレベルが必要となります。例えば、一段の段差を施工するにも、段差の高さや框の厚さ、収納をつける際は奥行きの深さや取っ手は何を使うかなど、無数の納まりがあり、お客様によってどの納まりが適当かは異なります。図面に表れない細かな「納まり」に気を配り、お客様にとっての正解を見出すことは難しいですが、新たな納まりをつくりだすという面白みもあります。また、携わるからにはプラスαの提案を心がけています。生活動線を考えて、コンセントやスイッチを追加、移動するなど、一見些細なことではありますが、こうした小さな工夫が住み心地に大きく影響を与えるためです。お客様の期待を超えた家づくりとなるよう、最後の砦として日々図面に向き合っています。そうして竣工を迎えたときにお客様の笑顔を見ると嬉しさが込み上げてきます。生産担当として最初に任せていただいたお客様からの「現場をまとめてくれたのが佐原さんで良かった!」という言葉は今でも心の支えになっています。
生産担当として未来に与えられる影響は、大きく二つあると考えています。一つ目は、街づくりに貢献しているということ。自分が手がけた家が、一棟、また一棟と街に増えていく中、それぞれの家に住んでいるお客様の様子を見ると、単なる家づくりではなく、その先にある暮らしをつくることに携われたのだと誇らしく感じます。そうした暮らしを多数生み出すことで街がつくられていくのだと思うと、自分の仕事は街づくりの一端を担っているのだと実感します。
二つ目は、優れた職人さんの技術を未来に継承できるということ。先ほど述べたように住友林業の家は木造で、かつ自由設計で無数の納まりがあるため、非常に高い技術が求められます。mm単位で削り出された木材が少しの隙間なくぴったりと収められているのを見るたびに、その精巧さに感動するほどです。ここまで高い技術を身につけるには相当な経験が必要ですが、住友林業の家だからこそ、この技術を生かすことができます。つまり住友林業の家をたくさん建てるということは、職人さんたちの技術を遺憾なく発揮する場を提供できるということでもあり、そしてその技術を未来に継承する支えになれるということでもあると思います。
手がけた案件の数は増えてきたものの、先輩たちに比べるとまだまだ知識も技術も足りないと感じることがあります。特に電気や配管などの設備施工については、新しい商品が次々と現れ、施工も複雑なため、職人さんに教えてもらうことも多いです。最近では、設備に詳しいお客様も多く、お引き渡し後にご自身で設備を取り付けられる方もいます。マニュアルの内容だけでなく、お客様が困らないように事前に想定して施工をしておくなど、先回りした対応ができるよう日々学んでいます。その先の目標としては、戸建住宅以外の施工管理にもチャレンジしてみたいです。今年初めて共同住宅を担当したのですが、普段担当している戸建住宅とは進め方も求められる立ち回りも違うことを知り、生産担当としての腕を磨くいい経験となりました。どのような現場を任されても的確な指示が出せる、職人さんからもお客様からも信頼される生産担当になるために、今後も枠にとらわれずに多様な物件に挑戦していきたいです。
基礎工事を行っている現場に出向き、品質・安全検査を行います。
大工工事を行っている現場にて、大工さんと納まりの打ち合わせを行います。
発注書などの事務処理や、メール確認などを行います。
最近保護猫を2匹迎えたので、退社後はとことん猫と戯れています。
柱や梁など、骨組みを組み立てた段階のお客様との立ち会いです。木の香りに驚くお客様もいらっしゃいます。
内装の工事に入る前のお客様との立ち会いです。キッチンなどの設備や収納などが取り付けられ、完成まであと少し。お客様にご確認いただき、引き渡しに向けた打ち合わせを行います。
完成した住宅をお客様にお引き渡しします。この瞬間が、施工管理として一番やりがいを感じます。
お引き渡しの書類を整理し、アフターメンテナンスに引き継ぐ準備を行います。
林 宏樹2012年入社
松田 未由2020年入社
内田 明日花2019年入社
青木 理名2023年入社
西脇 健太2015年入社
市村 直也2007年入社
佐原 健太2017年入社
松岡 頌子2021年入社
猶原 丈雄2007年入社
伊豆 善崇2017年入社
井原 将吾2020年入社
川田 真里亜2020年入社
角 遼太郎2020年入社
鈴木 洸明2017年入社
白井 さおり2016年入社