「あなたに任せる」という言葉に
確かな信頼の獲得を実感。
注文住宅の営業というのは、カタチのないものを売る仕事です。その際に大切なことは、当たり前ですが、包み隠さずに本当のことを言うこと。営業の場合、お客様にご契約をいただくために、どうしても商品の良さばかりを訴求しがち。しかし、ご契約に至るには、お客様にいかに信頼していただけるかにかかっています。つまり、信頼されて、家づくりのパートナーとして認めていただくことが、私たちの役割ともいえます。かつて、お客様にとても嬉しい言葉をいただいた経験があります。一般的に商談の最終段階では、それまで打ち合わせを重ねてきたプランにご納得いただき、そのうえで価格を提示します。住宅は高額なものなので、少しでも金額を抑えた方がお客様にとってベターなことは言うまでもありません。しかし、そのお客様は、商談に臨んだ際、「金額を含めて若松さんに任せます」とおっしゃられました。私に全幅の信頼を寄せていただいた証であり、営業担当者冥利に尽きる言葉です。他社との比較による自社商品の優位性を訴求するのでなく、住友林業の家のどの部分に共感していただけるかを大切にしてお客様と接する。お客様にその思いが通じ、家づくりのパートナーとして認められたという実感の中に、確かなやりがいを感じました。
『自身初』医院建築のご契約をいただく。
強い想いは行動を変え、他人を動かす。
私が所属する群馬支店の営業グループは、主に戸建住宅の営業を担当しますが、入社5年目のとき、医院建築のご契約をいただいたことがあります。私にとって医院建築をお手伝いするのは初でした。最初に着手したのは調査。医院の待合室や診療室で、人や作業の流れを把握し、また住友林業が過去に他県で建築した医院を見学するなど、医院という建物がどういうものかを理解することに努めました。当初は医院建築の実績が多い他社が優勢。その中で、いかにお客様のご要望をヒアリングしカタチにできるか。本音で話してもらえるよう、私自身も本音で話すことを心掛けました。そうした中、「木の雰囲気が香り、待合室を大空間としたい」というご要望をキャッチ。大空間を叶える住友林業のビッグフレーム構法を紹介したところ大変気に入っていただきご契約に至りました。お客様に最適なプランを提案するという強い想いがあれば、想像以上の行動ができることを実感し、難局も突破できるのだと感じました。
どんなに高い壁に突き当たっても
停滞せずに少しでも前進する。
現在私は店長代理として、1つの展示場のリーダーを務めています。今でこそ、順調な実績を残していますが、苦しい日々が続いたこともあります。営業担当者にとって辛いのは、ご契約いただけない期間が長く続いていくこと。家を建てたいというお客様の願いに応えられていないということであり、考え方もネガティブな方向に進んでいきます。そんなとき、私は「初心」に帰ることを大切にしてきました。ここで言う「初心」とは、過去に私が担当してやりがいを感じたときの家づくりを振り返ることです。家に関する問い合わせを通じて、久しぶりにお客様宅に訪問した際、自分が手掛けた家がカタチとして存在し、そこに暮らしがあることを実感できると、自然と励まされるのです。そうした経験から、たとえ前向きになれないときでも停滞しないことを大切にしています。一歩でも動けば変化があり、やるべきことが見えてくるはず。今後、店長代理として周囲に良い影響を与える人財に成長し、チームとして成績を積み上げていくことで、メンバーに仕事の喜びを提供していきたいと思っています。
のめり込むことです。歳を重ねていくと、仕事とプライベートのバランスも変化し、自分が抱えるものも大きくなっていきます。そうなると言い訳もしやすくなります。しかしそこへ逃げずに、今やるべきことに、のめり込むことが私にとっての本気です。のめり込むことで、仕事でもそれ以外でもいい結果をもたらすと考えています。