●暮らしのおかたづけ
2015/06/02 公開
衣替えを機にクローゼットを片づける人は多いはず。せっかくすっきりさせたはずなのに、再び衣替えの時期にクローゼットをのぞくと、ごちゃごちゃに散らかっていることはありませんか? そこで今回は、キレイが続くクローゼットの片付けステップを紹介します。
クローゼットの中が片付かない理由は、クローゼットの収納力以上にモノを詰め込んでいるから。洋タンスタイプのクローゼットの場合、一般的に横幅は80~90cm程度。いちばん上に枕棚があり、その下に衣類をかけるパイプがあります。このときパイプにかけられる分量は、コート・ジャケット・スーツを合計して5着(1着の厚さを6cmとした場合)と、その他ブラウスやスカート・パンツ類25~30着程度(1着2cmとした場合)。これ以上、ぎっしりとかけてしまうと洋服を選ぶのが困難になります。
まずは、上記の服の厚さを参考に容量を計算し、クローゼットに入るように、不要な服がないか量を見直してみましょう。流行遅れの服や今シーズン一度も袖を通していない服はありませんか? 一枚一枚チェックしてみると、着られないような黄ばみやシミ、虫食いが見つかることも。衣類を処分しても入りきらない場合は、クリーニング店などの衣類保管サービスを利用してもいいでしょう。
●量の見直しと言っても、どれを処分すべきか悩んでしまう場合
→(関連記事)「片づけべたを卒業できる! モノの寿命を決めよう」
空きスペースになりがちなクローゼットの下半分は、棚を増設することで収納力がアップします。衣類の丈にもよりますが、棚は高さ30~40cm、奥行き40cm、幅30cm程度が最適。棚板や棚柱はクローゼットサイズに合ったものがホームセンターなどで販売されています。DIYに自信のない場合は、伸縮タイプの整理棚や収納ボックスを使用する方法も。Tシャツやカットソーなどはたたんで棚におさめ、マフラー、スカーフ、バッグなどの小物は吊り収納せずにボックス(もしくはカゴ)に入れておくと、ハンガーからずり落ちることなく、使うときに探しやすくなります。
何がどこにあるのかがわかって、使いやすく片づけやすいクローゼットであれば、きれいな状態を維持しやすくなります。そのためには、モノの使用頻度に合わせてエリア分けすることが重要に。
普段使いのものは、取り出しやすいように目線高さに収納します。このうち、よく使うものは「利き目」側に配置すると目線が行き届いて取り出しやすくなります。たとえば右目が利き目の人は、シャツやパンツを右側に、最後に身に付けるジャケットを左側にかけておくとスムーズ。シーズンオフものは左に寄せておきます。いちばん上の棚枕にはフォーマルバッグなどあまり使わないものを収納しましょう。
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