●ステキに子育てLIFE
2017/02/10 公開
冬の定番料理といえば鍋料理! だけど、大人が好きな定番鍋は子どもに不人気なこともあります。そんな時は子どもが大好きな「トマト」「チーズ」などのスープを取り入れてはいかがでしょう? 具材や締めにも工夫を加えれば、家族みんなが楽しめます。
冬の寒い季節に食べたくなる鍋料理。家族でアツアツの鍋を囲みつつ食べれば、身も心もポカポカになります。調理方法も、基本的には野菜や肉、魚などを切って鍋で煮るだけ。お手軽に、そして野菜をたくさん食べられるのが魅力です。最近ではさまざまな味付けの鍋スープも数多く市販されており、簡単に、そしておいしく作れるようになりました。
ただ、鍋料理の欠点は、味が単一化してしまうこと。最近では土鍋を仕切って2種類のスープを入れられる「二色鍋」も売られていますが、持っている人は少数派でしょう。1つの土鍋に1種類のスープを用いて鍋料理を作るのがまだ一般的です。
そこで問題になるのは、家族の年代によって異なる味の好み。特に子どもと大人は好きな味覚に違いがあります。辛い「キムチ鍋」やあっさりした「水炊き」、やや脂っぽくて噛みきれないこともある「もつ鍋」といった定番鍋料理は、どうしても子どもには受けが悪くなってしまいます。
バリエーションがどんどん広がりつつある鍋料理。子どもが大好きな「トマト」や「チーズ」、「カレー」をベースにした鍋スープも登場してきています。手軽に作りたいなら市販品のスープを購入してもいいですが、コンソメ味のスープをベースにしてトマト缶やスライスチーズ、カレーのルーを適量入れるだけでも、子どもが好むテイストに仕上がります。トマトは具材を入れる前に入れて一緒に煮込み、チーズとカレーのルーは食べる直前に入れて煮込まないようにするのがコツ。具材も肉団子やソーセージやベーコン、ジャガイモなど子どもが好きな食べやすいものをチョイスするといいですね。大人向けに味を変化させたいなら、薬味を別添えに。ガーリックやバジルペーストなど、パンチを加える調味料を用意するのもおすすめです。
鍋料理の最後のお楽しみといえば「鍋の締め」。定番はスープの残りにご飯を入れて煮込む「雑炊」、煮込んでOKの「ラーメン」ですが、トマト鍋やチーズ鍋、カレー鍋ならほかにもいろいろな鍋の締めが楽しめるでしょう。子どもに喜ばれるなら「パスタ」です。スープがたくさん残っているようなら乾麺のまま入れて煮込んでしまえば「トマトパスタ」「チーズパスタ」「カレーパスタ」に変身します。平打ちのフェットチーネは伸びにくい上、いろんな味に合わせやすいのでおすすめです。「チーズパスタ」は溶き卵を絡めると「カルボナーラ」風になるのもポイント。このほか、洋風鍋ならパンにスープをひたして食べるのもおいしいですね。家族みんなが笑顔になる鍋料理。みなさんもぜひお試しください。
子どもが喜ぶアレンジメニューについてもっと知りたい方は、いつもの食パンが変身! 子どもが喜ぶ朝食メニューをご覧ください。