●暮らしのおかたづけ
2019/08/09 公開
クローゼットがパンパンで着たい洋服がすぐに見つからない…。いざ着ようと思ったら、たたみジワが付いていてすぐに着られない…。衣類の効率的な収納方法は、多くの人にとって普遍的なテーマです。まずはクローゼットを見直して、着たい洋服がすぐ見つかる理想の衣類収納を作りましょう。引き出しに収まりやすいTシャツのたたみ方についてもご紹介します。
現在クローゼットの中に入っている衣類は、すべて「着ている服」ですか?「高かったからいずれ着る」「痩せたら着る」「ボタンつけや裾上げをしたら着る」などなど、理由を見つけてはクローゼットの隅に押し込んでいる衣類はありませんか?
まずは、「現役」の服をクローゼットの主役にしましょう。
Tシャツ、スカート、ジャケットなど、アイテムごとにクローゼットに入っているすべてのアイテムを、一度取り出して並べてみましょう。
ずらりと並べて俯瞰してみると、忘れていた使わないアイテムや不要なアイテムが自ずと見えてきます。
アイテムごとに、「着る」「着ない」「迷う」の3つに分類します。判断には時間をかけず、手にとったら即座に仕分けてください。
「迷う」に分類されたものは、クローゼットではなくダンボールや紙袋など別の場所に入れておきましょう。そして「1ヶ月」「1シーズン」など期限を決めて保管します。期限が来てもその場所から取り出されなかったら、着ないものと判断して処分しましょう。
「着ないけれど思い出があるから取っておきたい」という衣類は、クローゼットではなく「思い出ボックス」へ入れましょう。
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ただハンガーにかけて並べているだけでは、理想のクローゼットは実現できません。次に収納の基本をチェックしましょう。
衣類を詰め込みすぎると、取り出しにくくなり、シワや傷みの原因にもなります。 収納量は、空間の7割程度を目安です。掛ける収納であれば、ハンガー同士の間にスッと手が入るくらいが理想的です。
平日のビジネスウェア、休日のカジュアルウェア、登山やゴルフなど趣味のウェアなど、利用シーンに合わせてジャンル分けしましょう。手袋や靴下など細かいアイテムが多いジャンルは、カゴや不織布の袋に入れてまとめておくと、取り出しやすくなります。
クローゼットの扉を開けてすぐに取り出せる場所、かがまずに開けられる引き出しは、収納の「ゴールデンゾーン」です。その場所に、季節に合った使用頻度の高い衣類を優先的に収納しましょう。
Tシャツやデニムなど引出しに入れる衣類は、立てて収納すると探しやすく、シワにもなりにくいです。引出しの高さや幅を測り、どのようにたためば手持ちの衣類をちょうど良く収納できるか、ベストのたたみ方を試してみましょう。
サイズ感に慣れるまでは、ダンボールや厚紙で「型」を作り、それを目安にたたむと良いでしょう。また、生地が柔らかく自立しにくいものは、ブックエンドや不織布の引き出しケースなどを使用し、崩れないようにしてください。
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いつもは「なんとなく」たたんでいるTシャツ。立てて収納しやすく、しわになりにくいたたみ方をマスターしましょう!
(1)
後ろ側を表にして広げ、縫い目に沿って左右の袖を内側へ折る
(2)
片側の脇のラインを、中央に合わせて折りたたむ
(3)
同様に反対側も中央に合わせて折りたたむ
(4)
裾を持ち、襟に揃えて、きれいな四角形になるように二つ折りにする
(5)
表に返す
(6)
襟首が内側に来るようにして二つ折りにする
理想的な衣類収納は、「必要なものを」「適正の量で」「使いやすく」。クローゼットや引出しを美しく整えると、毎日がスッキリ楽しくなってきます。
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