●暮らしのおかたづけ
2017/02/24 公開
エアコン、加湿器、ファンヒーターなどの暖房器具は、冬には欠かせない家電製品です。けれどお手入れをしないで使っていると、ほこりがたまったり、カビが発生したりしてしまうことも。自宅でできるお手入れ方法を紹介します。
冬、夏と使用頻度の多いエアコン。機械の内部に発生するカビが気になるところですが、汚れや湿気を防ぐためには、2週間に1度の目安でフィルター掃除を行うのがよいでしょう。想像以上にほこりがたまりやすいので、フィルターは取り外したら掃除機でほこりを吸い取り、汚れが気になるときは水洗いします。内部の清掃は知識と技術が必要なので無理をせず、必要に応じてプロに任せましょう。
スチームタイプの加湿器はメーカーごとに構造が異なるので、取り扱い説明書に従ってお手入れします。水垢やカルキがたまりやすいので、2~4日に1回を目安にタンクやフィルターなどを分解して手入れをするときれいに使えるでしょう。ほこりがたまりがちな吸気口は掃除機でこまめに吸い取りましょう。
加湿空気清浄機は、給水のたびにタンクを振り洗いすると清潔に使えます。脱臭フィルターが水洗い可能なら、重曹水に30分程度浸け置きするときれいにできます。汚れが落ちない場合はフィルターの交換も視野に入れてみては。メーカーにもよりますが、3,000円前後のものがほとんどです。
こたつは掃除機でヒーターのほこりを吸い取ります。奥に入り込んだほこりは、自転車の空気入れなどを使うと便利。シュッシュッと吹き飛ばしてほこりを取り除いてしまいましょう。天板は台所用の中性洗剤を溶かした洗剤液で水拭きすると油汚れもすっきり落ちます。
ホットカーペットをお手入れするときは必ずコンセントを抜きます。軽い汚れは掃除機で吸い取ることできれいに。こびりついた汚れは、こたつと同じように中性洗剤を使って水拭きして落としましょう。なお、ホットカーペットのお手入れには市販のカーペットクリーナーが使用できないこともあるので注意が必要です。使う場合は、取り扱い説明書をよく確認しましょう。こたつ、ホットカーペットのいずれも汚れが気になったタイミングでお手入れするのが良いでしょう。
石油ファンヒーターもフィルター掃除が大切。取り扱い説明書にしたがい、フィルターが取り外せる場合は外して歯ブラシ・掃除機でほこりを除き、汚れが気になる場合は水洗いします。温風吹出口も掃除機でほこりをのぞき、汚れがひどい場合は中性洗剤を含ませた布で拭き掃除をします。温風吹出口に掃除機のヘッドを無理やり入れると破損することもあるので、やさしく丁寧にお手入れするのがコツです。週1回程度を目安にきれいにしましょう。このほか、1ヶ月に1回程度、オイルフィルターもチェック。ゴミを取り除いたあと、きれいな灯油で洗います。水洗いすると故障の原因になるので絶対に避けましょう。なお、洗浄に使った灯油を再利用することはできません(処分方法は灯油販売店に相談を)。こちらも取扱説明書に書かれた方法で正しく行いましょう。
季節家電は毎日使用するもの。故障や事故を起こさず、長く使うためには定期的にお手入れする必要があります。家電量販店などが実施している家電の清掃サービスを頼んでもいいでしょう。
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