●わたしらしさを楽しむ家づくり
2019/12/13 公開
自宅のお庭で、果樹を育ててみませんか?木を育てる楽しみ、実を味わう楽しみ、そして収穫した実を料理する楽しみ…。「おうち果樹園」には、楽しさがいっぱい!お子様と一緒に育てて収穫すれば、食育にも効果的です。
地植えが可能で比較的お手入れが簡単な、「おうち果樹園」にオススメの果樹をご紹介します。
苗から植えて7~8年で実がつきます。
害虫や病気の発生が比較的少なく、無農薬で栽培できます。特にお手入れしなくても果実が収穫できますが、最低気温が-2℃以下になる地域での栽培は難しいです。
苗を植えてから3年程度で実がつきます。
日本ではおもにハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類が栽培されていますが、ラビットアイ系は乾燥に強く、普通の土壌でも育てやすくなっています。自家結実性が低いので、異なる品種の苗を2本以上植えましょう。
「桃栗三年柿八年」と言いますが、実際には3~5年程度で実がつきます。
日光を好むので、日当たり良好な場所に植えましょう。
夏になると炭そ病や落葉病が起こりやすくなりますので、葉に斑点が出たり落葉したら、傷んだ箇所を切り取って対処します。
また、枝が伸びすぎたら風通しが良くなるように剪定してください。
苗を植えてから3年程度で実がつきます。
オリーブには、オイル用品種、ピクルス用品種、兼用品種の3種類があります。自分の花粉では受粉が困難なので、違う品種を2本以上植えてください。
苗を植えてから3年程度で実がつきます。
柑橘類は、ほとんど農薬を使用しなくても栽培できます。耐寒性がやや弱いので、-3℃以下になる地域では注意が必要です。上手に栽培すれば、1本で200~300個の実ができます。
新鮮な果実をそのまま味わうのはもちろんですが、たくさん収穫できたら加工して、美味しく保存してみましょう。
皮をむいた果実を丸ごと、または大きめにカットして、砂糖と水、お好みで白ワインを鍋に入れて煮詰めます。
この状態でさらに冷凍しておくと長期間保存ができ、お菓子作りなどにも活用できます。
スライサーでカットしたり、薄切りにした果実を干物用ネットに置き、風通しの良い場所で二昼夜程度干します。
「干し柿」は、日本の代表的なドライフルーツです。作り方の一例をご紹介します。
(1)軸を付けた状態で収穫します。
(2)ヘタの周りの皮を剥きます。その後、全体の皮を剥きます。
(3)60~70cm程度の長さの紐の両端に、柿の軸を結びつけます。
紐は荷造り用のビニール紐などで構いませんが、「干し柿用」として市販されているものもあります。
(4)軒下など、風通しの良いところに干します。柿同士がぶつからないように、上下にずらし、間隔を空けて吊るしましょう。
(5)カビの発生を抑えるために、スプレーに焼酎を入れ、全体に吹きかけます。
(6)1週間~10日後に外皮が乾燥してきたら、使い捨て手袋などをはめて1日1回、全体を揉みます。
(7)表面がシワシワになり、白い粉がふいてきたら完成です。
白い粉は「柿霜(しそう)」と呼ばれ、果糖とブドウ糖が結晶化したものです。
干し柿を作る時期は、「気温が10度かそれ以下」で「雨がふらない、乾燥が続く日」が適しています。雨に濡れるとカビが発生してしまうので、注意してください。
自宅に庭に果樹があるだけで、生活が豊かになります。木とともに成長し、結実する喜びを味わう...そんな生活を、楽しんでみませんか?
住友林業の新しいCMでは、長澤まさみさんが干し柿づくりに挑戦しています。
CMは、こちらのサイトでご覧いただけます。