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2023/06/30 公開

模様替えでおしゃれな部屋にするコツ8選!カラーコーディネートなどインテリアのポイントを解説

模様替えでおしゃれな部屋にするコツ8選!カラーコーディネートなどインテリアのポイントを解説

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「おしゃれな部屋にしたい」「もっと快適な部屋にしたい」「気分を変えたい」といった思いからスタートするのが模様替えです。でも、家具を移動したり、雑貨を買い替えたりしたのに、どこかピンと来ない......なんて方もいるのではないでしょうか。おしゃれで快適な部屋をつくるなら、実は押さえておきたいポイントがあります。決して難しくない、模様替えを成功させるコツをたっぷり紹介します。

模様替えとは?

守谷展示場(茨城県守谷市本町241-1 守谷住宅公園)

守谷展示場(茨城県守谷市本町241-1 守谷住宅公園)

模様替えとは、部屋の雰囲気や様子を変えることですが、例えば、インテリア小物などの室内装飾を変えるだけでも模様替えです。模様替えと聞くと、家具の配置変更などを想像するかもしれませんが、決して大がかりなものだけではありません。

部屋の一部にお気に入りのものを置くスペースをつくったり、カーテンなどのファブリックを変えたりすることで、部屋の雰囲気を変えることができるのも模様替えの魅力です。

不慣れな場合は手軽にできる場所から始めてみるのも良いでしょう。まずは玄関や洗面所、リビングのチェストの上といった小さな場所を整えていき、いずれ部屋全体に移行していくのもおすすめです。

>おしゃれな玄関の事例写真やアイデアを多数紹介!マネしたくなる建築実例もチェック

下記にまとめた模様替えのコツを参考に、皆さんも気軽に始めてみましょう。

模様替えのコツ8選!おしゃれで快適な部屋にするために大切なこと


①部屋のスタイル(好みのデザインやテイスト)を決める

日進梅森第二展示場(愛知県日進市梅森町西田面15名古屋ハウジングセンター日進梅森会場内)

日進梅森第二展示場(愛知県日進市梅森町西田面15名古屋ハウジングセンター日進梅森会場内)

模様替えをしておしゃれな部屋をつくりたいなら、どんな部屋に住みたいかを考えながら「理想のスタイル」を決めることも大切です。ここでは世の中の一般的な人気のスタイルをいくつかピックアップし、事例と共にご紹介するので、お好みのスタイルがあるか探してみてください。


ノルディックスタイル(北欧スタイル)

冬が長い北欧では、冬の間でも快適に過ごせる家づくりが行われています。木の質感を残した家具などのナチュラルなものを好んだり、アクセントにカラフルなものを取り入れたりします。


ブルックリンスタイル

多くのアーティストやデザイナーが住む地域、アメリカ・ニューヨーク州近郊にある都市の名前を冠したスタイルです。レンガや金属などの素材が取り入れられて、工業的な雰囲気を醸し出しています。


アジアンスタイル

東南アジアにあるリゾート地の雰囲気を取り入れたスタイルです。高級感のある木材を使った家具は焦げ茶色のものが多いほか、シダ、ラタンなどの植物を編み込んだ雑貨も多用されています。


ジャパニーズスタイル

畳やふすま、障子、細い角材を組み合わせた格子など、和の素材を取り入れたスタイルです。和室がない場合は、洋室の一角に畳を敷いてコーナーがつくられることもあります。


フレンチスタイル

パリのアパルトマンを彷彿とさせる、白を基調としたスタイルです。中でも最近は、使い込んだアンティーク調の家具や雑貨を取り入れた「シャビーシック」と呼ばれるスタイルに人気が集まっています。

>ポイントは部屋にテーマを持たせる事と配色の黄金比!自分でできる模様替え


②カラーコーディネートを考える

カラーコーディネート

カラーコーディネートを決めるときは、バランスをとりながら考えることが大切です。基本的には、たくさんの色を同じくらいの割合で入れてもまとまりがなくなるため、まずは「ベースカラー(基調色)」、続いてそれに添える「アソートカラー(従属色)」、最後にポイントを彩る「アクセントカラー(強調色)」と、使う面積が広い順に考えていくのがおすすめです。

例えば、インテリアの中で壁と床は大きな面積を占めるため、壁が白で床がブラウンの場合、このままなら、必然的に白とブラウンがベースカラーとなります。

部屋の雰囲気をつくるなら、ソファカバーやカーテン、ラグといった面積の大きなものをアソートカラーにして調整しましょう。このとき、ベースカラーに近い色を選べば、部屋に統一感が生まれ、まったく違った色を選べば個性的な空間にすることもできます。

アクセントカラーは、自分好みのコーディネートをしたいときに有効で、クッションなどインテリア小物に取り入れます。ベースカラーやアソートカラーよりも気軽に変えられるので、季節や気分に合わせてカラーやアイテムをチェンジしても良いでしょう。

小倉南展示場(福岡県北九州市小倉南区朽網3914-6 RKB住宅展 小倉南)天井や壁の白、床のブラウンをベースに、ソファやテーブルをチョイス。クッションの黄緑色がアクセントカラーに

小倉南展示場(福岡県北九州市小倉南区朽網3914-6 RKB住宅展 小倉南)

以下では、冒頭でご紹介している「スタイル」に沿った色使いの例をまとめました。写真の下に大まかなカラーサンプル(ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラー)も載せています。なお、部屋の雰囲気は色だけでは決まらないため、小物などの情報も併記していますので参考にしてくださいね。


ノルディックスタイル(北欧スタイル)のカラーコーディネート

下の例は、ナチュラルなブラウンをベースとしたノルディックスタイルで、アソートカラーには白やホワイトグレーを据え、アクセントとしてソファクッションに少しブルーやグリーンを足しています。

岡崎第一展示場(愛知県岡崎市昭和町木舟25 岡崎中日ハウジングセンター)

岡崎第一展示場(愛知県岡崎市昭和町木舟25 岡崎中日ハウジングセンター)


ブルックリンスタイルのカラーコーディネート

この例は、床や壁のグレーをベースに、家具のうすだいだい色をアソートカラーとしています。そして、黒のラグがアクセントになっていますね。

平沼橋第二展示場(神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 TVKハウジングプラザ横浜)

平沼橋第二展示場(神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 TVKハウジングプラザ横浜)


アジアンスタイルのカラーコーディネート

例えば、焦げ茶色をアソートカラーに使い、シダやラタンでつくられたカゴなどの小物を取り入れることで、アジアンリゾートのような雰囲気を演出できます。

五条展示場(京都府京都市下京区西七条赤社町20番地 KTV京都五条住宅展示場内)

五条展示場(京都府京都市下京区西七条赤社町20番地 KTV京都五条住宅展示場内)


ジャパニーズスタイルのカラーコーディネート

以下の例は、壁の藍色がアクセントになり、おしゃれ度がさらにアップしています。色だけでなく建具などの要素でも違いが出るスタイルなので、障子や格子を取り入れてみるのもおすすめです。

ジャパニーズスタイルのカラーコーディネート

>おしゃれな和室をつくるコツとは?人気の和モダンデザインなど参考事例も紹介


フレンチスタイルのカラーコーディネート

白を中心に、アソートカラーとしてくすみカラーをプラスするのが最近の傾向です。フリルの付いたカーテンなどの小物を使うと、フレンチの雰囲気が出ます。

フレンチスタイルのカラーコーディネート


③簡単に模様替えができるアイテムや雑貨を取り入れる

冒頭でお伝えしたとおり、家具の配置はそのままでも、一部分に手を入れるだけで部屋の雰囲気を一変させることができます。具体的なアイデアを、以下でご紹介しましょう。


壁を飾る

米子(木の家Lab.)展示場(鳥取県米子市両三柳2360-7)

米子(木の家Lab.)展示場(鳥取県米子市両三柳2360-7)

壁紙を替えると雰囲気がガラリと変わりますが、気軽にはできませんよね。そこでおすすめしたいのが、壁を飾る方法です。おすすめなのは、A1サイズ(594mm×841mm)などの大きな額にファブリックや壁紙、ポスター、デザインペーパーなどを少しだけ買って挟み、チェストの上に置くというものです。前述のインテリアスタイルに合わせるなら、下記のアイテムがおすすめです。


ノルディックスタイル(北欧スタイル)のインテリアアイデア

北欧生まれのテキスタイル(おしゃれな布、織物)などを飾りましょう。


ブルックリンスタイルのインテリアアイデア

黒いスチール製のイスなど工業的な雰囲気のある家具を置いたり、むき出しのコンクリートやレンガ調の壁紙を貼ったりしてみるのも良いでしょう。このほか、カラフルなポップアートを飾れば、良いアクセントにもなります。


アジアンスタイルのインテリアアイデア

南国風、あるいは植物をアップで映した写真がおすすめです。


ジャパニーズスタイルのインテリアアイデア

モダンな書や、水墨画を思わせる静かな写真も合います。


フレンチスタイルのインテリアアイデア

ダマスク柄、ロココ柄、アカンサス柄などを合わせましょう。柄は大きめの方がおすすめです。ソファカバーやラグなどいろいろな取り入れ方があります。

ダマスク柄ダマスク柄

このほか、インテリアのスタイルに合うウォールステッカーを貼ったりして壁で遊んでみるのも楽しいですよ。


照明を替える

照明器具やあかりの色も、お部屋のイメージを変える要素の一つです。シェード部分がアクセントカラーとなっている器具を選んだり、スタンドタイプの照明を取り入れたりするのも良いでしょう。間接照明を使えばムーディな雰囲気を演出できるほか、目立たせたい部分に光を当てるのもおすすめです。

照明器具


ファブリックを替える

ラグやベッドカバーといった大物のファブリックを替えると、お部屋の印象が変わります。もっと気軽にしたいなら、アクセントカラーの役割があるクッションカバーをチェンジしてみても良いですね。

ファブリック


グリーン(観葉植物)やお花を飾る

置くだけでお部屋のアクセントになるのがグリーンです。大きなものを選べば、部屋全体の印象も変えてくれそうですね。植物によって日陰に強い、弱いといった特性があるため、置く前にしっかり確認しましょう。もちろん、動線を邪魔しない位置にしたいですね。最近はリアルさを追求したフェイクグリーンもあるので、玄関や北向きの部屋、洗面所などに取り入れるのも一つの方法です。

グリーン(観葉植物)

宇都宮西展示場(栃木県宇都宮市細谷町753-3 CRTハウジング宇都宮総合住宅展示場西会場)

宇都宮西展示場(栃木県宇都宮市細谷町753-3 CRTハウジング宇都宮総合住宅展示場西会場)


三鷹第二展示場(東京都三鷹市野崎3-27-30 ハウジングプラザ三鷹)

三鷹第二展示場(東京都三鷹市野崎3-27-30 ハウジングプラザ三鷹)


④家具を新調したりDIYしたりする

藤枝展示場(静岡県藤枝市五十海3丁目12番2 SBSマイホームセンター藤枝展示場)

藤枝展示場(静岡県藤枝市五十海3丁目12番2 SBSマイホームセンター藤枝展示場)

大型の家具は、お部屋の見た目を変える重要な存在です。質感や色味が似ていれば統一感が出せるので、違和感のある家具は買い替えるという選択肢もあります。

もし、色味がまったく異なる家具をアクセントの意味でプラスするなら、ほかの家具や手持ちの小物とのバランスも意識すると良いでしょう。また、使っていて「このテーブル、あと10cm短ければ人が通りやすいのに......」と感じたときは、適正なサイズのものに替えるとストレスが減らせます。

適正なサイズといえば、家具の高さも部屋の快適さを左右する重要な要素です。家具を選ぶときは収納力だけに目をやらず、高さにも注意しましょう。狭い部屋の場合、収納力を優先して背の高い家具にすると圧迫感が出てしまいます。なので、収納力を考慮しながら低めの家具にするのがおすすめです。もし、ものが入りきらないなら持ち物を見直し、手放すことを検討する良い機会と思いましょう。

なお、買い替えだけでなく、家具をレンタル(リース)する仕組みもあります。出費を抑えられるうえに、不要になったら返却できるので、上手に活用してみてください。また、工具などを借りてDIYするのも一つの方法です。賃貸や新築物件などで壁に穴をあけたくない場合は、傷を付けずに取り付けられるDIYセットもあるので、ホームセンターなどでチェックしてみましょう。


⑤動線を考えて家具を配置する

模様替えで、ベッドやソファ、テレビボードなどの家具を移動する際に大切なのが、スムーズな動線を確保することです。ここでは模様替えにおけるポイントを紹介します。


動線はできるだけシンプルにする

もしかしたら、「今のお部屋が窮屈で歩きづらい」と感じてしまうのは、動線にムダがあるからかもしれません。

例えば、洗濯物はベランダで干すのに、出入りする窓を塞ぐようにテレビを置き、その正面にソファが配置されている......という状態だと、迂回しなければならずムダな動きが増えてしまいます。

以下の間取りでは、室内とベランダをまっすぐ行き来できるように家具がレイアウトされているのがわかります。ぜひ家具レイアウトと動線確保の参考にしてみてください。


通路幅を確保する

家具の移動などで動線を変える場合は、通路幅もしっかり確保しましょう。通る人の肩幅を基準に考え、肩幅+10cmから20cmあると余裕をもって行き来することができます。ただし、テーブルやイスの後ろが通路になっている場合は、下半身が通れば良いので腰幅で考えてください。なお、イスの場合は引き戻しに使うスペースも必要となってくるので、ダイニングチェアを配置するときは特に「その後ろを人が通るか」も忘れずに考慮したいですね。


⑥模様替えで部屋を広く見せる

模様替えで部屋を広く見せるなら、とにかく床を見せるのがコツです。家具を買い替える場合は、脚付きのものを検討すると良いでしょう。ただし、小物やお子さんのおもちゃなどが下に入りこむこともあるので、掃除の際に注意する必要があります。このほか、前述のとおり、背の低い家具を選ぶのもポイントです。

また、鏡を活用するのも、部屋を広く見せるのに有効な方法です。縦に長い大きな姿見を部屋の端に置いて部屋を映し出せば、錯覚でもう一部屋あるように見せることができますし、壁に取り付けて光を反射させるとまるで窓のように見え、室内を明るくしてくれますよ。


⑦家具や家電の移動で、床や壁を傷つけないようにする

賃貸でも持ち家でも、模様替えで家具や家電を動かすときは、家を傷つけないように注意が必要です。おしゃれで快適な部屋にするための模様替えで、部屋を傷つけてしまっては元も子もありません。家族や友人に手伝ってもらえるなら、重たい家具などの移動は複数人で行うのがベストですが、それ以外にも注意すべきポイントを紹介します。


便利なグッズや家にあるものを活用する

模様替えの際に便利なのが、ホームセンターなどで市販されている「すべり材」です。家具の脚に取り付けると床との摩擦を減らし、スムーズに動かせるようになります。また、ふわふわしたスリッパを脚と床にかませるという方法もあります。もし、裏面に滑り止めが付いている場合は、裏返して使ってください。

絨毯敷きの場合は、脚にスーパーのビニール袋をかぶせてガムテープで口を貼るとすべりやすくなり、傷を防げます。ただし、ガムテープがはがれることもあるので、移動時は注意してください。


重たい家具は中身を出すなど軽くしてから運ぶ

家具が重い場合は中身を出すのもひとつの方法です。少し面倒ですが、このタイミングで中身を見直せば、ついでに整理整頓もできてスッキリしますよ。


一人でベッドを移動するときは、布団やマットレスはいったんおろす

一人暮らしのお部屋でベッドを移動する必要があるときも、基本的には上記の方法で対応できます。また、布団やマットレスは面倒でも一度おろしましょう。グンと軽くなって、簡単に移動させられますよ。重さやスペースの兼ね合いで移動が難しい場合は、説明書などを準備したうえで完成状態の写真を撮っておき、解体してから移動しましょう。

姫路展示場(兵庫県姫路市城東町五軒屋40番1 神戸新聞ハウジングセンター)

姫路展示場(兵庫県姫路市城東町五軒屋40番1 神戸新聞ハウジングセンター)


⑧まずは小さなスペースから模様替えを始めてみる

模様替えに取り掛かるときは、実際に手を動かしてあれこれと試してみるのが大切です。まずは、労力が少なくて済む、小さなスペースを整えるところからチャレンジしてみてくださいね。

模様替えの参考にしたいおしゃれな実例

理想のお部屋をイメージしながら模様替えを楽しもう!

おしゃれで快適な部屋をつくる模様替えのコツ、いかがでしたか? 賃貸にせよ持ち家にせよ、模様替えはことあるごとに必要となるものです。

でも、「模様替えをしても、思うようなイメージに近付けられない......」。そんなときは自分が好きなものを軸にインテリアを考えましょう。日ごろから、おしゃれなインテリアの画像を見ておくと、アイデアが出やすくなります。事例が多く掲載されたインテリアの書籍や雑誌、ホテルのウェブサイトなどが参考になることもありますよ。

住友林業では、模様替えの参考になる記事や建築実例も多数掲載しています。ぜひチェックして、思い通りの部屋づくりにお役立てください。

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