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2025/11/28 公開

二世帯住宅の間取り5選!快適に暮らせる間取りや生活のコツも紹介

二世帯住宅の間取り5選!快適に暮らせる間取りや生活のコツも紹介

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二世帯住宅には、子世帯と親世帯で家づくりにかかる土地・建築の費用をシェアできる、近くに暮らすことで互いに助け合えるなどのメリットや、どちらかの世帯が在宅していることが多いため空き巣対策ができるといった、防犯上の安心感もあります。

ただし、生活時間帯やライフスタイルが二世帯で異なるときは、ちょうど良い距離感で生活空間を分けた間取りの方が快適に暮らせることも多いようです。ここでは、暮らしに合わせて自由に設計できる注文住宅の特徴を活かした、おすすめの二世帯住宅の間取りや生活のコツについて解説します。

二世帯住宅の種類とは?完全分離・部分共有など、タイプごとのメリット・デメリット

二世帯住宅のリビング

錦糸町展示場(東京都墨田区錦糸4-18-7 錦糸町住宅公園)

子世帯が親世帯に子育てをサポートしてもらったり、親世帯が子世帯と暮らすことで安心感を得られたりするのは二世帯住宅ならではの魅力です。どんな暮らしがしたいか家族でイメージを共有することから始めましょう。

二世帯住宅では、子世帯と親世帯の希望のバランスを取ることが重要です。間取りだけでなく、実際の暮らし方や生活のルールなども含めて検討しておかないと、ライフスタイルや価値観の違いなどから後々問題が発生するかもしれません。特に子育てへの協力や親の老後の準備については、十分に相談しておきましょう。

家族で話し合う際に、参考にしてほしいのが以下に紹介する三つのタイプの二世帯住宅です。それぞれ、子世帯と親世帯の生活スペースの分け方で、プライバシーをどのように確保するかがポイントになっています。メリットとデメリットもチェックしながら、自分たちに合ったタイプがどれに当てはまるのか考えてみましょう。


●完全分離タイプ

子世帯と親世帯で生活空間を完全に分離するタイプの二世帯住宅です。玄関、浴室、トイレ、LDKなどを世帯ごとに設け、上下階や左右で区切ることで子世帯と親世帯が独立して生活できるようにします。アパートやマンションのような集合住宅をイメージすると分かりやすいかもしれません。

近くで暮らす安心感を保ちながら、互いのプライバシーやライフスタイルの違いを尊重したい家族におすすめです。


・メリット

・生活音が聞こえづらいため、ライフスタイルが異なってもストレスを感じにくい
・それぞれの生活に合わせて間取りを自由に設計でき、プライバシーを確保しやすい
・共有部分の使い方や光熱費の分担などで揉める心配がない
・別々に暮らしていた二世帯でもスムーズに生活を始められる


・デメリット

・玄関、浴室、トイレ、LDK、収納などを独立して設けるため、設備がすべて二つずつ必要になる
・必要な設備が増えることで、広い土地や大きな建物が必要となり、土地取得費や建築費が増えてしまいがち
・照明や冷暖房、給湯なども世帯ごとに使用するので、光熱費が割高になってしまいやすい


●部分同居タイプ(部分共有、部分分離タイプ)

玄関を共有し、浴室、リビング、ダイニング、キッチンなどを必要に応じて分けるタイプの二世帯住宅です。どのスペースを世帯ごとに設けるかによってさまざまなバリエーションがあり、子世帯と親世帯のライフスタイルに合わせて、互いの距離感を調整することができます。

お互いの生活のリズムを尊重しながら、必要なときは協力するなど、二世帯のバランスを取りやすいのが特徴です。


・メリット

・二世帯で共有する部分と分離させる部分を自分たちで決めることで、敷地などの条件に合わせて間取りの調整がしやすい
・設備を共有して減らすことで、光熱費や修繕費などの節約が可能
・コミュニケーションを取りたい部分とプライバシーを確保したい部分を両立できる


・デメリット

・共有スペースの使い方や掃除の分担などが曖昧になりがち
・完全分離タイプほどプライバシーを確保できないため、子世帯と親世帯で互いの生活への配慮が必要

また、共有スペースについては、使用する時間や光熱費の負担なども事前に話し合っておく必要があるでしょう。

そのほかにも、共有する部分と分離させる部分をどう分けるかについても事前にしっかりと話し合っておくと安心です。


●完全同居タイプ

玄関、リビング、ダイニング、キッチン、浴室やトイレなどをすべて共有して、個室(寝室や子ども部屋)のみを分けるタイプの二世帯住宅です。昔からある二世帯同居のスタイルといって良いでしょう。もともと子世帯と親世帯が親しく、コミュニケーションを取りやすい家族に向いているかもしれません。生活を共にするため、子育てや介護などで互いにサポートがしやすいのが特徴です。


・メリット

・世帯ごとに独立した玄関、水回り、LDKなどを作らない分、建築時のコストを抑えることができる
・暮らし始めてからの光熱費や、修繕費など維持にかかるコストも節約しやすい
・設計の際に効率よくスペースが利用でき、家族が集まるリビングなどのスペースを広く確保することが可能


・デメリット

・プライバシーを保ちにくい
・生活のリズムや家事のスタイルが異なるとストレスを感じやすい
・光熱費や修繕費の負担についてきちんと決めておく必要がある

また、それぞれの設備について、使う順番や掃除の仕方について話し合ったり、家族でルールを決めたりして、スムーズに使えるよう工夫する必要があるでしょう。

二世帯住宅の間取り5選!タイプ別にご紹介

二世帯住宅のリビング

立川第二展示場(東京都立川市泉町935-1 ハウジングワールド立川 立川第二展示場)

二世帯住宅では、共有する部分と分離させる部分の決め方がポイントです。広いリビングで家族一緒に過ごしたい、収納をしっかりと設けたい、そんな希望を叶える間取りの例をご紹介します。


●完全分離タイプの間取り

・平屋の左右で世帯を分けた家

完全分離タイプの二世帯住宅の間取り

建築面積158.16㎡(47.84坪)
1階床面積148.64㎡(44.96坪)
延床面積148.64㎡(44.96坪)


ワンフロアで暮らしを完結できる平屋の特徴を活かし、建物の左右で二世帯の生活空間を完全に分離した間取りです。世帯別の玄関をそれぞれ離れた位置にすることで、ライフスタイルが異なる場合でも、気を遣わずに出入りすることができます。普段はそれぞれのプライバシーを尊重できる独立型の二世帯住宅ですが、玄関を通らずに内部で行き来できるドアがLDKに設けられています。(行き来できる場合とできない場合とで法規上扱いが変わりますのでご注意ください)テラスを介して一緒に余暇の時間を楽しめるようにしているのもポイントです。


・上下で世帯を分けた家

完全分離タイプの二世帯住宅の間取り

完全分離タイプの二世帯住宅の間取り

建築面積155.26㎡(46.96坪)
1階床面積130.83㎡(39.57坪)
2階床面積114.40㎡(34.61坪)
延床面積245.23㎡(74.18坪)


2階建ての二世帯住宅の場合、階段を使わずにすむ1階を親世帯のフロアに、2階を子世帯のフロアとするケースが多いようです。上記の間取りでは生活空間を上下で分離しながら、子世帯の玄関に親世帯のLDKとつながるドアを設け、行き来しやすいようにしています。また、2階子世帯の生活音が1階親世帯の迷惑にならないよう、LDKや水回りの位置をできるだけそろえ、排水音の伝わりに配慮されています。


●部分同居タイプ(部分共有、部分分離タイプ)の間取り

・1階玄関を共有しつつ、LDKを分けた家

二世帯住宅のダイニングキッチン

厚木展示場(神奈川県厚木市妻田西1-9-28 厚木住宅公園内)

部分同居タイプの二世帯住宅の間取り

部分同居タイプの二世帯住宅の間取り

建築面積131.14㎡ (39.66坪)
1階面積114.91㎡ (34.76坪)
2階面積119.73㎡ (36.21坪)
延床面積234.64㎡ (70.97坪)


1階玄関を共有しながら、1階と2階で親世帯と子世帯のLDKや水回りを分けた間取りです。玄関から2階に上がる階段までの間にホールだけ配置するなど、二世帯の生活動線を工夫することでお互いの距離感を確保しています。

また、玄関横にエントランスクロークやファミリークローゼットをしっかり確保することで、家族の靴やコートをすっきりしまえるのもポイントです。普段は1階と2階でそれぞれが独立した生活を送りつつ、みんなで集まるときは大きな和室などでくつろげるよう工夫されていて、二世帯が程よい距離感で暮らせます。


・広々としたリビングで、二世帯でくつろげる家

二世帯住宅のリビング

錦糸町展示場(東京都墨田区錦糸4-18-7 錦糸町住宅公園)

部分同居タイプの二世帯住宅の間取り

部分同居タイプの二世帯住宅の間取り

部分同居タイプの二世帯住宅の間取り

建築面積147.71㎡(44.68坪)
1階面積125.97㎡(38.10坪)
2階面積123.96㎡(37.49坪)
3階面積80.50㎡(24.35坪)
吹抜面積1.03㎡(0.31坪)
延床面積330.43㎡(99.94坪)


3階建てで大人数でもゆったりと暮らせるようになっている間取りです。1階部分を二世帯で共有し、キッチンを1階のみに配置するなどして、スペースを効率的に活用しています。世帯別の浴室など水回りとファミリースペースなどの生活スペースはフロアごとに確保しながらも、食事をとるときは1階の広々としたLDKで集まるなど、家族団らんの時間を楽しめるようになっています。


●完全同居タイプの間取り

・豊富な収納スペースがある2階建ての家

二世帯住宅の外観

寺岡展示場(宮城県仙台市泉区寺岡6-8-1 泉ハウジングパーク寺岡 ポルク内)

完全同居タイプの二世帯住宅の間取り

完全同居タイプの二世帯住宅の間取り

建築面積129.48㎡ (39.16坪)
1階面積119.22㎡ (36.06坪)
2階面積95.27㎡ (28.81坪)
延床面積214.49㎡ (64.87坪)
吹抜面積10.51㎡ (3.17坪)


個室以外の生活空間を共有する完全同居タイプの間取りです。二世帯家族が一緒に楽しく過ごせるよう、吹き抜けで開放的な1階リビングを中心に住まいが設計されています。二世帯住宅では人数が多い分、収納スペースを確保することも重要ですが、1階2階両方に設置されたウォークインクローゼット、帰ってきてすぐ服をしまえる、玄関ホールのクローゼット、階段下の物入れなど、収納スペースを多数設置することで対応しています。

二世帯住宅のリビング

寺岡展示場(宮城県仙台市泉区寺岡6-8-1 泉ハウジングパーク寺岡 ポルク内)

二世帯住宅で快適に過ごせる間取りや生活のコツを紹介

二世帯の家族が集まった食卓

二世帯住宅の間取りを決めるときは、入居後の暮らしを具体的に検討しておくことが大切です。実際の生活シーンを想定して、共有スペースの使い方や、光熱費など費用負担のルールも決めておくようにしましょう。


●生活のルール

部分同居や完全同居タイプの二世帯住宅で暮らすときは、子世帯と親世帯の価値観やライフスタイルを互いに良く理解し合うことが重要です。それぞれの起床・就寝時間、食事、入浴などのタイミング、来客の頻度、余暇の過ごし方など事前に確認するようにしましょう。

浴室やトイレ、キッチンなどの共有部分は、使用時間や掃除方法、光熱費など維持費の負担についてもルール化することが大切です。また、メーターは一つとして費用は二世帯で折半するのか、使用量や頻度に応じて案分するのか、親子メーターを設置してしっかり分けるなど精算方法まで決めておきましょう。

決めたルールは入居後の暮らしの変化に合わせて、定期的に見直しましょう。将来的に住み替えることになったらどうするかも話しておけると安心です。


●水回り

同居人数が多い場合、浴室、洗面、トイレなどの水回りの混雑に注意が必要です。通勤や通学で外出する時間帯が重なると、身支度で大勢が一緒に使うことになります。完全同居タイプですべて共有するのが難しいようなら、部分同居タイプにして世帯ごとに水回りを設置した方が良いかもしれません。水回りなどの配置は、家族の生活動線を考慮して決めるようにしましょう。


●生活音

生活空間を共有する部分同居や完全同居タイプだけでなく、完全分離タイプの二世帯住宅でも、生活音はトラブルの原因になることがあります。壁や床を隔てていても同じ建物で一緒に暮らすと、夜のトイレの排水音や、洗濯や掃除の音などは、伝わりやすい場合があります。就寝の時間が遅くなりがちな子世帯と、早朝に起床することが多い親世帯で、ライフスタイルが異なることが音の問題の原因となることもあるようです。

また、親世帯が加齢により聴力が低下すると、話し声やテレビの音量も大きくなる傾向があるといわれます。間取りを検討する際、音が出やすい部屋の位置を離す、遮音性の高い建材を採用するなどして工夫すると良いでしょう。


●介護・子育て

二世帯住宅で暮らすメリットを活かして、子育てや、将来の介護にも対応しやすい間取りにしたいと考える人もいるでしょう。子育ての協力については、親世帯がどこまでサポートするのか話し合うことが大切です。協力の仕方に合わせて、子どもが二世帯を行き来しやすい室内ドアを設けたり、子どもの居場所になる共有スペースを確保したりして、工夫できると良いでしょう。将来的に子どもの人数が増えることや、巣立った後の子ども部屋の活用についても、間取りを決める際に考慮できると良いかもしれません。

親世帯の加齢への対応や、将来の介護に向けた準備についても、子世帯のかかわり方について話し合うことが大切です。寝室からトイレや浴室に移動しやすい動線にしたり、車いすでも通りやすい廊下の幅を確保したりして、準備しておくと良いでしょう。親世帯のフロアをフラットにするなどバリアフリー化し、玄関からの出入りがスムーズにできるようにしておけるとさらに安心です。二世帯住宅は将来の変化を見据えた間取り、設備を準備しておくことが快適に暮らすポイントになります。

二世帯住宅の間取りは、家族のスタイルに合った選択を

二世帯住宅のリビング

立川第二展示場(東京都立川市泉町935-1 ハウジングワールド立川 立川第二展示場)

子世帯と親世帯の仲が良くても、実際に寄り添って暮らすとなると何かと気を遣うものです。二世帯住宅を建ててから、こうすれば良かったと後悔しないために、事前の準備をしっかり行うことが欠かせません。

二世帯住宅の大きな魅力は、家族が互いに助け合える点にあります。親世帯の将来への安心感、子育てや家事のサポートなど、近くに暮らすからこそ得られるメリットは多いでしょう。

ただし、そのメリットを実感するためには、家族の関係性やライフスタイルに合わせて間取りを決めることが重要になります。ポイントになるのが、プライベートなスペースと共有スペースのバランスを上手く取ることです。住まいを建てた後では変更するのが難しいことが多いため、事前にしっかり話し合うようにしましょう。

新築二世帯住宅 ikiki(イキキ)|木造注文住宅・戸建の住友林業(ハウスメーカー)

漫画でわかる!「初めての家づくり」⑫~二世帯住宅という選択~


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