●暮らしのおかたづけ
2015/12/18 公開
最近は年末に大掃除をする人が減っているそうです。家中をきれいにする時間はないけれど、清々しい気持ちで新年を迎えたいというのなら、家の顔となる玄関まわりを掃除するのはいかがでしょうか。簡単にできる玄関まわりの掃除・片付けワザを紹介します。
玄関が散らかりやすい家には共通の理由があります。それは下駄箱の収納力以上にモノがあること。収納力をきちんと把握しておけば、玄関に靴が出しっぱなしになることもありません。
つまり玄関をすっきりさせるには、下駄箱の不要な靴やモノを処分することが肝心です。夏用サンダル、フォーマルシューズなど普段履かない靴は箱にしまってクローゼットなど他の場所に移しましょう。レジャーシート、スポーツ用品、外遊びおもちゃなどが下駄箱のスペースを占めていたら、これらも物置などの下駄箱以外の場所に収納を移します。それでも靴があふれる場合は、身近なアイテムを使って下駄箱の収納スペースを増やしてみましょう。
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下駄箱の収納力アップによく使われるのが突っ張り棒。下駄箱に靴をしまうと、靴の真上の部分がデッドスペースになりますが、ココが狙いどころ。靴のかかとの上あたりに突っ張り棒を1本取り付ければ、サンダルやパンプスのヒール部分を突っ張り棒にひっかけて、「掛け収納」することができます。靴の種類にもよりますが、片足を平置きにしてもう片足の靴をひっかければ、片足分のスペースで一足分の靴をしまうことが可能に。また2本の突っ張り棒を手前と奥に平行に渡して、棒の上に板をのせると、1段の下駄箱が2段になり収納力がかなりアップします。
このほかキッチン用の吊り下げラックを下駄箱の棚に取り付けて、小さな子どもの靴や小物を収納してもいいでしょう。北欧雑貨店などで売られているおしゃれなふた付きボックスに靴を入れて、ボックスを玄関に積み重ねる方法も。インテリアを楽しみながらラクに靴を片づけることができます。
ほこりや砂のたまりやすい玄関タイルは、掃除機を使うと簡単です。掃除機ノズルは玄関掃除用に別に用意するか、最近では使い捨てタイプもでているので、そちらを利用するとよいでしょう。汚れを吸い取ったら、かたく絞った雑巾で拭き上げ、さらに乾拭きして仕上げれば終了。これだけで洗剤を使わずともすっきりします。手垢のつきやすい玄関のドアノブやインターホンは、かたく絞ったマイクロファイバーのクロスで拭き上げましょう。最後に表札の汚れもすっきり拭き取ります。
下駄箱掃除をするときは中身をすべて出し、掃除機を使ってかどの汚れまでくまなく吸い取ります。その後、住宅用洗剤(もしくはクエン酸水)を軽くスプレーしながらから拭きを。靴は下駄箱内を完全に乾かしてから戻します。このとき、下駄箱シートや新聞紙を敷いておくと、湿気・カビ防止に役立ちます。靴の汚れがつきにくくなるので、次の下駄箱掃除が簡単になる効果も!
住友林業が送る収納UP読本「セイリスト」では、きれいな玄関まわりを長くキープできる収納アイディアを紹介しています。掃除、片づけ、収納のコツをつかんで、来年もすっきりした暮らしをめざしたいですね。