●暮らしのおかたづけ
2018/06/22 公開
スペースが広すぎて、上手に活用するのが難しい押入れ。奥行きがある割には、奥にしまうと取り出しにくくなるため、結局奥のスペースは使わないなんてことも。無駄なくすっきり片付く押入れ収納のコツを紹介します。
使用頻度の高いものほど、取り出しやすい位置にしまうのが収納の基本です。上段(天袋)、中段、下段と3つのスペースに区切られている押入れの場合、中段の手前がもっとも取り出しやすい場所となります。次いで下段、上段の順となり、もっとも使いづらいのは上段の奥となります。重いものは下段に収納し、軽くて頻繁に使用しないものは上段に置くようにすれば使い勝手がアップするでしょう。
押入れの中段には押入れ専用のポールやハンガーラックを活用し、クローゼットとして使うと便利です。奥行きに余裕のある押入れなら、手前にハンガーラックを配置し、その奥にカラーボックスやスチールラックなどを置いて空間を仕切りましょう。ハンガーラックは、ジャケットの肩幅分程度のスペースを確保できれば十分です。奥の収納スペースには、季節ものの衣類やマフラーなどの小物、思い出の品物などをしまいます。
日常的に布団を使用している場合は、中段を布団用スペースに使います。押入れは湿気がこもりやすいので、すのこを敷くなどして湿気対策を忘れずに行いましょう。
埃のたまりやすい下段は収納ケースを活用すると良いです。押入れと同じ奥行きの収納ケースを使うか、奥行きの半分くらいのサイズの収納ケースを手前に置いて、奥を使用頻度の低い季節家電の収納スペースするのも良いでしょう。収納ケースは出し入れがスムーズなキャスター付きのものがおすすめです。
また、下段は子どものおもちゃをしまうのにもぴったりです。衣類用の収納ケースをおもちゃ箱にするのも良いですが、容量が大きすぎるという場合は、カラーボックスや押入れワゴンを並べておもちゃの種類ごとに引き出しやカゴをセットするとスッキリ片付いて良いでしょう。
一般的に押入れは昔の敷布団サイズに合わせて作られています。現代の布団とは少しサイズが異なるため、布団をしまうと微妙な空間があまり、使いにくさを感じてしまうこともあるでしょう。注文住宅の場合は、収納の幅・高さだけでなく、奥行きのサイズも指定できるので、自分の身長にあった収納スペースを作ることができます。家づくりをする際は、収納スペースのサイズ指定も忘れずに行うと良いでしょう。
住友林業のカタログ「Seilist」では、押入れをイマドキ仕様にして使い勝手を飛躍的に高める収納術を紹介しています。そのほか収納量に大きな差がでるクローゼットの使い方やリビングや玄関、キッチンの上手な片付け方まで、住まいの整理整頓に関するアイデアが満載です。収納のコツが知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。