●みんなのいえ かぞくのへや
2015/08/07 公開
真夏の日中は1年でもっとも電気が使われる時間帯。光熱費節約もさることながら、電力不足を防ぐためにも家庭での節電が求められています。そこで毎日の生活に取り入れられる手軽な節電ワザをご紹介!
節電のために...と言って、暑い日に冷房をつけないのは健康のためにも×。電力を使いすぎないように使い方を工夫してみましょう。冷風を効率よく部屋に行き渡らせるために冷房と扇風機を一緒に使うことはよく推奨されていますが、このとき扇風機の強さは「弱」にし、首を固定させるのがコツ。風量を「強」にして首振りさせてしまうと、冷めたい空気が上昇してかえって部屋が冷えにくくなることがあります。扇風機を置いても効果があまり感じられないときは、風量を上げるのではなく設置場所を調整してみましょう。
またエアコン機の性能にもよりますが、暑さががまんできなくなってから冷房をフルパワーにして室温を下げるよりも、涼しいうちから冷房をつけていたほうが使用電力は少なく済むといわれています。同様に、帰宅後に冷房を使う場合は、いったん換気をして部屋にこもった熱を逃してからスイッチを入れると部屋が冷えやすくなります。
次に不必要な電気を使っていないかをチェック! 電化製品を使っていなくても、コンセントをつないでいるだけで発生する電力(待機電力)は、家庭で消費する電力の約6%を占めています。このうちもっとも待機電力を使っているのは、テレビでもエアコンでもなく、ガス温水器! とくに夏場は温水を使う機会も少ないので、使用しないときは操作パネルを必ずオフにすることを習慣づけてはいかがでしょうか。
さらに電化製品の使い方もひと工夫! お湯は電気ケトルではなく、やかんで沸かし、魔法瓶で保温すればかなりの省エネに。このほか1日5分程度、掃除機の使用時間を短くしてみる、ドライヤーはある程度髪の毛が乾いたところで使用をやめる、食事中はテレビをオフにするなどの方法もあります。
自然を上手に利用した昔ながらの暑さ対策も注目してみましょう。地面の温度を下げるとされる「打ち水」は、全国各地でイベント化されている手軽な暑さ対策。日中に行うと気化熱の影響で体感温度が上がってしまうため、必ず早朝か日没後に行いましょう。集合住宅にお住いの場合は、「ベランダ打ち水」もおすすめ。階下に注意しながら広範囲に水をまきます。
窓からの直射日光を防ぐ「グリーンカーテン」は植物の育成も楽しめて一石二鳥。緑が植えられない窓は「すだれ」「よしず」を使うと同様の効果が得られるでしょう。
現在、自然の力を味方につける暮らしは最新の技術により、さらに進化しています。たとえば住友林業の「NEW ZEH STYLE」では、自然エネルギーを上手に活用して光熱費をセーブしながら、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことが可能に。エアコンを使いすぎることのないエコで快適な暮らしを叶えます。詳しい仕組みについてはカタログ「NEW ZEH STYLE」をチェックしてみてくださいね。