●暮らしのおかたづけ
2015/10/23 公開
シニア向けの雑誌では片づけや整理整頓の特集がよく組まれています。年齢を重ねるとどうしてもモノが増えてしまいがちですよね。そこで今回は、私たちの親世代にあたるシニア世代の片づけのヒントをまとめました。
久しぶりに親の住まいを訪れたとき、モノが多いと感じたことはないでしょうか? 年齢を重ねるとどうしてもモノは増えていくもの。親自身も不要なものは処分したいと思っている反面、「もったいない」という意識も強く、片づけが進まないというケースは少なくありません。でも親子で一念発起してモノをすっきりさせてみると、じつはさまざまな効果が得られることがわかります。
まずは「時間的効果」。片づくことでモノを探す手間が省けるほか、毎日の掃除もラクになります。掃除がしやすくなれば家の中をキレイに保てるようになって、居心地のいい空間にいることで心が明るくなる「精神的効果」も得られるでしょう。
今は不用品を処分するにもお金がかかる時代です。モノをまとめて処分しようとすると、多額の回収費用がかかってしまうことがあります。日ごろからコツコツ、必要なものと不要なものを分け、再利用できそうなモノはリサイクルショップに持ち込むなどすれば、一度に多額の処分費用を支払わなくても済みます。シニア世代のけがは家庭内で起こることが多く、その大きな原因の一つが「片づいていない部屋」といわれています。安全という視点からも、モノの量を見直すことは大切なのです。
家をすっきりさせるには、収納スペースに収まるように、モノの数を見直すことがポイント! 普段履いている靴は2~3足なのに靴箱に入りきらないほどの靴があったり、洋服がクローゼットからあふれている場合は、処分を検討するように話してもいいかもしれません。
また普段の買い物スタイルも見直しが必要です。洗剤やトイレットペーパーといったストック用品の買いすぎも片づかない原因になるので、収納力以上の買い置きは避けましょう。食料品は賞味期限を定期的にチェックして、食べられないようならその都度、処分をすることを習慣にするようにしてみてはいかがでしょうか。
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「捨てにくい」モノにも目を向けてみましょう。趣味が合わなくなって着なくなった着物や洋服は一部を使ってバッグや小物などにリメイクすると、いっそ処分してしまうよりも、手放すことに対する精神的負担が少なくなります。たんすの肥やしとなっているブランド品はリサイクルショップで引き取ってもらう方法がありますが、コンディションによってはほとんど値がつかないこともあるので、持ち込む前に周囲に欲しい人がいないか探してみるといいかもしれません。
すでに独立した子どもの荷物を残しているケースもあります。親の方で要不要の判断をつけるのは難しいので、実家に残された自分のモノは自分でチェック。必要なモノだけ引き取り、あとは処分しましょう。親が思い出として残しておきたいという品物や写真があれば、無理に捨てずに棚などに飾って大切に保管するのもおすすめです。
モノが減ったら収納方法を見直してみましょう。たとえば親世代ともなれば、クローゼットは2階よりも1階にあるほうが足腰に負担がかからず便利です。季節家電など重たいモノも、階段の上り下りが必要になる2階や屋根裏よりも1階に収納したほうが安全だと考えられます。
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