●暮らしのおかたづけ
2015/03/31 公開
クローゼットは洋服収納の要。だけど、いつの間にか雑然として、微妙なすき間ができてしまうことも多いですよね。そんなビミョーな感じ、実は「ハンガー」が原因のことも。ステキ収納のポイントに迫ってみましょう。
洋服の収納は「たたむ」「つるす」の2タイプありますが、お気に入りだったり、よく着たりする衣類はハンガーにかけてしまうことが多いですよね。造り付けのハンガーパイプに並べると、着たい服が一目でわかるので重宝します。
とはいえ、あらためてクローゼットを眺めてみると、どうでしょう。何だか統一感がないなぁ~と思うことがありますよね。その大きな原因はハンガーにあるんです。
よ~く見てください。クリーニング店から戻ってきた針金ハンガー、黒ハンガー、スーツ量販店のハンガーケースが混在し、ごちゃごちゃになっていることはないでしょうか?
ハンガーの厚みもサイズもバラバラだったら統一感はないし、無駄なスペースができてしまうのも当然のこと。これは何とかしなくっちゃ!
ここで思い出していただきたいのが、洋服屋さんのディスプレイです。セレクトショップならずとも、アパレル関係のスペースがキレイに見えるのは、「統一されたハンガーを使っている」のが大きなポイント。ハンガーに一貫性を持たせることで収納力は格段にアップしますし、何より見た目が整然となります。クローゼットといえども「見せる収納」が実現したらステキですよね。
ここで注意したいのは、「ハンガーを統一させる」だけではなく「サイズを意識する」こと。レディースS(36~38cm)、レディースM/メンズS(38~42cm)、レディースL/メンズM(42~45cm)、メンズL(45~47cm)といった目安を念頭に置いてセレクトを。この目安サイズより大きめのハンガーを使うと型崩れの原因になるので、やや小さめを選ぶのがベターです。
安さが魅力ということで、量販店でハンガーをまとめ買いする方もいらっしゃるでしょう。この時もサイズは絶対チェックです。日本人は肩幅が欧米人よりはぐっと小さめ。北欧系量販店のハンガーだと、スタンダードタイプが43cmとやや大きめに設定されています。購入の際には注意してくださいね。
では、さっそくハンガーを統一してみると......どうでしょう? アウター、シャツなどのアイテム別やカラーリングによって並べ替えてみたくなるはず。
色によってグラデーションをつけて楽しんだり、コーディネートのヒントを見つけたり。着丈によって並べ替えたら、洋服下にデッドスペースが見つかり、有効活用できることもあるでしょう。洋服の並びが変わるとクローゼットも変わります。収納にリズムと楽しさをもたらしてくれる「ハンガー」に、今一度注目してみましょう。