TOPICS
ウォルナットの雑学
時代を超える価値
深まる美しさ
楽器を彩る
その実はクルミ

ウォルナットの雑学

TOPICS OF WALNUT

時代を超えて愛されるもの。

くから人々に愛されてきたウォルナット。その歴史をはじめ、深まる美しさの秘密、ハープとの関係、クルミの話など、いくつかコラムにまとめてご紹介します。

時代を超える価値

過去から現代へ。
その価値は受け継がれています。

500年の歳月をかけて完成したミラノ大聖堂。この大聖堂の一番奥に設けられた主祭壇を囲む聖歌隊の合唱席はウォルナットでつくられており、崇高な空間に美しく調和しています。ヨーロッパではルネサンス時代から最高級の家具材としての地位を確立し、17世紀から18世紀にかけては家具の歴史の中で「ウォルナット時代」と呼ばれるほど絶大な人気を誇りました。ウォルナットの価値は時代を超えて受け継がれ、現代においても高級ホテルをはじめ、バーやレストラン、ショップなどでモダンな空間を演出しています。

中部国際空港 スターアライアンスラウンジ
(C)ISAO IMBE、梓設計

銀座バー「リトル・スミス」

深まる美しさ

美を深める鍵は
タンニンにあり。

を経るごとに色あいが美しく変化するウォルナット。これは、ウォルナットに含まれるタンニンが影響しています。タンニンは古くから革をなめすために使われてきました。なめした革は使い続けるにしたがって色あいを深め、光沢を増していきます。タンニンを含むウォルナットも使い込むほどに艶のある光沢を増し、よりいっそう深い味わいを醸し出します。

写真提供:ブルーパロット有限会社 www.blueparrot.jp

楽器を彩る

ハープを美しく彩る
ウォルナット。

ォルナットは強度に優れ、加工もしやすいという性質を持っているため、ハープの素材に使用されます。美しい彫刻がほどこされ、優美な音色とともにその造形美でも人々を魅了しています。ハープの歴史は古く、古代メソポタミアまでさかのぼります。原生する最も古いウォルナットの生育域にも近く、遥か昔からウォルナットはハープの素材として使用されていたのかもしれません。

写真提供:青山ハープ株式会社

その実はクルミ

全能の神が食べた実。

本ではクルミとしておなじみのウォルナット。その学名はJuglans(ユグランス)で、ラテン語で“ジュピターの実”を意味します。ジュピターとは、ギリシャ神話やローマ神話に登場する全能の神のこと。神話の中では、地上に神々がいたころ、その住まいはクルミの樹の上にあったと言われています。クルミは古代ペルシャが原産地と言われ、地中海を渡ってヨーロッパに伝えられました。その後、東回りで中国(胡)、朝鮮を経て日本に渡ってきました。

ウォルナット

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