●みんなのいえ かぞくのへや
2015/09/11 公開
9月は防災月間です。この時期、まずは防災セットに注意が向きがちですが、大きな震災のときは家具の転倒や割れたガラスによる負傷が多いそうです。家の中の安全は確保されていますか? チェックしておきたい防災対策についてまとめました。
家の中の震災被害を抑えるためには、家具の転倒を防ぐことが第一です。L型金具や転倒防止のつっぱり棒、粘着マットなどを使って家具をしっかり固定し、さらに物の配置にも目を光らせましょう。たとえばこの時期、出番が少ないからと重たい土鍋を食器棚の上段やつり戸棚に収納していることはないでしょうか? 調理中に地震が発生して、万が一、棚から土鍋が落ちてきたら大変危険です。重いものは下に、軽いものは上に置くようにしましょう。ただし、キッチンの場合は小型家電が多くあり、スペースの都合上、やむを得ず電子レンジなどを高めの場所に置く場合があります。家具と同様に、転倒防止対策を施しておきましょう。
次に災害時の避難経路を考慮します。ドアの周囲や階段、廊下に物を置くことは、避難の妨げになるのでNG。さらに注意したいのが、ガラスの飛び散りです。逃げる際、ガラスの破片を踏みつけてしまい、ケガをすることがあります。つねに家具の上にはガラス製品を置かないようにし、置く場合は、万が一落ちたとしても安全な場所をえらびましょう。ガラス窓やガラス扉には飛散防止フィルムを貼り、さらに食器棚や引き出しは勝手に開かないようにロックするのも忘れずに。中の食器も揺れたり動いたりして割れないように、滑り止めシートを敷いておきます。
なおキッチンでは冷蔵庫が揺れで倒れたり横に移動したりして、避難経路を防ぐ可能性が考えられます。出入口の近くに置いているのなら場所を変え、壁にしっかり固定させます。
就寝中に災害が起こっても、とっさに動くことはできません。寝室は子ども、高齢者の部屋と同様、十分に安全に配慮しましょう。家具はなるべく置かないほうがベストですが、置く場合は必ず固定すること。また畳やじゅうたんの上は凹凸があって転倒しやすいので、背の高いタイプの家具は置かないようにします。倒れやすい薄型テレビは低い位置に置き、転倒防止対策を施しましょう。
「防災」というと避難することを真っ先に考えがちですが、それも家の中が安全であってこそ。住友林業では耐震技術をいかした独自の構法による家づくりをご提案しているほか、地震に強く、耐火性に優れた商品「BF-耐火」もご用意しています。ご興味のある方にはカタログをお送りしておりますので、以下よりご請求くださいね。