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2025/10/02 公開

注文住宅の間取り13選。空間づくりのアイデア・間取りの決め方も解説

注文住宅の間取り13選。空間づくりのアイデア・間取りの決め方も解説

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家族のライフスタイルやこだわりを大切にして、自由な家づくりができるのが注文住宅の魅力です。しかし、いざ間取りを具体的に検討し始めると、部屋数や広さ、収納の配置、動線計画などで迷うことも多いでしょう。ここでは注文住宅の間取りのプラン例、取り入れたいスペース・収納・設備のアイデア、さらには失敗しないための間取りの決め方も解説します。

1. 注文住宅の間取り13選。平屋・1.5階建て・2階建て・3階建て(2LDK~4LDK)の間取り

家族構成や、自宅での過ごし方、趣味などの希望にも沿った、快適に暮らすアイデアが満載の13の間取りを紹介します。平屋、1.5階建て、2階建て、3階建てなど、予定している土地の条件に合わせて建物タイプも検討しましょう。
※以下でご紹介する間取り図の方位は、すべて図面の上を北にして作成されています。


●平屋の間取り

平屋の外観

ワンフロアで生活ができる平屋は、子育てファミリーからシニア世帯まで幅広い世帯に人気があります。平屋の場合、どんな間取りを実現できるのでしょうか。


1. 【20坪台・2LDK】 家族間のプライバシー確保も考慮した間取り

広々としたLDK(21.5帖)を中心に、主寝室と子ども部屋を離して配置することで、程よくプライバシーを確保しています。子どもが成長して独りの時間を持ちたいときも対応しやすく、将来独立した後は、子ども部屋を趣味室にしたり、玄関に近いので来客時の客間などに活用したりすることが可能です。

平屋の間取り延床面積 79.49㎡(24.04坪)
1階床面積 79.49㎡(24.04坪)

平屋の2LDKの間取り7選! プランごとの魅力や間取りを考えるときのポイントを解説


2. 【30坪台・3LDK】 大開口の開放的なLDK&ワークスペースのある間取り

大開口のある約25帖のLDKで開放的に暮らせて、玄関の土間収納や寝室から洗面室へウォークスルータイプのクローゼットなど、収納も充実しているのが特徴です。リビングに学習コーナーを設けているほか、キッチンの奥には独立したワークスペースがあり、夫婦がそれぞれテレワークになっても、集中して仕事に取り組めます。

平屋の間取り延床面積 104.75㎡(31.68坪)
1階床面積 104.75㎡(31.68坪)


3. 【30坪台・3LDK】 オン・オフをゾーンで分けた間取り

南側のLDKと、北側の寝室や子ども部屋はゾーンを分けて配置し、来客時もプライバシーを保ちやすいよう工夫しています。LDK内の和室スペースや玄関土間など、人気のスペースを取り入れています。

平屋の間取り延床面積 107.65㎡(32.56坪)
1階床面積 107.65㎡(32.56坪)


4. 【30坪台・4LDK】 豊富な収納や快適な家事動線が特徴の間取り

個室や玄関など適所にしっかり収納があるため、室内をいつもスッキリとした状態に保てそうです。また、キッチン・浴室・洗面室などの水回りを近くにまとめることで、家事動線がコンパクトになり、洗濯や料理などの家事効率がアップすることが期待できます。大開口によって南側からの採光を確保した明るいLDKの一角には、来客時など必要なときには仕切って使える和室(タタミスペース)を設置しています。

平屋の間取り延床面積 118㎡(35.69坪)
1階床面積 118㎡(35.69坪)

【平屋の建築実例】

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平屋の多彩な間取りプラン|GRAND LIFE


●1.5階建ての間取り

1.5階建ての家のイメージ

ワンフロアの平屋にプラスの階層を加えた、1.5階建てという選択肢もあります。普段の生活はワンフロアで完結し、趣味や収納のための空間を1.5階部分に追加するなどできます。また、庭を小さくせずに床面積を増やすことができるのもメリットです。
※1.5階の間取りとしてご紹介する住友林業の「プラスカイ」は、建築基準法上では2階建て扱いとなります。詳しくはお問い合わせください。


5. 【30坪台・2LDK】 ワークスペースやフリースペースで、おうち時間が充実する間取り

対面式キッチンは、ダイニングで宿題をするお子さまとコミュニケーションをとりながら家事ができます。また、上の階にワークスペースがあるため、テレワークをする場合、家族の生活音が気になることが減りそうです。フリースペースは本棚やソファを置いてファミリーライブラリーにするなど、暮らしに合わせて自由に活用できます。ますますおうちで過ごす時間が充実するでしょう。

1.5階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

1.5階建ての注文住宅の間取りの1.5階部分2階(1.5階)
延床面積 112.61 ㎡ (34.06 坪)
1階床面積 72.87 ㎡ (22.04 坪)
2階床面積 39.74 ㎡ (12.02 坪)


6. 【30坪台・2LDK】 2人暮らしも3人暮らしも快適な間取り

ご夫婦とお子さまの3人暮らしの場合、上の階の個室は、お子さまが独立するまでは子ども部屋として、お子さまが独立したら、ゲストルームや書斎、趣味部屋として活用できそうです。1階部分は、水回りやファミリークローゼットが一直線にまとめられており、家事動線がスムーズです。ファミリークローゼットは玄関からすぐにアクセスできるため、帰宅後にコートをかけたりするのもスムーズです。

1.5階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

1.5階建ての注文住宅の間取りの1.5階部分2階(1.5階)
延床面積 114.27 ㎡ (34.56 坪)
1階床面積 77.84 ㎡ (23.54 坪)
2階床面積 36.43 ㎡ (11.02 坪)


7. 【30坪台・3LDK】 プラスの階層によって収納やLDKのゆとりを確保

上の階に2つの洋室を設けることで、1階にゆとりが生まれています。玄関、吹き抜けのあるLDK、主寝室、ウォークスルータイプのファミリークローゼットなど、ファミリー世帯にうれしいスペースや収納が詰まった間取りです。上下階を行き来する際はLDKを通るので、自然と家族のコミュニケーションも生まれます。

1.5階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

1.5階建ての注文住宅の間取りの1.5階部分2階(1.5階)
延床面積 128.76 ㎡(38.94坪)
1階床面積 80.32 ㎡(24.29坪)
2階床面積 48.44 ㎡(14.65坪)

1.5階について詳しくみたい方はこちら


●2階建ての間取り

2階建ての家の外観1階

京都南展示場(京都府京都市伏見区桃山町因幡20 桃山六地蔵住宅博)

一戸建てといえば、一般的には2階建てをイメージする方が多いでしょう。2階建ての場合は、2つのフロアを用途に応じて生活しやすく使い分けることがポイントです。


8. 【30坪台・4LDK】 L字型のLDKでゾーンをゆるやかに分ける

2階に3つの個室と大きな納戸をまとめて配置し、1階のLDKと和室スペースを広く使えるよう工夫しています。ダイニングスペースは南側に部分的に広げることで、リビングスペースとゆるやかにゾーンが分かれ、家族が同じ空間にいても思い思いの時間を過ごせます。

2階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

2階建ての注文住宅の間取りの2階部分2階
延床面積 119.23㎡(36.06坪)
1階床面積 61.27㎡(18.53坪)
2階床面積 57.96㎡(17.53坪)


9. 【30坪台・4LDK】 魅力満載なL字型の間取り

1階のLDKはL字型の形状とすることで、リビングとダイニング・キッチンを緩やかに分けています。また、リビングとダイニングに面した部分にウッドデッキなどを設けると外部との一体感が生まれ、より開放感を増すことができます。

2階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

2階建ての注文住宅の間取りの2階部分2階
延床面積 131.45㎡(39.75坪)
1階床面積 67.9㎡(20.53坪)
2階床面積 63.55㎡(19.22坪)

30坪の間取り8選。2階建てや平屋の間取り、快適にするポイントを解説


10. 【40坪台・4LDK】 エントランスクロークやパントリーなど収納豊富な4LDK

1階には、リビング収納、パントリー、玄関奥のストックルームなど各所に収納が設けられ、すっきりと暮らせます。面積にゆとりがあるので、エントランスクロークや洗面室がウォークスルータイプになっていることも特徴です。2階には、子どもが友だちを招いて過ごせるサブリビングや、テレワークに使えるワークスペースがあり、家族それぞれがテレビを見たり、仕事をしたりすることもできます。

2階建ての注文住宅の間取りの1階部分1階

2階建ての注文住宅の間取りの2階部分2階
延床面積 146.57㎡(44.33坪)
1階床面積 75.77㎡(22.92坪)
2階床面積 70.8㎡(21.41坪)


11. 【70坪台】 独立型(完全分離)の二世帯住宅

1階を親世帯、2階を子世帯のフロアとして空間を分離するプランを採用しつつ、子世帯の玄関から親世帯のリビングへは、室内ドアで直接出入りできるようになっています。二世帯が集まってもいいように1階・2階ともにLDKを広々と設計しているなど、普段の暮らしは別々に過ごしながらも、一緒の時間も楽しめるよう配慮された設計です。

二世帯住宅の間取りの1階部分1階

二世帯住宅の間取りの2階部分2階
延床面積 245.23㎡(74.18坪)
1階床面積 130.83㎡(39.57坪)
2階床面積 114.40㎡(34.61坪)


●3階建ての間取り

3階建ての家の外観

ハウジングステージ新宿第二展示場(東京都新宿区百人町2‐2‐32 ハウジングステージ新宿)

3階建ての家は、都市部の比較的コンパクトな敷地でも縦にスペースを伸ばして立体的に広く暮らすことができ、二世帯住宅にもおすすめです。2階や3階にリビングを設けることで、採光や通風を確保しやすくなるなどのメリットもあります。


12. 【20坪台・2LDK】 LDKや水回りを2階にまとめた都市型住宅

生活の中心となるLDKや浴室などの水回りは2階に、採光の条件が良い3階に個室やファミリースペースを設けながら、それほど明るさを必要としない寝室やクローゼットは1階に置いています。トップライト(天窓)で、空からの光を2階や1階にも届けられるよう考えられています。

都市型住宅の間取りの1階部分1階

都市型住宅の間取りの2階部分2階

都市型住宅の間取りの3階部分3階
延床面積 92.73㎡(28.03坪)
1階床面積 29.81㎡(9.01坪)
2階床面積 31.46㎡(9.51坪)
3階床面積 31.46㎡(9.51坪)


13. 【50坪台】 完全分離型の二世帯住宅

2階建てで、ワンフロアずつ親世帯と子世帯で使用した場合、子世帯の人数が多いと居住スペースが足りないケースもあるかもしれません。一方3階建てなら、階段の上り下りがなく、移動の負担の少ない1階を親世帯、2・3階を子世帯とし、2・3階には庭代わりのバルコニーを設けるなどして、ゆとりある間取りを実現することもできます。

二世帯住宅の間取りの1階部分1階

二世帯住宅の間取りの2階部分2階

二世帯住宅の間取りの3階部分3階
延床面積 181.51㎡(54.89坪)
1階床面積 66.24㎡(20.03坪)
2階床面積 69.23㎡(20.94坪)
3階床面積 46.04㎡(13.92坪) 

注文住宅の間取りで取り入れたいスペース・収納・設備など

リビング

長久手第二展示場(愛知県長久手市岩作長鶴50 CBCハウジング長久手住まいの公園)

せっかくマイホームを建てるなら、家族で楽しく過ごせる空間や、使い勝手の良い収納などを取り入れたいものです。吹き抜けや勾配天井などによる開放的な設計や、愛車用ビルトインガレージなどを実現できるのが注文住宅の醍醐味です。注文住宅の間取りに取り入れたい、スペースや収納、設備をご紹介します。


1. ウッドデッキ

ウッドデッキがあると、屋外ランチやバーベキュー、子どもやペットの遊び場、洗濯物を干すスペースとしても活躍します。窓を開けて室内と空間をつなぐことで、自然の心地よさを感じながら開放的に過ごせるでしょう。

開放的なウッドデッキ

松前展示場(愛媛県伊予郡松前町永田525 RNB住宅展マサキデッキ内)


2. アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、シンクやコンロのあるキッチンカウンターを、壁とくっつけずに"島"のように配置したものです。前後左右どこからでもアクセスでき、回遊性のある動線により、家族みんなでの料理や片付けがしやすいのが魅力です。

アイランドキッチン

大宮第二展示場(埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-264-1 さいたま新都心コクーンシティ住宅展示場)

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漫画でわかる!キッチンレイアウトの考え方②~


3. パントリー

キッチン付近にあって、食品や調理用品などを収納するスペースをパントリーといいます。キッチン周りのものがすっきり片付けられることから人気の収納となっています。週末にまとめ買いした食品や、防災用の備蓄品などもしまえるよう、広めのスペースを確保するのがおすすめです。

パントリー

豊田第一展示場(愛知県豊田市秋葉町4丁目75 とよたハウジングガーデン)

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4. ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットとは、人が入れるタイプのクローゼットです。内部にハンガーパイプや棚を設けて、衣類などを出し入れしやすくできるのがメリットです。寝室内に設置するほか、家族みんながアクセスしやすい場所に設置して"ファミリークローゼット"として活用するのも人気です。

ウォークインクローゼット

鹿児島展示場(鹿児島県鹿児島市与次郎2-4-43 KTS住宅フェア総合展示場)

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5. 和室(タタミスペース)

LDKに隣接して、引き戸で仕切って使える和室があれば、おむつ替えなどをする育児スペースや子どもの遊び場、仕事に集中できるワークスペース、来客時の客間、趣味室など多目的に利用できます。普段は引き戸をオープンにしておくことで、空間をつなげてゆったりと暮らせます。

おしゃれな和室

長久手第二展示場(愛知県長久手市岩作長鶴50 CBCハウジング長久手住まいの公園)

小上がりの和室

神戸東展示場(兵庫県神戸市東灘区本庄町3-2-14 ABCハウジング ハウジングコレクション神戸東)

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6. ランドリールーム

洗濯機、物干しスペース、衣類収納を備えたランドリールームがあれば、「洗う」「干す」「アイロンをかける」「たたむ」を一か所で完結できます。天気や時間帯に関係なく洗濯が可能になり、キッチンの近くに設けることができれば、さらに家事時間を短縮できます。

ランドリールーム


7. 土間

タイルなどを敷いて土足のまま歩くこともできる土間は、屋内と屋外をつなげる魅力的なスペースです。水を撒いて拭くなどの掃除もしやすく、汚れを気にせず使えるので、ペットの居場所にしたり、DIYやガーデニングの趣味を楽しんだり、キャンプ・アウトドア用品を収納したりと、さまざまな使い方ができます。

土間スペース

伊丹・昆陽の里展示場(兵庫県伊丹市奥畑4-33 ABCハウジング伊丹・昆陽の里住宅公園)

土間スペース

平沼橋第三展示場(神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 TVKハウジングプラザ横浜内)


8. ビルトインガレージ

建物内に自動車やバイクを格納できるスペースを設け、出入り口にシャッターなどを付けたガレージのことです。雨風や直射日光、盗難から愛車を安心して守ることができ、自分でメンテナンスを楽しむ趣味空間とすることもできます。

ビルトインガレージ


9. 吹き抜け

上階の床をつくらず複数階をひと続きにした空間のことを吹き抜けといい、スペースが縦に広がることで、開放感を生み出す効果があります。上部に高窓などを設けることで明るい光を効果的に取り込めるのも特徴です。

吹き抜けのある空間

幕張第一展示場(千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-7 幕張ハウジングパーク29画地)


10. 勾配天井

屋根裏のデッドスペースをなくし、天井を屋根の勾配に合わせて斜めにつくることを勾配天井といいます。天井の高さが変化する伸びやかな開放感のある空間をデザインすることも可能です。窓の配置を工夫することで通気性を向上させたり、さらには照明やインテリア素材で、おしゃれな雰囲気を演出したりできます。

勾配天井の家

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11. 趣味部屋

独立した部屋が難しい場合でも、ホールの一角などに趣味スペースがあると、家での時間をより楽しむことができます。視線の先に緑を眺めるような窓を設置すればさらにリラックスできるでしょう。書斎やワークスペースとしても使えるよう設計しておくと汎用性が高まります。

ワークスペース

県庁前第二展示場(岐阜県岐阜市薮田東1丁目3-20 岐阜ハウジングギャラリー県庁前)

注文住宅の間取りを考えるときのポイント

勾配天井の家

RSK第二展示場(岡山県岡山市北区撫川1558 RSKハウジングプラザ)

失敗や後悔をしないように、注文住宅の間取りを考えるときのポイントをご紹介します。


1. 家族の理想と要望をすり合わせる

まずは、家族全員の希望を出し合いましょう。これまでの暮らしで不満だった点、理想の暮らしで叶えたいこと個人的に大切にしたいことなどを話し合うことで間取りの方向性が見えてきます。実現のためどれくらい費用が掛かるか分からないことが多いかもしれませんが、優先順位をつけてリストアップすることで、情報収集がスムーズになります。


2. 情報収集をしてイメージを膨らませる

住宅・建築関係の雑誌、SNS・Webサイトなどに載っている実例を調べて、理想に近い間取りを探しましょう。イメージに近い住まいがあれば、写真のほか、設計・施工会社、建築家などの情報をピックアップしていきます。住宅展示場のモデルハウスを訪ね、実際の間取りを体感するのもおすすめです。


3. ゾーニングで全体像をつかむ

理想の間取りのイメージができてきたら、空間を「ゾーン」に分けて整理しましょう。

・パブリックゾーン(LDK、玄関など)
・プライベートゾーン(寝室、子ども部屋など)
・家事ゾーン(洗面室・脱衣室、浴室、トイレなど)

ゾーニングすることで、それぞれの面積バランス、位置関係、2・3階建ての場合なら、それぞれのフロアの使い分けなど判断しやすくなります。


4. 動線を考える

暮らしやすさを左右するのが「動線設計」です。移動距離が短く、階段での上り下りが少ないほど、"スムーズな生活動線"といえます。ご自身のライフスタイルに合わせて、どの動線を重視したいのか優先順位を決めておくと間取りが決めやすくなります。

例えば、ランドリー、キッチン、屋外物干し場、衣類収納などの行き来がしやすければ「家事動線」は便利になります。対面式キッチンの中でもアイランドキッチンなら、「回遊動線」で家族が一緒に料理や片付けをしやすくなります。新居での暮らしをシミュレーションしてみるとよいでしょう。


5. プロに相談する

理想の間取りを実現するには、敷地の広さ、建ぺい率・容積率などの法的規制、さらには予算などの条件もクリアする必要があります。建築家やハウスメーカーの設計士などに相談して、プロのアドバイスを受けながらプランを仕上げるのがおすすめです。打ち合わせの際は、以前の住まいの問題点など要望の背景を伝え、イメージに近い実例写真などを見せるとスムーズでしょう。

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注文住宅の間取りは、建築実例も見て検討しよう

今回ご紹介してきたように、注文住宅の間取りはさまざまです。自分たちの理想に近い間取りを考えるのは、少し時間がかかるかもしれません。でも、その過程も家づくりにおいて楽しいポイントのひとつではないでしょうか。

住友林業では、多彩な家づくりのヒントが見つかる、「自家自讃」という実例集をご用意しています。小冊子版はWebサイトよりも写真点数も多く、間取りやご家族の生の声もたっぷりご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください。


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