●わたしらしさを楽しむ家づくり
2016/11/11 公開
新築住宅といえば二階建てがポピュラーですが、今、フラットハウス(平屋)を希望する人が増えているそうです。かつては古めかしいイメージのあった平屋ですが、現代ではフラットハウスと呼ばれて注目を集めています。その理由とは?
平屋といえば、田舎のおじいちゃん・おばあちゃんが住んでいるようなのどかな住まいのイメージを持っている人も多いのではないでしょうか? 今、話題になっている平屋はそれとは異なるスタイリッシュな邸宅。「平屋」ならぬ「フラットハウス」と称されることもあります。
平屋ブームが始まったのは2000年代後半、ちょうど団塊世代の定年ラッシュが始まったころと言われています。コンパクトな生活動線やバリアフリーな平屋建てがシニア層の住まいに適していることから、各住宅メーカーが定年後の住まいニーズをにらみ、おしゃれで機能性の高い平屋住宅を充実させました。たとえば窓一面に美しい眺望が広がる旅館風の平屋、イングリッシュガーデンに溶け込むワンフロアの洋館……。これらが広くプロモーションされたことで、シニア層だけでなく若い層にも平屋が選択肢に入るように。近年は、必要以上に持たない暮らし「シンプルライフ」に憧れる人が増える傾向にあります。老後の夫婦2人暮らしを見据え、20~30代の若い夫婦が新築時にあえて平屋を選択するケースも珍しくなくなりました。
そもそも、平屋と二階建ての違いとは何でしょうか? 平屋はリビングを中心にキッチン、バスルーム、寝室などの生活空間をワンフロアで構成します。階段がないため移動が楽、また仕切りや壁が少なく開放的な空間でゆったり過ごせることが魅力にあげられるでしょう。その反面、敷地面積によっては二階建てに比べて部屋数は少なくなります。子どもが小さいうちはいいけれど、大きくなって子どもの個室が欲しいとなったときに家が手狭になる可能性も。平屋に快適に住み続けるためには、ライフステージに合わせた増改築を見据えてプランニングすることが大切だと言えるでしょう。
たとえば、将来的に子ども部屋を増やしたい場合は、天井を高くとって大きな片流れタイプの屋根を設計します。このひと工夫で、積み増し増築や屋根の架け替えをせず、1階と天井の空いたスペースに2階を設けることが可能になります。なお、その場合はデザインだけではなく増築分の耐震性も考慮し、しっかりした柱や壁の設置を考えることが大切です。
シンプルでコンパクトな平屋暮らしと家族構成に合わせた間取りを両立させたい。そんな平屋のジレンマを解消するのが、住友林業が提供する平屋「GRAND LIFE」です。住友林業の家は「木の家(木造住宅)」ですが、木造は鉄鋼造や鉄筋コンクリート造に比べて増改築しやすく、ライフステージに合わせた家づくりに適しています。結婚・出産・子どもの成長・子ども夫婦との同居など、住む方のライフステージに合わせたフレキシブルな間取りの平屋をご提案しています。
庭で遊ぶ子どもたちの声を聴きながらリビングでくつろいだり、夫婦それぞれの趣味を楽しめるスペースを確保し、お互い気兼ねなく過ごしたりなど、人生の節目ごとにちょうどいい家族との距離感を保ちながら最適な暮らしができる、そんな平屋の暮らしに興味のある方は、カタログ「GRAND LIFE」をご覧ください。