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2019/11/08 公開

ネントレ(ねんねトレーニング)とは? 実践の方法やポイントを解説

ネントレ(ねんねトレーニング)とは? 実践の方法やポイントを解説

赤ちゃんが夜なかなか寝ない、すぐに泣いて起きてしまう…。子どもの寝かしつけに悩む方は、「ねんねトレーニング(ネントレ)」を試してみてはいかがでしょうか?欧米では一般的に行われている方法で、効果と安全性は科学的に証明されています。ネントレを始める時期や方法についてご紹介します。

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睡眠リズムが整う生後5~6ヶ月頃からスタート

生後間もない赤ちゃんは、2~3時間ごとの睡眠を繰り返し、1日の平均睡眠時間は15~20時間程度です。この時期は、昼夜の区別はほとんどありません。

やがて成長にともなって起きている時間が長くなり、生後5~6ヶ月ごろになると平均睡眠時間は13~14時間程度で、昼夜の区別がつきはじめます。個人差はありますが、ネントレをスタートするのはこの時期が良いとされています。

ネントレで「一人で眠る力」をつける

ネントレで「一人で眠る力」をつける

寝付くまで抱っこする、おっぱいをくわえさせるなど、「コレをしないと眠れない」という習慣を持っている場合も多くあります。しかしそのようなクセがつくと、赤ちゃんの「一人で眠る力」が付きにくくなると言われています。

抱っこでのコミュニケーションや授乳は眠る前に十分済ませておき、いざ眠る段階では「放っておく」ことで「一人で眠る力をつける」のがネントレのルールです。

ネントレの基本的な方法

ネントレの基本的な方法

では、ネントレの具体的な方法について見ていきましょう。

(1)就寝時間・起床時間を定める

大人の都合で夜遅くまで起きていたり、朝遅くまで寝ていたりすると、生活リズムが整いません。夜は決まった時間に布団に入り、朝は太陽の光を浴びる。そうすることにより体内時計が調整され、十分な睡眠が取れるようになります。

就寝時間と起床時間をしっかりと決めて、規則正しい生活を心がけましょう。

(2)就寝時の「ルーティーン」を決める

就寝の30分前くらいになったら、おっぱいを飲む、絵本を読む、家族やお気に入りのおもちゃに挨拶をする、お気に入りの音楽を1曲聞くなど、就寝時の「ルーティーン」を行います。毎日就寝前に同じ行動を取ることで、子どもは「これから眠るんだ」という意識を持つようになります。

(3)布団に入ったら「抱っこ」「おっぱい」はしない

ルーティーンが終わったら、布団に入ります。一度布団に入ったら、もし泣いたとしても抱っこしたり、おっぱいをあげたりするのは我慢してください。

そして布団に入って10分くらい様子を見た後、もし子どもが寝付いていなくてもママやパパは一度退室します。もちろん泣く子もたくさんいますが、そこはグッとこらえてください。

(4)数分おきに様子を見に行く

最初のうちは1~2分ごとに寝室に行き、様子を見ます。泣いていたら背中をトントンしたり声をかけたりして愛情を伝えてあげましょう。このときも抱っこはしません。そしてすぐに、また退室してください。これを寝付くまで繰り返します。

泣いたらすぐに行くのではなく、一定時間を守ります。そして徐々に、間隔を延ばしていきましょう。

大切な我が子が泣いていると、思わず抱っこしておっぱいをあげたくなると思いますが、その気持を乗り越えて根気よく続けることが大切です。数日~1週間程度で、一人で眠れるようになると言われています。

ママやパパが焦ったり怒ったりすると、その気持が伝わってしまい、逆効果になることもあります。もし1週間過ぎても上手くいかない場合は、一度リセットし、時期を見て再度挑戦してみてもよいでしょう。

安心して眠れる寝室づくりを

ぐっすり眠るためには、寝室の環境を整えることも重要です。音や光で気が散らないように、リビングのテレビの音を消したり、遮音性・遮光性の高いカーテンを使用したりしましょう。周辺の音が気になるのであれば、「ホワイトノイズ」と呼ばれるザーッという砂嵐のような音を流す方法もあります。

ベッドメリーなどのおもちゃが目に入ると気になって眠れなくなってしまうので、外したり布をかけたりしましょう。エアコンや加湿器の電源ランプなどが気になるのであれば、テープを貼ったりカバーをかけたりしてください。

また寝かしつけ時には、スマートフォンなどの使用は控えましょう。画面の明かりが眠りを妨げてしまいます。

安心して過ごせる寝室環境が、ネントレの重要なポイントです。

とはいえ、この時期の育児は本当にハード。赤ちゃんが安心できる寝室環境をつくるのと同じくらい、ママが心と身体を休められるスペースづくりも大切です。ママスペースの作り方については、「居心地の良さで決める!ママスペース」を参考にしてみてください。

乾燥しやすい赤ちゃん肌にお悩みの方へ、肌の潤いをキープするお風呂の入れ方を解説します!

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